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2008年12月11日 (木)

■ダイオウイカと果て無き空想。 『爆笑問題のニッポンの教養』 海洋生物学、窪寺恒己。

今回のテーマは、海洋生物学。

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■ 爆問学問 『爆笑問題のニッポンの教養』(番組HPより)
FILE057:「謎の巨大イカを追え!」 2008.12.09放送
国立科学博物館動物研究部海生無脊椎動物研究グループ長
海洋生物学、窪寺恒己(くぼでらつねみ)。

■船乗りになりたくて、でも目を悪くしてなれなくて、それでも七つの海を渡り歩く人生にあこがれて海洋生物学者になった窪寺先生は、イカ一筋30年の一途な海の男なのである。

そんな華麗なるイカ野郎である窪寺恒己の心を捉えて放さないのが謎の巨大生物ダイオウイカなのだ。

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■鳥取県立博物館のダイオウイカ 全長7.3m、胴長1.3m。

■大きいもので胴長が1.8メートル、腕まで含めた全長は6.5メートルにもなるという。

頭巾の大きさが自分の身長くらいで、今いる部屋いっぱいに足を拡げて呼吸をしている、そんなイカと想像すると、ちと怖い。

眼球の真ん中がタテに割れたその頭足類特有の瞳孔で、じっと凝視されようものなら金縛りになって動けなくなるに違いない。

■これまでマッコウクジラの胃袋の中や浜に打ち上げられた死骸でしか人間の目に触れることの無かった深海生物ゆえに、ダイオウイカは我々の好奇心と想像力をかきたてる。

さらにはヨーロッパで全長20メートルにも及ぶダイオウイカが発見されたことがある、なんていうのだから、この海原の底には一体どれだけデカイやつが潜んでいるのかと窪寺先生がハマるのも無理はない。

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■海の怪物 『クラーケン』。
 船の全長を50メートルとすると、胴長20メートル、全長80メートルくらいはありそうだ。 

■で、窪寺先生は、ついに生きたダイオウイカを撮影、捕獲することに成功したのである。

   
■【動画】小笠原沖、水深650mから釣り上げられたダイオウイカ

   
確かにデカイ。しかも生きてる!!

なんだけど、

釣り上げられてしまうってのはバケモノとして、どうだろうか。

ということである。

■先生には悪いけれども、

あ、ダイオウイカだ!!スゴイ、スゴイ!!

とその瞬間、別の方向から、ドン!と突然何か大きな力で船が揺さぶられ、デッキに叩きつけられ横倒しになったカメラの前を巨大な触腕がぬるーっ、と横切る。ミシ、ミシ、バキッと船体が砕かれるいやな音、ウアア!!という絶叫とともに被さる波飛沫があって、映像はそこで途切れる。

   
奇跡的に全員無事でしたが・・・

と、ノイズだけになった画面からゆっくりとこちらに顔を向ける窪寺先生の握りこぶしは震えていて、エイハブ船長とダブって見えた。

くらいであって欲しいのである。

■要するに、知りたい、というその一方で、想像力の余地を残して欲しいという矛盾した気持ちを抑えることが出来ないのだ。

知れば知るほど分からないことが増えていって、その正体がつかめなくなっていく。

それが知的好奇心の駆動力であって、今回の映像はその駆動力を断ち切ってしまう、そういうあっけなさを含んでいたと思うのだ。

■北欧の伝承に残る海の怪物クラーケン、19世紀にアフリカ南部のアンゴラ沖に出没し、船乗りたちに恐れられた謎の巨大生物。

それは種としてダイオウイカに近いものではあっても、圧倒的にスケールの違うものであって欲しい。

北極海には体長3メートルにもなるオヒョウというカレイの一種がいるくらいだから、もしかすると極地の深海にはそれこそ体長50メートル級のダイオウイカが潜んでいる、

なんていう空想を無理やり引きずり出しては、何とか好奇心の灯りが途絶えないようにと試みるのである。

                             <2008.12.11 記>

      

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■『 フューチャー・イズ・ワイルド 』
ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス 著 ダイヤモンド社 (2004/1/8) 
■2億年後の地上を支配するのは進化したイカなのであった。

  
   
   
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