経済・政治・国際

2009年12月16日 (水)

■NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』。単純明快に!

■まだ第3話を見てないのだけれども、2話目までの簡単な感想。

話は、伊予松山で生まれ育った秋山好古、真之、正岡子規が東京に出て、それぞれの道を歩み始めるところまで。

■いやー、引き込まれるドラマです。

90分があっという間に過ぎていく。

司馬遼太郎調の語り(渡辺謙)、久石譲の情感豊かな音楽。

また好古を演じる阿部寛、真之を演じる本木雅弘、子規を演じる香川照之がこれ以上ないというくらいハマっていて、脇を固める菅野美穂、伊東四朗も輝いている。

テンポが速くて、それでいて丁寧な演出、脚本ももちろん最高だ。

■2話目までで一番印象に残ったのが好古が真之を指導するときの「単純明快に!」という考え方。

一刀両断、って感じがして小気味いい。

■「単純明快に!」

いいねえ、気に入った!

迷ったときは、「単純明快に!」

とりあえず2010年のテーマとしておくか。

   

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■坂の上の雲(全八巻)司馬遼太郎 著 文春文庫

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■「明治」という国家
司馬遼太郎 著 日本放送出版協会 (1989/09)

  
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■スタッフ■
原作:司馬遼太郎(『坂の上の雲』『明治という国家』)
脚本:野沢尚、柴田岳志、佐藤幹夫
演出:柴田岳志、佐藤幹夫、加藤拓、木村隆文、一色隆司
音楽:久石譲
主題歌:サラ・ブライトマン『Stand Alone』(作詞:小山薫堂 作曲:久石譲)

■キャスト■
秋山真之  : 本木雅弘     海軍軍人。日露戦争時の連合艦隊参謀
秋山好古  : 阿部 寛       陸軍軍人。“日本騎兵の父”とよばれる
正岡子規  : 香川照之      俳人・歌人。俳句や短歌の革新を目指す
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山本権兵衛  : 石坂浩二   日露戦争時の海軍大臣。
                                       後に第16・22代総理大臣
東郷平八郎  : 渡 哲也     海軍軍人・日露戦争時の連合艦隊司令長官
高橋是清    : 西田敏行    神田・共立学校の英語教師。後に大蔵大臣、
                                       第20代総理大臣
伊藤博文    : 加藤 剛      初代内閣総理大臣
児玉源太郎  : 高橋英樹    陸軍軍人。日露戦争時の満州軍総参謀長
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夏目漱石  : 小澤征悦        小説家。子規とは親交が深かった
秋山久敬  : 伊東四朗         秋山兄弟の父
秋山 貞   : 竹下景子         秋山兄弟の母
秋山多美  : 松たか子          好古の妻
秋山季子  : 石原さとみ        真之の妻
広瀬武夫  : 藤本隆宏         海軍軍人。海軍での真之の友人
正岡 律   : 菅野美穂        子規の妹。病床の子規を支え続けた
陸 羯南    : 佐野史郎           新聞「日本」主筆。子規の恩人
正岡八重  : 原田美枝子       子規、律の母
* * * * * * * * *
語り     :  渡辺謙

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2009年12月14日 (月)

■【書評】『ある異常体験者の偏見』、山本七平。周囲の空気に流されない、「自律」ということ。

この論文集が文芸春秋に掲載されたのは1973年から74年であるのだが、今なおその鋭さは鈍ることは無く、そのことは日本人の物の考え方が根本のところではあまり変わっていないということを指し示しているのかもしれない。

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■ある異常体験者の偏見
山本七平 著 文藝春秋 (1988/08)

■ここでいう異常体験とは、山本七平氏の砲兵としての従軍体験及びフィリピンでの俘虜体験のことを指し、異常体験をしたことで初めて分かることを敢えて「偏見」と呼んだ上で、再び日本が戦争、或いはそれ相当の異常事態に巻き込まれない為の警句としてこの本はある。

 「資源の無いこの国が戦争を始めたところで長くは続かないことは分かっていた。」

当時の軍人を含む、多くの人がそういうのだが、

それでは何故「墜落」すると分かっていて「飛んだ」のか!

というワケである。

■結論からいえば、資源とか軍事力といった物理的な要素からなる「確定要素」からすればその不均衡は明白であるのにに対して、「民衆の燃えたぎるエネルギー」といった精神力を主とする「不確定要素」でそれを補うことで戦争に進んでいった、ということだ。

が、こう言うと簡単すぎてこの本の面白みが伝わらない。

■何しろ、「異常体験者」の「偏見」なのである。

そこで体験した苦しみは、直接向かい合うことが出来ず、笑い話にするか、飛びのくか、似たような体験をした他のひとに託して語るほかない、という。

そこまでの凄みを背景とした「論」がそう簡単に理解できてしまえるほど軽かろうはずはない。

それでもその「論」が少しづつでもアタマの中に入ってくるのは、物事を理性的に捉え、論理的に語ることに徹底する、その姿勢にある。

■そこにあるのは「思考停止」に対する徹底的な批判である。

そのキーワードが山本氏が作り出した「軍人的断言法」という概念だ。

一定の判断以外は全部消し去ってしまう、これを徹底的に実施する(日本の旧)軍隊においては、合理的な判断が狂ってしまって、明確な命令が無くとも、ある一定の行動に縛られてしまう。

いや、もちろん軍隊というものは極めて論理的、合理的組織で、それでなければ戦争などは出来ないのではあるが、そこに生まれる一種の「空気」、「ムード」といったものがあって、それが個人の思考をしばり、「王様は裸だ!」と叫ぶことを出来なくさせてしまうのである。

■それは何も旧軍だけの話ではない。

「精神が兵器に打ち勝つ」理論や主張や解説が積み上がり、その表現がエスカレートして、世の常識になっていく。

そう世の中を扇動したのは当時のマスコミであり、そういう論調になびき、好んだ民衆自身もまた、「空気」をつくりだした主体なのである。

■その日本人の思考方法は今に至るも変わっていない。

「編み上げ靴に足を合わせろ」、というのは旧軍の有名な話だが、「経済的目標に人間を合わせろ」と言葉を変え、1973年の当時は公害問題としてその矛盾が現れ、2009年の現代においても利益をひねり出すのに人間を搾るカタチとして生きのびている。

合理的に考えれば到底無理な目標を立てて、精神力或いはモチベーションなどというコトバで煽って補おうとする、それは戦前の日本と何が違うのか、という話だ。

■「日本人の思考は常に「可能か、不可能か」の探求と「是か、非か」という論議が区別できない。

是か非か、の議論の前に可能か、不可能かが現実の問題として検討されねばならず、不可能なことの是非を論じるのは時間の空費である。」

と、山本七平氏はいう。

■かつてNHKで放映されていた「プロジェクトX~挑戦者たち~」の登場人物たちが不可能を可能にしていくその姿にカタルシスを感じていた我々は、まさにその思考に捉われているのである。

それの何が悪い。

出来る出来ないの問題ではない。

ヤルのだ!
 

実に心地イイ考え方である。

■この本を読み終えた今でも、その心地良さを捨てきれない自分がある。確かに、諦めない心が一見不可能と思われていたことを可能にすることもある。

が、それが本当に自分の思考なのか。事実をもとに自分で考え抜いた上での結論なのか。実は周囲の「空気」に流されているだけではないのか。「集団ヒステリー」に巻き込まれているだけではないのか。

それを改めて自分自身に問うてみる。

それが自らを律する、

つまり「自律」というものなのではないだろうか。

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                         <2009.12.14 記>

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■ある異常体験者の偏見
山本七平 著 文藝春秋 (1988/08)

 
■関連記事■
■【書評】『「空気」の研究』、山本七平。決して古びることのない本質的日本人論。

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2009年11月24日 (火)

■【書評】『複雑な世界、単純な法則 ―ネットワーク科学の最前線―』、マーク・ブキャナン著。我々を取り巻く複雑なネットワークが持つ、幾つかの特性。

この世は複雑でまったく予測できないような振る舞いをみせるものである。

が、実はそのなかには単純な仕組みが加速度的に折り重なっていくことで生じるものがあって、それ故に、その複雑な振る舞いの性質を知ったり、予測をすることが可能な場合があるのだ。

それは原子でも細胞でも社会でも、その要素に関わり無くその性質が普遍的であるというのだから面白い。

とても面白い話なので、ここでは、書評、というよりは備忘録として書いてみたい。

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■複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線
マーク・ブキャナン著 草思社 (2005/2/25)

■1960年代、’アイヒマンテスト’で有名な心理学者スタンレー・ミルグラムが面白い実験を行った。

アメリカの片田舎の見知らぬ人からボストンの株仲買人へと知り合い伝いに手紙を送ってもらったところ、何度やっても6人前後で目指す相手に手紙が届いたという。

広大な土地に何億もの人が住むアメリカがこんなにも狭いのか、と世界を驚かせた、世にいう「6次の隔たり」である。

■いやいや、数学的に考えれば、一人に50人の知り合いがいれば、50×50=2500、2500×50=125,000、と繰り返し50を掛けていけば50の6乗は156億2500となって、「6次の隔たり」なんて、当ったり前ジャン、

というのは浅はかな考えで、「知り合い」というものは身近にいるもので、50人の知り合い同士が重複してしまうのが実際の世界なのである。

■身近な知り合い同士がひとつの集団を形作る、それを「クラスター」と呼ぶ。

実は、このクラスターが複雑な系における大事な役割りを担っていて、リンクがひとつふたつ切れたところで近傍でつながっているリンクを伝ってすぐに切れたリンクを補完してしまう性質をもっている。

ちょっとやそっとのことでは崩れない、システムの安定性、強さがそこに生まれるのだ。

■「クラスター」については分かった、じゃあ、何で「6次の隔たり」が起きるのか。

それを幾何学的に解いたのがニューヨーク州コーネル大学の数学者ワッツとストロンガッツ、1998年冬のことである。

円周上に1000の点を打ち、ひとつの点から近傍10個の点をつないでみる(クラスターを作る)。そうして今度は遠く離れたクラスター同士をつなぐ線を何本か追加してみるのだ。

すると、遠距離リンクを追加する前の隔たりが約50であったのが、一気に7までに落ちたのである。

■同じように世界人口60億の点もわずか数本の長距離リンク(ショートカット)を追加することで6次に収まることがシミュレーションによって確かめられている。

キモは近傍同志をつないで生じるクラスターの規則性と長距離リンクのランダムさ。

それが世界の60億人を6回でつないでしまう不思議な世界、「スモールワールド・ネットワーク」を生むのである。

■この仕組みは実際の世界にもあって、ホタルの群れの同時点灯、下等動物の神経ネットワーク、巨大な電力供給ネットワークにも見られる構図なのだ。

ひとつの点からのびるリンクの数がほとんど変わらないことから、このモデルを「平等主義ネットワーク」と呼ぶとすると、実はもうひとつスモールワールド・ネットワークのカタチがある。

今、自分が向かっているパソコン。

そこから拡がっていくインターネットのウェブの世界がそれである。

■その特徴は、近傍同士がつながるクラスターという性質はそのままに、そのうち幾つかの点が他より非常に多くの繋がりをもつ、というものである。

その非常に多くの接続をもつ点をハブと呼ぶ。

アマゾンだとか、ヤフーだとか、皆が集中してリンクを張る人気サイトがそれだ。

そのハブの存在によって、インターネットのサイト同士は非常に短い距離で結ばれているのだ。

■このネットワークの面白いところは、自然発生的に生じるというところである。

人気のあるサイトには皆がリンクを張りたがり、ますますリンクの数が増えていく。そうやって極少数の点に多くのリンクがつながっていく構図がある。

その性質から、先の「平等主義ネットワーク」に対して「貴族的ネットワーク」と本書では呼んでいる。

■それはインターネットのウェブサイトが作る世界だけではない。

雨水が流れれば流れるほど地面が削られ流域を拡げていく河川の面積における本流と支流の格差や、金持ちになればなるほど投資する余剰資金が増えていくことで生じる貧富の格差、長い腕ほど多くの氷の粒をつけて伸びていく雪の結晶など、など。

そこにあるのは、金持ちがますます金持ちになるといった(べき乗数に従う)単純な法則であって、一見複雑に見えるけれども、実は簡単な話でなりたっているのである。

■大切なことは、原子、分子や病原菌、歩行者、株の取引から国家に至るまで、その構成要素に関わらず共通の性質を持つ、ということである。

生態系の健全さにおいて最も重要な種は何か、

感染症と戦うにはどんな戦略が有効か、

ウェブのネットワークを守る最善の方法は何か、

企業における業務のネットワークをどのようにすれば、効率的で安定したアウトプットを生む組織を作り出すことができるのか、

そのヒントが、このスモールワールド・ネットワーク共通の性質を知ることで分かってくるのである。

■強靭なネットワークは近傍の集団が強い繋がりで結びついていることにより(クラスター化)、そして世界の広がりを小さくする、効率化するには極少ない要素が多くの弱いつながりを持つ(ハブを持つ)ことである。

逆に言えば、近傍同士のつながりが弱ければシステムは脆弱になり、ハブとなる要素が取りさらわれれば、ネットワークの効率は致命的に弱くなる。

とするならば、先の疑問の答えはおのずと分かってくるだろう。

■もうひとつのポイントは、ハブには物理的限界があるということだ。

最近、羽田空港のからみでハブ空港が話題になっているが、アメリカでは既にハブ空港は管制の限界に至っていて、周囲の中小の空港への分散化が始まっており、一極集中の構図が崩れていっている。

では、その先に何があるかというと、先に示した「平等主義ネットワーク」である。

生物の神経ネットワークや電力供給ネットワークなど、ハブという意味では物理的限界が低いネットワークが平等主義ネットワークに落ち着いているのもうなづける。

■さて、我々を取り巻く複雑なネットワークシステムがもつ特性を幾つか理解したわけだが、これらの知識は何も科学や社会構造の研究の最先端の世界だけに活かせるだけのものではない。

その特性は我々の社会、組織、仕事のやり方にも影響を及ぼしているのであって、実際にそこからいろいろと重要なヒントが得られるのだと思う。

と同時に、実際の世界の丹念な実態調査とコンピューターによる高度なシミュレーションによって初めて分かる部分があるわけで、一般論以上の部分はなかなか素人には手が出せないのも事実だろう。

このあたり、世間に溢れる’予測’と呼ばれるものに対する「正しい見方」を示唆してくれるものなのかもしれない。
 

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                          <2009.11.24 記>

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■複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線
マーク・ブキャナン著 草思社 (2005/2/25)

  

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2009年11月14日 (土)

■【書評】『「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔』、森達也。たとえ理解不能であったとしても。

久しぶりに森達也を読む。

この人の文章は、するすると心に入ってくる。

何故だろうか。

A
■「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔
森達也 著 2002/01 (角川文庫)

■本書は広報担当、荒木浩を中心に据え、地下鉄サリン事件以降のオウム真理教の内側を描いたドキュメンタリー映画『 A 』の製作記である。

テーマは、オウムの内側から社会を眺めることで日本人のメンタリティを探ること。

結果、そこに立ち上がるのはひとりひとりの人間が組織に組み込まれることで陥ってしまう思考停止。

それは地下鉄サリン事件を引き起こしながらも意識の変化が現れないオウムの信者たちの思考停止と、「社会の敵」と定義されたオウムに対して、相手もまた人間なのだという想像力を失ったマスコミを筆頭にした社会の側の思考停止、その合わせ鏡的な構図である。

■思考方法が根本的に異なる「オウム」と「社会」の狭間に立って、その通訳に当たる広報担当、荒木浩は、「言葉」が通じないその断絶の深さに苦しむ。

そしてオウムの本質を理解しようと、カメラを覗きながら、言葉を投げかけながら理解不能のその断絶の深さに苦悩する森達也。

ここにもまた合わせ鏡が存在し、けれどもその理解不能、通訳不能の苦悩があるからこそ、そこに安易なレッテル張りはなく思考停止から逃れることが出来る。

決して相手を理解できないと分かったとしても、組織を離れたひとりの人間として相手に対面したとき、共に歩いていくことが出来る。

■タイトルの「A」は、『オウム』のA、『麻原』のA、『荒木』のAでもあるのだけれども、それ以上に誰でもない、どこにでもいるA、つまり我々一人ひとりのことだ。

9.11があって、そこでもまた思考停止が蔓延し、未だに戦争状態が続いている。

オウムに限ったことではなく、この世の中、相容れない考え方をする組織同士の争いは止むことはない。

我々一人ひとりが自分のあたまで考えることの重要さに変わりは無く、相互に認め合うことの必要性という意味では、さらに大切な時代を迎えているのだと思う。
  

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                          <2009.11.14 記>

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■「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔
森達也 著 2002/01 (角川文庫)

Dvd_a_
■【DVD】A  監督 森達也 1997年
■この本を読んでいて作品の方が無性に見たくなった。
レンタル屋に置いてるかな・・・。

A2dvd
■【DVD】A2 監督 森達也 2001年

  

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2009年11月12日 (木)

■NHK土曜ドラマ『外事警察』が楽しみなのだ。

『ハゲタカ』のスタッフが今度は諜報の世界に挑戦する。

14(土)から全6回で始まる土曜ドラマ『外事警察』だ。

原作は『宣戦布告』の麻生 幾。

いやー、これは面白そうですな。楽しみ、楽しみ。

                        <2009.11.12 記>

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■外事警察 麻生 幾 著 日本放送出版協会 (2009/09)

■スタッフ■
原案 麻生 幾
脚本 古沢良太
演出 堀切園健太郎 他?
音楽 梅林 茂

■キャスト■
渡部篤郎
石田ゆり子
尾野真千子
片岡礼子
遠藤憲一
余貴美子
石橋凌 他

 
■土曜ドラマ『外事警察』番組HP

     

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2009年11月10日 (火)

■【書評】2日で人生が変わる「箱」の法則。心の戦争、心の平和。

’2日で人生が変わる’っていうのは大袈裟だけれども、確かにものの見方が少し変わったような気がする。

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■2日で人生が変わる「箱」の法則

■本書はベストセラー『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の続編であり、かつエピソードゼロ的本である。

前作で主人公を「箱」の外に導いたルー・ハーバートが今回の主役。

犯罪に手を染めた息子が40日間の矯正キャンプに送り込まれることになるのだが、それを始めるに当たってその親を対象にした2日間のプログラムが実施される。

ルーはそのプログラムで、変わらなければならないのは息子ではなく実は自分自身だったということに、そして自分のこころを閉じ込め苦しめている「箱」の存在について自ら気付いていく、という内容だ。

■前著では、「箱」=自己欺瞞の概念の説明、そこからの脱出方法=相手を人間と見る、というところに重点を置かれていたが、今回はそれをさらに深堀りし、特に、相手を「モノ」ではなく「人間」としてみる、という方を繰り返し繰り返し説いていく。

「優越」、「当然」、「体裁」、「劣等感」。

そういった歪んだものの見方に捉われ、相手に不満をもって接するとき、人間はその相手を「モノ」として見ている。

自分と同じ血の通った人間であると感じることが出来ず、やっかいな「モノ」として扱ってしまう。

■すると相手も同じように自分を「モノ」として扱うようになり、不満が不満を呼ぶ連鎖反応が生じて人間らしい思いやりのある関係が消え去る。

心の戦争状態が生じ、安らかな心の平和が乱されてしまう。

それは家庭や職場で起きることだが、その個々人の心の荒みは民族間の憎しみ、ひいては戦争にまでつながっていく。

それを避けるためには、まず、自分自身、ひとりひとりが「箱」から出る、つまり相手をひとりの人間として捉え、その気持ちに寄り添うこと。そこからすべては始まっていくのだ。

■けれど、それはちょっときれいごと過ぎるのではないか。

そう感じたのは事実である。

世の中には理不尽な、人を人とも思わない嫌なヤツがいて、そんなきれいごとでは済まされないことだってあるだろう。

「箱」から出る=相手を思いやる、いい子ちゃんでいること。

そんなことで問題が解決するなんておとぎ話もいいところだ。

■ところが、読み進めるうちに、そうでもないか、と思えるようになってきた。

こころの中に小さな変化が生まれてきた。

本書の中で主人公のルー・ハーバートを導く役割りを担う二人の講師はユダヤ人とパレスチナ人で、しかも二人ともイスラエルでの民族間の憎悪と戦争の渦のなかで大切な人を失っている。

その二人の体験からは、その根幹に平和への祈りのようなものが流れているように感じとれるのだ。

■世の中にはどうしようもないヤツはいるものである。

こっちが自己欺瞞を乗り越え、冷静に、思いやりをもって対したとしても、そこにつけ込もうとするに違いない、酷いヤツはいる。

けれども、相手が決して変わらないとしても、それでもその相手を人間と見て思いやる。

そこに生まれるのは自分の心の平穏である。

自分の人生に言い訳をしない、真っ直ぐで澄み切った生き方である。

■親鸞がいう悪人正機説「善人なおもて成仏す。いわんや悪人や」というのは、悪人だからこそ罪を背負った苦しみの深さゆえに救われる、というものである。

だが、「救い」というものが自らの心の平穏を意味し、「成仏」とは、祈る者の心の中の悲しみや憎しみが消失することを意味するのであれば、「鬼畜のような相手」と考える自分自身の中にある苦しみ、それこそが救いの対象なのではないか。

「悪人」が救われるのではなく、「悪人」に苦しめられたこちら側の心が救われる、ということではないのか。

そんなことをぼんやりと考えてみるのである。

 

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                          <2009.11.10 記>

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■2日で人生が変わる「箱」の法則
■「自分の小さな「箱」から脱出する方法」の続編ではあるのだが、内容は独立しているのでこの本だけ読むのでもOKだと思います。

   
■関連記事■
■【書評】自分の小さな「箱」から脱出する方法。人間関係がうまくいかない根本原因はどこにあるのか。

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2009年11月 7日 (土)

■【映画評】『沈まぬ太陽』。人間の生き様。ラストシーンの感動が止まらない。

上映時間3時間22分の大作である。

●●● 名画座 『キネマ電気羊』 ●●●
    
No.36  『 沈まぬ太陽
          監督: 若松節朗 公開:2009年10月
       出演: 渡辺謙  三浦友和  他 

          001

■休憩10分をはさんだ3時間半もの長大な映画。集中して見ることができるかどうか、正直あんまり自信が無くて見に行くのをためらっていたのだけれども、そんな心配はまったくの無用。

恩地元というあまりにも真っ直ぐな男の生き様にあっという間に取り込まれてしまったのであった。

  
■ストーリー■

昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命じられた。かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たすも不遇な日々は続くのだった。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こり…。<goo映画より>

 
■この作品は、己の信念を曲げないがために僻地をたらいまわしにされる恩地の話と、日航ジャンボ墜落事故とその遺族の話、そして航空会社の腐敗体質にまつわる話が交差しながら進んでいく。

それぞれの話がそれぞれに深くて物語が発散してしまいそうに思えるのだが、それが逆にうまく共鳴しあい、さらに深みを増している。

■そのなかでもやはり御巣鷹山の墜落事故の遺族たちの話がやるせない。

あれから24年も経つというのにあのときのショックが鮮明に蘇る。

特に墜落中に家族に向けたメモを残した父親と、それを読む息子の話は胸がつぶれる思い。

丹念に遺族に取材したのであろう事実がしっかりと背景にあって、だからこそのリアリティであって、だからこその重みなのである。

■その一方で、この映画は実直な恩地元(渡辺謙)と、出世の鬼と化した行天四郎(三浦友和)の歴史を縦糸として物語を織っていく。

明と暗、陰と陽のそのコントラストが素晴らしく、またそのコントラストの強さに関わらず陳腐に落ちないのがまた素晴らしい。

それはもちろん原作と脚本によるものであるけれども、渡辺謙と三浦友和の魂を揺さぶる好演によるところが大。

また、そのコントラストを際立たせる俳優陣の力にもよるのだろう。

何しろそれぞれが主役を張れるような豪華な顔ぶれで、ため息が出るくらいなのだ。

■ラストシーン。

妻に先立たれ、日航機の事故で息子家族を一度に失い、ただひとり残された老人(宇津井健)が四国のお遍路の旅にいる。

その老人に宛てた恩地の手紙が胸を激しく揺さぶる。

こころの奥の底のところでズンと打ち震えるような感動だ。

救いようの無い絶望。

そこにはどんな慰めの言葉も届かない。

それでも生きていこうと思わせるのは、広大な自然に向かって立ち、ちっぽけな自分をいつまでも照らしている夕陽、その瞬間にあるのだ。

 

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                           <2009.11.07 記>

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■【原作】沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
山崎 豊子 著 新潮文庫 (2001/11)
  

■STAFF■
原作:山崎豊子『沈まぬ太陽』
監督:若松節朗  
製作総指揮:角川歴彦
企画:小林俊一
製作:井上泰一
脚本:西岡琢也
音楽:住友紀人
エンディング・テーマ:福原美穂『Cry No More』
製作:「沈まぬ太陽」製作委員会
製作プロダクション:角川映画
配給:東宝

■航空会社やスポンサーに首根っこを抑えられたテレビ会社の協力を得ずにこれだけの大作を真っ直ぐ作り上げた製作委員会と角川に深い敬意を感じます。
   



■CAST■
恩地元:渡辺謙
行天四郎:三浦友和
三井美樹:松雪泰子
恩地りつ子:鈴木京香
 * * * * * * * *
国見正之:石坂浩二
八馬忠次:西村雅彦
桧山社長:神山繁
小暮社長:横内正
堂本社長:柴俊夫
和光監査役:大杉漣
八木和夫:香川照之
 * * * * * * * *
利根川総理:加藤剛
龍崎一清:品川徹
竹丸副総理:小林稔侍
道塚運輸大臣:小野武彦
 * * * * * * * *
阪口清一郎:宇津井健
鈴木夏子:木村多江
小山田修子:清水美沙
布施晴美:鶴田真由
 * * * * * * * *
恩地純子:戸田恵梨香
恩地克己:柏原崇
恩地将江:草笛光子
 * * * * * * * *
国民航空123便操縦士:小日向文世
航空管制官:長谷川初範

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2009年10月26日 (月)

■Nスペ・自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち。果たして自動車産業は相転移を起こすのか。

中国の小規模電気自動車メーカーってこんなに爆発的に増えてたんだね。知らんかったよ。

Photo
■NHKスペシャル 自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち(2009.10.25放映)

■とはいっても、クリアすべき安全基準もなくて、当然のようにナンバープレートもない。

中身は結構レベルの高いものから、部品を集めてきて適当にでっちあげたようなインチキ臭いものまで有象無象の状況なようだ。

けれども、そうした裾野の広さって大事なようで、航続距離がガソリン自動車と遜色の無い300kmなんてクルマもあって、それも結構走るらしい。(とはいえ、安全基準が・・・ならば大手メーカーの電気自動車と比べるのもナニなのだが。)

■一方、アメリカの状況も面白い。

こちらも電気自動車のベンチャー企業が乱立しはじめているようで、グライダーみたいな3輪自動車をひっさげて、これは古いアタマの自動車メーカーには作れまい、なんていう訳で、かなり威勢がいい。

アタマが固いと言われていちいち反論するもの大人気ないし、確かにそういう側面もあるだろうから、真摯にご意見拝聴なのである。

■それよりも驚くべきは、電気自動車を家庭の電気の蓄電池として、各家庭と電力会社をネットワークでつないで電力供給のマネジメントをするというアイデア。

うーん、確かに画期的。

時代を変える、という言葉がリアリティをもってくる。

■水が沸騰したり、氷になったりするように、一気に構造が変化することを相転移というのだけれども、今回の番組を見ていて、もしかすると、本当に自動車業界にも相転移が起こりかけてるのかもしれない。

電気自動車なんて、第一インフラが整ってないじゃん、なんて思っていたのだけれども、良く考えれば、インターネットなんかも始めは電話回線でピーガガやってて画像一枚引っ張ってくるのにかなり時間がかかってたのに、あっという間に光回線が普及して当然のようにさくさく動くようになったもんな。

電気会社が本腰を上げれば、インフラなんか、あっという間に整備されてしまうのかもしれない。

この10年、面白いことになりそうですな。

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                         <2009.10.26 記>

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2009年10月18日 (日)

■聖地チベット展へ行く。

上野の森美術館で聖地チベット展をみた。

Photo
■歴代ダライ・ラマが本拠としたポタラ宮

■何が印象に残ったかというと、金キンキラキラの仏像群。

本当に千本手があるんじゃないかと思わせる「十一面千手観音菩薩立像」もそれぞれの手に「目」があるという異様さが良かったが、なんといっても圧巻は、男女の菩薩が向き合う「カーラチャクラ父母仏立像」。

Photo_3 Photo_5
■左「十一面千手観音菩薩立像」/右「カーラチャクラ父母仏立像」

■「慈悲」をあらわす24本腕の父と、「智慧」をあらわす6本腕の母が交わっていて、しかも付き合わせた顔はいがみ合う表情。

この生々しさが実にイイ。

まさにインド直輸入って感じ。

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■全体としてはどうかというと、展示が少しあっさり気味で、海抜4000メートルのチベットの雰囲気に没入できるところまではいかず、そのあたりは少し残念。

けど、そうめったに見られないものだし、今までよく分からなかったチベットの歴史に触れられただけでも十分に良かったかな。

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                        <2009.10.18 記>

■聖地チベット展 ―ポタラ宮と天空の秘宝―

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2009年10月 3日 (土)

■祝・MRJ、米社から100機受注。

国産初の小型ジェット旅客機、MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)が アメリカの地域航空会社トランス・ステーツ・ホールディングスから100機の受注を受けた。初号引渡しは2014年で、5~6年かけて納入する予定だそうだ。

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いやあ、この大不況の時代にめでたいニュースである。

競合機種より燃費が3割いい、というのが売りで、その技術力を買われたのだろうから余計にうれしい。

YS-11から40年余り。

日の丸旅客機の幸先のいいスタートに乾杯!

なのである。

                          <2009.10.03 記>

■関連記事■
■MRJ事業化決定。技術屋の夢と、ビジネスと。

 
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