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2008年10月 8日 (水)

■えーっ、うつ病ってウイルスが関係してたの!?『爆笑問題のニッポンの教養』 ウイルス学、近藤一博。

今回のテーマは、ウイルス学。

Photo
■『爆笑問題のニッポンの教養』(番組HPより)
FILE050:「”あ~疲れた”の正体」 2008.10.06放送
慈恵医科大学ウイルス学講座教授 近藤一博。

■と、いつもの調子で始めたかったのだけれども、実は録画に失敗して見逃してしまったのだ(涙)。

で、どんな話だったのかと番組HP経由で近藤先生のホームページを覗いてみたら、

    
HHV-6 は、脳のグリア細胞と血中マクロファージに潜伏感染し、ストレスや疲労によって再活性化を生じます。 また、HHV-6 の脳内での異常な再活性化は、中枢神経機能に影響を与え、慢性疲労症候群患者における鬱症状をもたらします。
   

なんて書いてあるじゃないですか!

こりゃ、えらいことです。

■うつ病の治療は、

①ストレスを遠ざける。

②抗ウツ剤を服用する。

この2つを根気よく続けることだと認識している。

ちなみに②の抗ウツ剤というのは一般的に、神経と神経がつながる部分(シナプス)において、セロトニンなど’神経を和らげる’脳内伝達物質の濃度を増やしてあげるお薬のことである。

■ところが上の話からすると「うつ」の発生メカニズムは、

A) 疲労、ストレス

  ↓

B) ウイルス・HHV-6の脳内での異常な活性化

  ↓

C) 中枢神経の情報伝達システムに異常が起きる

というふうに解釈できる。

■と、するとウツ病の基本的な治療である

①ストレスの排除(原因の除去)

②神経伝達システムの修復(結果への対策)

という2本柱の間にもう1本太い柱があるかもしれない、

つまり、少なくとも一部の患者群では、HHV-6の活性化を抑えることが出来れば、抗ウツ剤のつらい副作用から解放され、「ストレスに強い体」を獲得することも夢ではない、ということになる。

■それは知的好奇心をくすぐるというだけでなく、

自分のまわりにもウツ病に苦しむ人が身近にちらほらいたりするわけで、まったくもって他人事とはいえないのである。

■で、再放送は?

と思ったら国会中継の影響で中止でやんの(悲)。

BSでの再放送はあるんだけど、

そんな高級なものはウチのテレビにゃ映らないし・・・。

■「こりゃ、運がいい!」(by ガネーシャ)

と、取り合えず言ってみて気がついた。

お、そうだ。

そういや、この番組の話をそれぞれ一冊にまとめた新書本があるじゃないか!

Photo_2
■新書版 『爆笑問題のニッポンの教養』の既刊一覧へ■
     

■・・・白状しよう。

ずーっと、爆問の記事にこのリンクを貼り付けてきたのだけれど、実は、自分自身一回も読んでなかったのだ。

だって、番組見ちゃったら買わないよね~、ふつう(苦笑)。

■ということで、新書版 「爆笑問題のニッポンの教養」の記念すべき50巻目の発売を首を長くして待つことにしよう。

あー、楽しみ~。

                         <2008.10.08 記>

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■『爆笑問題のニッポンの教養』番組HP

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