« ■行け行け、空飛ぶジェット人間。 | トップページ | ■強迫的自己実現から落伍した者のつぶやき。 »

2008年9月30日 (火)

■ハッブル宇宙望遠鏡修復ミッション。「ディープ・フィールド(深宇宙)」に想いを馳せる。

来年寿命を迎えるはずだったハッブル宇宙望遠鏡の補修を行うべく、アメリカ東部時間10月10日12時43分(日本時間10月11日1時43分)スペースシャトル・アトランティスが打ち上げられる(STS-125)。

Photo
■ハッブル宇宙望遠鏡:全長13.1m、質量11t、高度600kmの軌道を97分で周回。(ISS国際宇宙ステーションは高度400km)。

■ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月に打ち上げられ、地球の大気のゆらぎに邪魔されること無く広大な宇宙の神秘的美しさを映し出し、さらには130億光年先の遥か彼方の深宇宙を覗き見て、その謎に挑んできた。

今回のミッション(HST-SM4)は、その寿命を5年延長し、観測装置の修理と新装置への交換による性能向上によって宇宙を取り巻く暗黒物質の謎や宇宙の巨大な構造にさらに深く迫ろうというものだ。

Photo_2
■ハッブルが撮影した画像(接近するふたつの銀河、たぶん)

■今まで4回の補修ミッションが行われたが、今回は部品交換をメインとしてきたこれまでと異なり、もともと設計的に考慮されていなかった「修理」を行うという困難なミッションであるらしい。無重力の宇宙空間で実に100個以上のネジを外すというのだから、もう気が遠くなってしまう。

Photo_5
■水中での作業訓練風景

■今回のミッションの困難さはそれだけではない。

ISS(国際宇宙ステーション)でのミッションでは、打ち上げ時にオービターが受けた損傷をチェックし、問題があればクルーは救援が来るまでしばらくステーションに待機するという手段がある。

けれど今回のハッブル宇宙望遠鏡修復ミッションで頼れるのはシャトルに搭載された電源、食料、酸素のみ。

というわけで、現在ケネディー宇宙センターでは今回のミッションに赴くアトランティスの向こうにバックアップ用のエンデバーが並ぶ壮観な光景が拝めるのである。

ところで、ISSのミッションではドッキング前に一回転して行っていた「損傷チェック」。今回はどうやるんでしょうね。

Photo_4
■今回のミッションを担うスペースシャトル・アトランティス(手前)とバックアップで準備されるエンデバー(奥)。アトランティスの打ち上げミッションコードはSTS-125、救援ミッションのコードはSTS-400。

■その困難なミッションを遂行する7人のクルーには残念ながら日本人は含まれていないのだが、ムクツケキ野郎どもに混じった紅一点、メーガン・マッカーサー(K. Megan McArthur)さんのチャーミングさ(死語?)にやられてしまった。

無事に帰還されることを心からお祈りいたします。

Sts125_crew
■STS-125ミッションのクルー

Kmeganmcarthur
■海洋学者メーガン・マッカーサーさん37歳。なんてチャーミングなひとなんだろう!

                            <2008.09.30 記>

■追記■
ハッブル宇宙望遠鏡の通信システムが故障し、今回のミッションは来年へ延期されたようです。修復後にシステム故障になると苦労が水の泡になっていた可能性があるようで、その意味では天佑かもしれませんな。<2008.10.01 記>
   

■ハッブル撮影画像ギャラリー
■↑ 息をのむ美しさに時がたつのを忘れます。
    

Photo
■宇宙の事典―140億光年のすべてが見えてくる

 
■過去の記事■ 飛行機、宇宙の話など  
    

*****************************************

■ Amazon.co.jp ■
■【書籍】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【書籍】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

■【DVD】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【DVD】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

|

« ■行け行け、空飛ぶジェット人間。 | トップページ | ■強迫的自己実現から落伍した者のつぶやき。 »

コメント

「ハッブル撮影画像ギャラリー」
いけない、いけない。。。まだ誰も帰宅してないのをいいことに、
ついつい家事も忘れて15ページまで見入ってしまいました^^;
続きは週末にでもゆっくりと楽しませていただきま~すshine

投稿: 臨床検査技師 | 2008年9月30日 (火) 18時27分

臨床検査技師さん、おはようございます。

その小さな光の点のひとつひとつが銀河だったりするわけで、途方も無い壮大さについ呑み込まれてしまいますよね・・・(ため息)。

投稿: 電気羊 | 2008年10月 1日 (水) 07時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/42634932

この記事へのトラックバック一覧です: ■ハッブル宇宙望遠鏡修復ミッション。「ディープ・フィールド(深宇宙)」に想いを馳せる。:

« ■行け行け、空飛ぶジェット人間。 | トップページ | ■強迫的自己実現から落伍した者のつぶやき。 »