■ドラマ 黒部の太陽、前編。いやー、迫力ですねー。
ドラマでここまでやるか、ってくらい本格的。
■特にトンネルの掘削現場のリアルさ。
もちろんセットなんだろうけれど、馬鹿でかい掘削機械に男たちが取り付いて岩盤に穴を開けていく迫力がもの凄い。
さらには前編ラストで大規模な破砕帯にぶつかって土砂崩れに襲われるシーンは圧巻。特撮は最小限に抑えられている感じで、いや、撮影で怪我人が出てもおかしくない、それくらいの迫力であった。
■俳優陣も超・豪華キャスト。
しかもそのなかで慎吾ちゃんが負けていない。
現場で命を張ってトンネルと格闘する男どもをまとめる若き親方の役なのだけれど、精一杯気を張っているその姿が、この大作の主役を任された香取慎吾自身と重なって、いい男振りを見せている。
■尊い犠牲が無駄にならないためにも、日本の復興、発展の為に歯を食いしばって先に進もう。と、黒四建設現場のリーダーを演ずる小林薫が周りを鼓舞するシーン。
そこで、
お国のため・・・、じょうだんじゃねぇ!!
俺たちが求めてるのはトンネルを貫通させることだけだ!
岩盤に喰らいついて、そいつらをすべてぶち抜く。
その自分の意地と誇りのためだけに働いてるんですよ!
でなきゃトンネルに命張れねえでしょうが!
尊い犠牲の精神だとか、この国の礎だとかの理屈は、
あんたらが勝手に考えてくれりゃいい。
ただし!
そんなもんで俺たちを煽ることだけはやめてくれ!!
俺たちはトンネルを抜くためにここに来てるんだ。
これは俺たちの仕事なんだ!
国家だろうが、未来だろうが、
なんの犠牲にもなるつもりはねぇ。
俺と一緒に働く者に、
犠牲なんて言葉は使わねえでもらいてえ。
この慎吾ちゃんの啖呵、カッコよかったなあ。
このあたりからラストまで完全にドラマに入り込んでしまってた。
■さて、あと1時間で後半が始まります。
なんか、ドキドキしますな。
<2009.03.22 記>
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■【原作】 ■黒部の太陽
木本正次 著 新潮社新装版(2009/02)
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■STAFF■
原作 : 木本正次 「黒部の太陽」
演出 : 河毛俊作
脚本 : 大森寿美男
■CAST■
香取慎吾
小林 薫
中村敦夫
田中邦衛
伊武雅刀
ユースケ・サンタマリア 他
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■後編の記事■
■ドラマ 黒部の太陽 後編。絶対にやり遂げる人間の強い意志と生きる力、勇気。
■過去記事■
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