« ■【社会】中国、ステルス戦闘機J-20を実戦配備。果たしてこれは脅威なのか。 | トップページ

2017年3月20日 (月)

■【社会】豊洲問題 百条委員会 石原元都知事証人尋問。都議会も同罪なのだから豊洲の本質はまだまだ見えない。

都議会って、これほどレベルが低かったのかと愕然とした。ちゃんと切り込めたのは共産党だけじゃないか。

20170320

■よぼよぼと登場し、脳梗塞の後遺症で海馬をやられて平仮名も書けないから、記憶にないこともあるかもしれないと、哀れを誘いつつ言い訳の布石を打った石原慎太郎元都知事だったが、その心配も無用であった。

何しろ、自民の質問者は、そうだよね、という共感の論議に終始し、その他の政党は何を言いたいのか、何を引き出したいのかさっぱりわからない質問とも言えない自己主張に終始。

国会のレベルも高いとは言えないけれど、都議会の各党の代表者でしょ?それがこのレベルなんて、都民はほんとうにご愁傷様としか言いようがない。

■唯一、石原元都知事が眼光鋭く、何を言いたいんだ!と権力者のまなざしで質問者を脅したのが、共産党の質問者に対してだ。

豊洲を決めたのは私だし、都の頂点にいたものとして責任はある。けれど、中身は任せていたので一切わからん。

という石原に対し、

800億円の都の支出に対し、都知事が決済しないわけがないだろう?

というのが共産党の一つ目の質問なのだけれど、石原の眼光に委縮してか、その先に進むことが出来なかった。

たぶん、この800億円というのが、豊洲の一つの焦点なのだと思う。

東京ガスから都に対策費が移った段階で経営的観点よりも利権が幅を利かせるのが目に見えていて、税金を使われる都民の観点からすると、土壌汚染対策費というエサを食い散らかし、必要以上に対策費を膨らませて私腹を肥やした連中がいるはずで、ここが許せないポイントとなるはずだし、小池都知事が対決すべき伏魔殿の本陣に違いない。

石原都知事がそこに与していたとも思えないが、少なくとも、伏魔殿に切り込むことはできなかったし、今でもそれは出来ない事情があるということだろう。

■何よりも不思議なのは800億円の対策費を都が負担するならば、それは都議会の予算委員会なりを通っているのではないかということだ。

石原がサインしたのは事実だろう。けれど、それを承認したのは都議会だろう。

800億円の利権には都の自民党はもちろん賛成のはずで、その他の政党にしても責任はある。そういう連中が質問しているんだから、百条委員会でこの問題の本質に切り込むのはどだい無理な話なのかもしれない。

■もう一つのポイントは安心と安全の問題。

豊洲の地下水はポンプアウトしてしまえば問題ないだろう。豊洲への移転を急げ、というのが石原の主張だが、実際に豊洲への移転を決めるときに関係者へ石原が約束したのは法令だけでなく、環境基準を満たすこと。であった。

だからこそ、その環境基準で地下水をチェックしてきたのだ。それがうまくいかなかったから、実際の問題はないだろう、というのは関係者に対する約束違反だ。

ある意味、移転の前提条件なのであって、その約束違反というポイントではなく、安全か安心か、なんて雲をつかむような議論に持ち込もうとする質問者もバカ丸出しである。

だから、

安全は大事だし、安心も必要だ。

けれど科学は絶対ではない。安心は豊洲や都政に限らない文明論だ。

なんて演説をさせてしまうことになる。

これって、証人喚問だろ?なんで演説してるの??

もう都議会の連中とは役者が違い過ぎるのは明白である。

■問題はまさに、石原がいう「科学は絶対ではない」というところにある。

豊洲の安心の問題は、何が起きているかよくわからない状況のなかで安全と言われても信用できない。ということだ。

実際、コンクリで埋めていても亀裂は入るし、ガスでも出れば市場に流れ込む可能性だってある。

それを今わかっている範囲で「科学的に」判断しても意味がない。そのことは福島の原発事故で日本人はいやというほど味わっているはずだ。

それに対し、石原元都知事はバランス感覚を持ち出すのだが、そこが豊洲関係者、或いは福島以降の日本人のメンタリティとの絶望的なかい離なのである。

いずれにしても、今回は豊洲問題の本質に全く切り込むことはできなかった。

「安心」の観点から、もう豊洲移転の目はないだろう。

本丸は、800億円の予算とその実態、および背後にある利権関係だ。

オリンピック関係も含めて、この闇に切り込んでいくのか、うまくなだめながら闇と付き合っていくのか、都議選に向けた小池都知事の動きに注目である。

                       <2017.03.20 記>

ブログランキング・にほんブログ村へ

|

« ■【社会】中国、ステルス戦闘機J-20を実戦配備。果たしてこれは脅威なのか。 | トップページ

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/65042966

この記事へのトラックバック一覧です: ■【社会】豊洲問題 百条委員会 石原元都知事証人尋問。都議会も同罪なのだから豊洲の本質はまだまだ見えない。:

« ■【社会】中国、ステルス戦闘機J-20を実戦配備。果たしてこれは脅威なのか。 | トップページ