■大恐竜展 ―知られざる南半球の支配者―、上野 国立科学博物館。
会期ギリギリの大恐竜展に行ってきた。
ティラノサウルスとかトリケラトプスなどは北半球に生息した恐竜なのに対し、今回の展示は南半球で発見された恐竜をあつかっている。
聞いたことのある名前は皆無なんだけど、想像以上の迫力におお、と唸るばかりなのであった。
少し長くなるけれども、記録として、撮った写真を並べておこうとおもう。
(※本文中の<解説>は展示およびホームページの解説を引用、編集したものです。)
■■■超大陸パンゲアの時代■■■
<三畳紀、ジュラ紀 2億5000万年~1億5000万年前>
■クリオロフォサウルス
分類:獣脚亜目 産地:南極大陸 カークパトリック山
時代:ジュラ紀前期(1億9000万~2億年前)
<解説>
南極大陸の恐竜として最初に命名された種。なんと、南極標高4000mで発見された恐竜です!全長6・5メートルはジュラ紀前期の肉食恐竜としては最大。
■スタウリコサウルス
分類:獣脚亜目 産地:ブラジル 時代:三畳紀後期
<解説>
ブラジルの最古の肉食恐竜。
■■■ゴンドアナ大陸の時代■■■
<大陸が南北に分かれた白亜紀前期(1億4000万年前~)>
■ニジェールサウルス
分類:竜脚形亜目 産地:ニジェール、テレネ砂漠
時代:白亜紀前期(1億1000万年前)
<解説>
体長13メートル以上の巨体を持つ。特徴はなんと言ってもそのハーモニカのような口。生え変わる予備の歯を含め500本以上の歯を持っている。その平たい口を掃除機のように使い、植物をむさぼり食べていたと考えられている。
■アンガトラマ
分類:獣脚亜目 産地:ブラジル 時代:白亜紀前期
<解説>
ブラジル初の大型肉食恐竜。魚食性。
■ノアサウルス科の一種
分類:獣脚亜目 産地:ニジェール 時代:白亜紀前期
<解説>
アフリカの小型肉食恐竜
■サンタナラプトル
分類:獣脚亜目 産地:ブラジル 時代:白亜紀前期
<解説>
ティラノサウルスを含むティラノラプトラ類の小型肉食恐竜。
■■■ゴンドアナ大陸分裂の時代■■■
<南の大陸が分裂し始めた白亜紀後期>
■マプサウルス
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
あのティラノサウルスに勝るとも劣らない、全長約13メートルの世界最大級の肉食恐竜。
自分よりはるかに大きな40メートル級の巨大竜脚類、アルゼンチノサウルスを果敢に襲ったと言われている。
故郷アルゼンチンでは、同じ場所から7頭分以上もの骨が発掘されたことで、「巨大な肉食恐竜は単体で行動する」という定説を覆す有力な物証になっている。今回は“親子”の全身骨格が東京にて世界初公開。獰猛な肉食恐竜の仲むつまじい姿は、恐竜ファンのみならず話題になることは必至。
<参考>
■ティラノサウルス・レックス(地球館常設展示)
分類:獣脚亜目 産地:北アメリカ
時代:白亜紀末期(約6500万年前) 全長:約12m
■メガラプトル
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
鎌のような鋭い爪と独特の長い手が特徴の狩りの名手。
■マシャカリサウルス
分類:竜脚形亜目 産地:ブラジル
時代:白亜紀後期(9000万年前) 全長:約13m
<解説>
マシャカリサウルスは植物食性で、白亜紀には裸子植物を食べていたと考えられている。骨のいくつかに、何かに突き刺されたような穴があることから、マシャカリサウルスの死体はおそらく肉食恐竜か当時同じ地域に生息したワニに食べられていたと言われている。
■アウカサウルス
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
獲物を捕まえるほどの丈夫な前肢がなく、卵や羽化前の赤ちゃんをエサにすることに特化していたと考えられている。
■パタゴニクス
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
親指が大きくなってほとんど一本指になった前肢が特徴。地面に穴を掘ってアリなどを主なエサにしていたものと思われる。
■アナビセティア
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
最近ゴンドワナ地域で見つかってきた原始的な鳥脚類の仲間。
その祖先が既にジュラ紀にいて、白亜紀の南アメリカの中で進化したと考えられている。
■ウネンラギア
分類:獣脚亜目 産地:アルゼンチン 時代:白亜紀後期
<解説>
鳥類と共通の骨学的特長を示す。
■マジュンガサウルス
分類:獣脚亜目 産地:マダガスカル 時代:白亜紀後期
<解説>
マダガスカルを代表する肉食恐竜。
■ラジャサウルス
分類:獣脚亜目 産地:インド 時代:白亜紀後期
<解説>
恐竜の頭骨としてはインドで初めて復元された肉食恐竜。速く走るのは苦手であったと考えられている。
■■■翼竜の世界、空の支配者■■■
■タラソドロメロス
分類:翼竜目 産地:ブラジル 時代:白亜紀前期
<解説>
巨大な骨質のトサカが特徴。
その表面には溝が複雑に走っており、そこを通る血管によって体温調節したと考えられている。
翼竜が温血動物であることの証拠の一つ。
(このバランスの悪さで本当に飛べたのだろうか?)
■アンハングエラの新種
分類:翼竜目 産地:ブラジル 時代:白亜紀前期
<解説>
ゴンドアナ大陸の翼竜としては最大で、翼開長約7mと推定される。
大きさの他、吻部にある頑丈で巨大なトサカと、相対的に小さい歯によって他の種類と区別される。
<2009.06.20 記>
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