■【社会】加計学園、総理のご意向問題。内閣府=戦前の内務省化の流れを止めよ!文部科学省頑張れ!!
「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」
加計学園の獣医学部認可について内閣府から文部省への相当な圧力があったことは確かなようだ。
■それをしれっと、「怪文書」だの、本件とまったく関係のない前川前次官への人格攻撃だのをやっていた菅官房長官はとんだ恥さらしである。もう国民の信頼なんてものはすっかりなくなった感がある。新元号を発表する役割なんて到底ダメだろうね。残念でした(笑)。
まあ、こんなくだらない人間の話なんてどうでもいい。
問題は、内閣府の各省庁への動きが明確になったことである。
■要するに人事権を盾に内閣府が各省庁をコントロールする体制を整えているということだ。
それがあるからこそ、こういう高圧的な態度で介入することが可能になるという構図だ。
さらに内閣府は警察庁を監督する国家公安委員会を擁しており、その役割は監督、監察だから直接の警察への指示命令系統はもたないけれど、非公式の指示系統は人脈でいくらでも作れるし、実際、「出会いバー」の調査だって実働部隊は公安警察なのだろう?平成の特高警察というわけだ。しかもテロ等準備罪が成立したから、なにをこそこそ話しておるか!と犯罪を犯していなくてもいつでもしょっ引けるという寸法だ。
これが安倍晋三が思い描く「美しい日本」の姿である。
■何度も書くが、安倍首相やその取り巻きの官邸の連中が悪人だとは思わない。
日本の国のことを考えているのは間違いないだろう。
問題なのは、独善的で批判や議論すら許さない、そのやり方なのだ。
国民をバカにするのも休み休みにしろと言いたい。
これではどこかの国と変わらんではないか。
けれど少しほっとしたのは、松野文部科学大臣や義家副大臣が内閣府の調査結果が文科省の調査を否定する内容だったことに猛反発していることだ。(ヤンキー先生汚名挽回!)
■しばらく前に、私はこのブログで官邸のいいなりになって自分で考えることをやめた文科省は解体してしまえ!とわめいたけれども、少なくとも前川前次官は猛烈に反発していたようだ。骨のある人物もいたのである。
それでも、教育基本法改定も、大学を営利機関ししようとする動きも、道徳教科書も止められなかった。人事を掌握するということはそういうことなのだ。(中曽根の娘婿でなければ次官にはなれなかっただろう。)
森友は、相手が変わった人物だから、となんとなくネタ的な流し方をしていたけれども、今回の官邸の敵の前川氏は、マスコミ受けが良くて国民的にかなりポイントを上げてきているとみる。
今回の件の第一報を朝日新聞より先に報道したNHKは、肝心な部分を黒塗りにして何のニュースか分からなくしてしまった。
官邸の手のまわった経営サイドに止められたというもっぱらの評判だ。
■しかし、ここに来て論調は、内閣府の調査結果って。。。。という感じになってきている。
それは読売のネット記事にも言えることで、文科省の良心的叛逆が逆転の一打を放ったといっていいだろう。
今から謝ります。
文部科学省の皆さん、侮辱してごめんなさい。
そして、頑張ってください。
応援しながら見守っています。
<2017.06.17 記>
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