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2008年10月24日 (金)

■人の話を聞くということ。傾聴を楽しくするコツ。

世の中、人の話を聞かないやつが多すぎる。

こっちがまだしゃべっている最中なのに、

ああ、そういうことか、と早合点して一気に自説をまくし立てる。

 
最悪である。

俺の、俺の、俺の話を聞けぇ!!!

クレイジーケンバンドならずとも、

こういう心の叫びをあげているに違いない。

なんていう自分自身も、無意識にそんなことをやっていたりするので、どういうことかと少し考えてみることにした。

■「人の話を聞く」というのは、

   
相手を尊重すること。

しっかりと、相手を受け止めること。

   
と、いう教科書的な答えだけで語りきれるものではないように思う。

むしろそういう姿勢には、シッカリ受け止めて’あげよう’という「保護者然」とした嫌味な感じさえ漂いかねない。

■そうではなくて、人の話を聞くということは

100%、オノレのためなのではないか、と思うのだ。

■相手が入りたての新入社員であろうが事務派遣のお姉さんであろうが、自分とは違う人生を歩んできて、自分とは違う景色を眺めてきた私とは異なる存在なのである。

だから、そこには自分にとっての新しい何かがあるはずなのだ。

そこに貪欲でありたい。

「ふん、ふん、ナルホド、タイヘンダッタネー」

なんていうふうな傍観者的受け止めも時には必要なのだけれども、それだけでは何だかツマラナイ。

■傾聴を楽しくするコツは

へぇー、

と驚くことなのじゃないか。

最近そう思うのである。

■そこには年齢も、職歴も、肩書きも何も関係なく、

たとえ相手が3歳児であろうが、 会社の役員であろうが、

その「へぇー、」という驚きの場においては、

お互いに対等の立場に立っている。

上から「教わる」のでもなく、

下のために「聞いてやる」のでもなく、

純粋に「驚く」、「感心」する。

■会話をするとき、

かならずそこには「へぇー」があるはずなのだ。

だって、相手は「私」ではないのだから、そこには私の知らないことや想像したこともないものの見方、考え方があるはずなのだ。

■そこに好奇心をもって相手に望むとき、

受け止めた「へぇー、」は、私の中の人生体験と化学反応を起こして、楽しさや悲しみや怒りといった感情が立ち上がってくる。

それは、「そんな話は分かっているよ」という態度では決して味わうことの出来ない、新たな経験であり、自分のモノの見方に新たな切り口を与えてくれる絶好のチャンスになるかもしれないのだ。

■「そんな話は分かっているよ」という考えはこれまで生きてきた自己に対する肯定からくるのだろうけれど、むしろ「私はそれくらいわかっていなければイケナイ」という強迫観念にかられたものとも考えることができる。

何度も繰り返すが、3歳児だろうが新入社員だろうが、相手が「私」でない限り、「聞く前から分かっている」なんてことはありえない。

そして「そんな話は分かっているよ」と思った時点で、その自己弁護は、逆に自分の成長を疎外し放棄してしまっている。

そういうことではないかと思うのだ。

 
人の話を聞く、ということは、本当に難しい。

                          <2008.10.24 記>

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