■入道雲の頂は。
久しぶりに正しい入道雲に出会った。
昨日の雷雨はこいつの仕業か?
強い上昇気流はぐいぐいと力強く立ち上がり、
その勢いは富士山を超え、
エベレストを越えても なお衰えることを知らない。
高度1万1000メートルの空の底。
対流圏と成層圏のハザマに於いて、
やっとその頂は上昇志向に区切りをつける。
そのエネルギーが
上昇気流の中で翻弄される雨や氷の粒たちとの
摩擦による静電気として蓄えられ
900ギガワットの雷撃となる。
ドーン!
少し目線をあげてみれば
そこに壮大なスペクタクルが浮かび上がってくる。
己は実にチッポケナ存在ではあるのだけれど
その頂にこころを飛ばすことは
いつだって可能なのだ。
<2008.08.29 記>
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