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2009年9月19日 (土)

■【書評】『アサーション・トレーニング』、平木典子。主体的に生きるということ。

アサーションの本は数あれど、著者の平木典子さんは初めて日本にアサーションを紹介した人なのだそうで、日本における原典・オリジナルはこの本だということだ。

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■改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために
平木 典子 著 日本・精神技術研究所 (2009/9/16)

■アサーション/アサーティブといえば、対人コミュニケーションで自分の主張をいかにうまく表現するか、と捉えがちなのだけれど、それを形容する『さわやかな』、というのがポイントなのだとおもう。

それは自分の気持ちを大切にすると同様に相手を尊重することであり、同時に自分の言動にちゃんと責任をとることができる、ということである。

■自分の気持ちを押さえ込めば欲求不満がぐつぐつとたまり、相手の気持ちを気にせずに自分の意見を押し通せばどこか心にしこりが残ってしまう。

このとき気持ちを押さえ込んだのも、自分の意見を押し通したのも自分自身であって決して相手の問題ではない。

『さわやか』な気持ちになるのもならないのも自分次第であって、その行動を自分で選択している限り、責任は自分にあるのだ。

自分の言動を自分で選択し、自分で受け入れたのだと認め、それに対して自分に出来ることをやる。

それが主体的に生きる、ということなのだ。

■けれども、そんなことを言ったって、世の中、相手次第のことだらけ。

自分の主張と相手の主張がうまくかみ合うとは限らない。

むしろ摩擦が発生するほうが普通のことである。

だから、それを当たり前のこととして受け止める、そしてお互いに素直な気持ちを見せ合うことが大切なのだ。

相手の気持ちを尊重し、一致しない’課題’を相手の人格から切り離してニュートラルに対峙する。

そうすれば、必ずとはいえないだろうけれども、勝ち負けに捉われるような交渉のやり方よりは話が前進する可能性は高まるだろう。

■その他、非合理的思い込みの話だとか、会話のうまい切り込み方だとか、’怒り’というやっかいな感情との付き合い方だとか、面白く、タメになる話が満載だ。

けれども、と平木さんはクギを刺す。

アサーションは自然と出来るようになることではなく、訓練が必要だ、ということだ。

だからあまり欲張らず、気になることをひとつひとつ、意識して繰り返し実践していきたいと思う。

と、いって上手くいくほど簡単ではないのだけれども。

   

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                        <2008.09.19 記>

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平木 典子 著 日本・精神技術研究所 (2009/9/16)
    

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