« ■【映画評】『SPEC(スペック) 結 漸ノ篇・爻ノ篇』。高まる非現実ゆえに沁みる現実の残酷、そして救い。 | トップページ | 【書評】『ジェノサイド』 高野 和明。人間という種の本質とは。自らを平和主義者であると思い込んでいる我々日本人に対する警告。 »

2014年1月14日 (火)

■【映画評】『永遠の0』。平和を謳歌する現代の日本において、いつまでも語り続けられるべきメッセージ。

久しぶりにさめざめと泣いた。

そして、長い長い余韻が残った。

こんな映画は久しぶりである。

●●● 名画座 『キネマ電気羊』 ●●●
    
No.72  『永遠の0』
          監督: 山崎貴 公開:2013年12月
       出演: 岡田准一 三浦春馬 井上真央  他

6951_l

■ストーリー■
司法試験浪人の青年が祖母の死をきっかけに、今は亡き祖父がどういう人物であったかを調べ始める。

祖父・宮部久蔵を知るものを訪ねてまわるが、その答えは海軍一の臆病者だという答えばかり。だが調査を続けるうちに、宮部久蔵のもと部下と巡り合う。そこで伝えられる真実とは。。。

■ストーリーがいい。役者がいい。映像がいい。

ここまで質の高い邦画は近年まれにみるものである。

特に、岡田准一の演技に脱帽。彼はこんなに演技が上手だったっけ。前半の抑えた演技、後半、憔悴しきった変貌ぶり、そしてラストシーンの表情。

観客を感動の渦へと引き込んでいく魔術が彼の演技にはある。

もちろん他の役者も粒ぞろい。やくざの親分を演じた田中泯もいい。この人の醸し出す雰囲気、その迫力はずば抜けている。

■また、映像美も素晴らしい。

大空を舞うゼロ戦。悠々と海原を進む空母赤城。

白組のVFXはCGの域を超えている。

■そして、メッセージ性。

太平洋戦争から70年。

それを語ることができる人たちは、年々減ってきている。早晩、誰もいなくなってしまうだろう。

体験した人間にしか分からないこと。

それがこの映画には脈々と生きている。

日本人が決して忘れてはならないものが、ここにある。

375388783_0

   
■■■ 以下、ネタバレ注意 ■■■

■とりあえず、今日はここまで。

ゆっくり咀嚼して、続きは週末にでも書き込みます。

25371611

                      <2014.01.14 記>

原作、読んでみようかな。また泣いてしまいそう。

永遠の0 (講談社文庫)

■STAFF■
原作:百田尚樹『永遠の0』(太田出版)
監督・VFX:山崎貴
脚本:山崎貴、林民夫
音楽:佐藤直紀
VFXディレクター:渋谷紀世子
撮影:柴崎幸三
美術:上條安里
照明:上田なりゆき
録音:藤本賢一
編集:宮島竜治
音響効果:岡瀬晶彦
装飾:龍田哲児
スクリプター:甲斐哲子
助監督:山本透
企画:アミューズ
制作プロダクション:ROBOT
VFXプロダクション:白組

■CAST■
宮部久蔵 - 岡田准一(V6)
佐伯健太郎 - 三浦春馬
松乃 - 井上真央
佐伯慶子 - 吹石一恵
清子 - 風吹ジュン(幼少期:栗本有規)
賢一郎 - 夏八木勲
井崎 - 橋爪功(青年期:濱田岳)
武田 - 山本學(青年期:三浦貴大)
景浦 - 田中泯(青年期:新井浩文)
大石 - 染谷将太
長谷川 - 平幹二朗
小山 - 上田竜也(KAT-TUN)
山田 - 佐々木一平
伊藤 - 青木健
香川 - 遠藤雄弥
寺西 - 栩原楽

 

 

●●● もくじ 名画座 『キネマ電気羊』 ●●●

*********************************************

■ Amazon.co.jp ■
■【書籍】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【書籍】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

■【DVD】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【DVD】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

|

« ■【映画評】『SPEC(スペック) 結 漸ノ篇・爻ノ篇』。高まる非現実ゆえに沁みる現実の残酷、そして救い。 | トップページ | 【書評】『ジェノサイド』 高野 和明。人間という種の本質とは。自らを平和主義者であると思い込んでいる我々日本人に対する警告。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/58942637

この記事へのトラックバック一覧です: ■【映画評】『永遠の0』。平和を謳歌する現代の日本において、いつまでも語り続けられるべきメッセージ。:

« ■【映画評】『SPEC(スペック) 結 漸ノ篇・爻ノ篇』。高まる非現実ゆえに沁みる現実の残酷、そして救い。 | トップページ | 【書評】『ジェノサイド』 高野 和明。人間という種の本質とは。自らを平和主義者であると思い込んでいる我々日本人に対する警告。 »