■会話のチカラ。
■このあいだ、NHKの「ためしてガッテン」で「予防効果8倍!アルツハイマー病制圧3原則」ってので面白いことをやっていた。
アルツハイマー病の発症を防ぐ3原則として「会話相手をもつ」。ということが挙げられていたのだ。
欧州で1200人の老人を3年間に渡って調査したところ、家族とか友人と接する機会が多い老人は、社会的接触の乏しい老人に比べて認知症の発症率が8倍も小さかったという。
■実際に被験者の脳の活動をモニターしながら一人でテレビを見ているときと、一対一で会話をしているときとを比べてみる。
すると、テレビを見ているときには脳はボンヤリとしか活動していなかったのに対して、会話をしているときは脳全体が非常に活発にハタライテいることが分かった。
定量値での比較はなかったけれど、脳波測定をしているひとが「おおっ!」と驚きの声を上げていたから、よっぽど大きな違いなのだろう。(イイカゲンダナー(笑))
■確かに「会話」ってのは不思議なものである。
ひとりでウジウジ悩んでいたことも、他の人に話をしてみると何だか妙にアタマの中が整理されてくる。
相手はうんうんと相槌をうっているだけなのにも関わらず、ああ、そうか。と求めていた答えにひとりでにたどり着いたりするのだ。
■それは「思考」を「言葉」として「外在化」することで「客観的」に「事実」を捉えることが可能になるからなのだろう・・・。
てな感じで、かなり意味不明な抽象的理解をしていたのだけれど、
ナルホド、「会話」という行動が脳を大幅に活性化させるという事実が、この不思議に具体的な解答を与えている。
まさに、ガッテン。
■家庭にせよ、職場にせよ、常に会話があふれている「場」には元気がある。そこにいる人たちの脳みそが活性化されていて空気が澱むことは無い。
一方、会話がなく、そこにいる人たちがそれぞれに黙々と何かをしている「場」というのは、整然としていて一見効率がいいように思えるのだけれど、空気が重くてどこか落ち着かない。
決まりきった流れ作業をしているときは別として、何か創造的なものを生み出そうとするときには「ジッと集中して考える」よりも「ねぇねぇ聞いてよ、どう思う?」なんて方が意外と上手くいくのかもしれない。
■といっても、「常に会話があふれる」家庭や職場ってのは作ろうとして無理やり作れるもんでもないんだけどな。
ま、とりあえず挨拶あたりから始めるんだろうね。
<2008.09.06 記>
■「ボケ」が気になる方はコチラ↓
■『ためしてガッテン』「予防効果8倍!アルツハイマー病制圧3原則」
(2008年9月3日放送)
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