■【アニメ評】『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章「嚆矢篇」』、怒涛の幕開け、エンドロールに男泣き。
おじさんばかりの映画館に行ってきた。なんだろう、この一体感!
●●● 名画座 『キネマ電気羊』 ●●●
番外編 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章「嚆矢篇」』
監督: 羽原信義 公開:2017年2月
■あらすじ■
2199年12月。イスカンダルへの一年間の航海を終え、ヤマトはコスモリバースシステムを持ち帰り、地球は救われた。2022年、地球は急速に復興し、ガミラスとの連合のもと、急速にその版図を拡大しつつあるガミラス帝国の前衛部隊との戦闘を開始しようとしていた。
■ 最高のクオリティと熱烈なヤマト愛で「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした『宇宙戦艦ヤマト2199』。その続編が全7作24話で公開される。本作はその第一章(1話、2話)である。
まさに怒涛の展開。
事前に冒頭12分が公開されていて、そのスピード感に愕然としたのだけれども、そのあとの展開がまさに暴走機関車のごとき迫力。今回も安心して良さそうだ。
■絵もいい、音楽もいい、謎もいろいろ提示されて、これからの展開が楽しみだ、
あっというまの50分、そしてエンドロールであの歌が。
あの人のやさしさが、星に勝るなら♪
沢田研二のあまい歌声が響く。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』のさまざまなシーンがよみがえり、映像は1話、2話の回想シーンなのだけれども、こころは小学生のころにのあの気持ちに戻っている。
感極まったその瞬間、今までの回想シーンの終盤に古代と雪のひとときのシーンが挟み込まれる。
これはたまらん。
『さらば』のラストの感動が一気に盛り上がり、涙腺崩壊である。
もう、まわりのおじさんもぐずぐずやり始めている。
ずる過ぎる演出だけれど、この50分で『さらば』のすべてを取り戻したようだ。
さあ、これから始まるヤマトの新たな航海。
長旅になりそうだが、楽しみだ。
彗星帝国、すばらしい美しさ。パイプオルガンの重低音も。
ミサイル艦、迫力です。
ズォーダー、今回は人物を深く掘りそうな感じです。
宇宙には愛が必要だ。そう思わないか?テレサ。
ガミラスのグルゼード級装甲突入型戦艦。物理的盾ってのも、奇抜で面白い。
ナスカ級空母。なつかしい。プラモ作ったな。。。。
古代の操る戦艦ゆうなぎ。戦闘機のような動きで戦線をかく乱。
ガトランティス巨大戦艦。一隻でガミラス部隊を一掃!無敵の強さ!
アンドロメダ登場。
これがヤマトが持ち帰ったものの結果だ。
ヤマトは昔から一貫して反戦映画だ。その象徴がアンドロメダであって、今回もそこが強化されている。
巨大戦艦はちゃっかり直撃をのがれて生き残っています。
ここからの展開がまた素晴らしいのだが、それは劇場で!
■■■ 以下、ネタバレ注意 ■■■
生き残った巨大戦艦は、後退する地球の船のワープをたどって地球へ特攻をかけてくる。
これがガトランティスのやり方か!!
このドキドキ感がたまらない!!
ヤマトの主砲が火を噴き、波動カートリッジが巨大戦艦を蒸発させる。
この一連の動作がヤマトなんだよねえ。
■英雄の丘も健在。トランペットがいいよね。
戦闘シーンも素晴らしいんだけど、やはりヤマトは宮川音楽にのせた登場人物の心の動きなんだよね。
これからヤマトは地球連邦に反抗して単独でテレザート星をめざすことになるのだけれど、次の盛り上がりはそこだね。
第二章は6月24日公開。
待ち遠しいなあ。
<2017.03.05 記>
■STAFF■
監督 羽原信義
脚本 福井晴敏
原作 西崎義展
音楽 宮川彬良
■CAST■
古代進- 小野大輔
森雪 - 桑島法子
島大介 - 鈴村健一
真田志郎 - 大塚芳忠
ズォーダー - 手塚秀彰
テレサ- 神田沙也加(←あ、そうだったの!)
古代、ヤマトに乗れ!
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