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2008年5月18日 (日)

■新型アルファード/ヴェルファイア。外見も中身もルックスは絶品。

トヨタの新型アルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)がデビューした。

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■助手席側Aピラーの根元に小さな補助ミラーが追加されている。子供巻き込み防止の新法規対応なのだろうけど、そのさりげない処理が上手い。

■NEWアルファードは上品で高級なコンセプトを維持しながら、より洗練された印象を受ける。

外観的には前型では比較的、なだらかだった「ハナ」がくっきりと強調され、切れ長のヘッドランプのデザインもあいまって随分と立派になった。ありていに言えばカッコいい。

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■タテ2段組みのヘッドランプがエヴァ弐号機を思わせる、なんて書くとオタクがばれてしまいそうなのでやめておこう。

■一方、NEWブランドのヴェルファイア。

これは強そう。

高速で後ろに付かれたら、すごすごと先をゆずってしまいそうである。

ヘッドランプとバンパー、グリルのデザインでこうも印象が変わるものか(もちろん色もあるけれど)。

アルファードとヴェルファイアは兄弟車でありながら、まったく異なる客層にアピールしていて、いやートヨタはホント、商売上手だなぁ。

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■内装はアルファード、ヴェルファイアともに、ゆとりのある心地よさを演出している。

品のいい高級感を醸し出す天井の間接照明が心ニクい。

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■シートも上品。是非とも実車ですわり心地を試してみたいものである。

「リラックスキャプテンシート」と名付けられた2列目シートが「売り」のようで、しっかりと作られたオットマン(ふくらはぎを支える部分)と前席の後ろから出てくるフットレストによって下手なビジネスクラスのシートより快適そうである。

■でも、ちょっと気がかりなのは、2列目を思いっきり後ろにスライドさせた「スーパーリラックスモード」。

確かに広々として快適なんだろうけれど、このときにオットマンを使うとフットレストに足が届かないのでぶらんぶらんになってしまう。

この状態で衝突すると「サブマリン現象」といって、足の支えが無いものだから「ズルッ」と前方に足先から滑ってしまう。そうすると脚にダメージが出るのはもちろんだが、腰を押さえるシートベルトがゆるい場合は下手をするとそれで首を絞められてしまう可能性がある。

トヨタのことだから、その辺のこともちゃんと考えていると思うのだけれど、HPを見る限りそれらしい工夫が見当たらない。6月からだったか、後ろの席でもシートベルトの着用を義務づける法律が施行されるのだけれども、かえってそれが仇になるのじゃないかとちょっと心配だ。

■車両寸法は、2WDの標準車で全長:4850、全幅:1830、全高:1890。

前型アルファードに対して全長で10mm長くなり、全幅は25mm広くなり、全高は45mm低くなった。ロー&ワイドになったスタイルはとても安定して見える。

全高は低くなったが室内は10mm高くなり、さらに驚くべきことに室内前後寸法は75mmも拡がっている。全長で10mm、ホイールベースで50mmしか拡がっていないのにである。(ということは、フロントオーバーハングとリアオーバーハングを足した寸法は50mmマイナス10mmで都合40mm短くなっているということなのだ!)

このへん、たかが数センチ、されど数センチで非常に苦しいところだ。アルファード/ヴェルファイアの担当者は鼻血を出しながら、さぞや頑張ったに違いない。ご苦労様!!

■タイヤは205/65R16から215/60R17に変更。見た目のどっしり感をさらに向上させている。

そのかわり、最小回転半径は5.6mから5.7mに悪化。ぎりぎり許容範囲か。

同じホイールベースで215/55R17を履くエスティマの回転半径も5.7m。アルファードは全幅が広い分余計にタイヤを切ればいいじゃんと思うのだけれども、このあたりに電動パワーステアリングの出力の限界があるのかもしれない。

■V6エンジンは3.0Lの1MZからエスティマと同じ3.5Lの2GRエンジンにサイズアップ。280psを叩き出す余裕の出力も魅力だが、吸排VVT-i(バルブタイミング制御)や6AT化などによる燃費の7%向上も見逃せない。

燃費でいえば2.4Lの直4エンジンはもっとスゴイ。

エンジンこそ旧型と同じ2AZだけれどトルクバンドが広くなった(と思われる)出力特性と4ATからCVTへのトランスミッションの変更で実に20%も燃費が向上しているのだ。(旧:9.7km/L → 新:11.6km/L、10・15モード)

実用燃費がどれくらい良くなるか分からないけれど、20%向上って言われたらやっぱり期待してしまうところだ。(このへん、先行しているエスティマの評価ってどうなんだろか・・・。)

■エンジン、トランスミッションもそうだけれども、車体下回りの骨格構造もエスティマと共用しているようだ。

ホイールベースは2950mmで同じだし、ガソリンタンク容量も65Lで同じ。全幅はエスティマに対して30mmも広いにも関わらず室内幅は5mmしか大きくないというあたり、下にもぐってみた訳ではないが、フロアパネルまで流用している可能性が濃厚だ。

床面の高さはエスティマに対して150mm程度高いだろうから、その分何かで嵩上げして制振、防音構造をつくりこんでるのだろう、きっと。

■エスティマに少しだけ乗った感想なので大きなことは言えないが、この新しいプラットフォームはあんまり出来がいいという印象は無い。

トヨタのお家芸である騒音や振動対策がイマイチに思えるのだ。

素性がMクラスのSUVであるRAV4のプラットフォームをミニバン向けにアレンジしたものだから、上級のLクラスのクルマとしては限界があるのかもしれない。

その跳ね返りなのか分からないが車両重量が重くなっている。

廉価グレードの車両重量で比較すると旧型エスティマに対し新型エスティマは60kg(V6)~100kg(直4)程度重い。

■下のクラスのプラットフォームを使う狙いは構造を簡素化することで車両重量やコストを安くするというところにあると思うのだが、どうもそのへんが上手くいっていないようだ。

エスティマのプラットフォームを使っている為かどうかは分からないが、新型アルファードも旧型に比べて60kg程度重くなっている。

たぶん同じ苦労を抱えているのだろう。

■でもね。大衆車のエスティマならまだいいけれど、ファーストクラスを想起させるアルファードでエアコンのファン騒音みたいな下品な音は聞かせられないでしょ。その瞬間に「夢」が覚めちゃまずいから。

足回りだって、しなやかに路面の小さな段差をいなしてくれないと困るわけで、そのあたり、エスティマからどれだけ向上させてくれているか楽しみなところではある。

アルファード/ヴェルファイアは見た目に違わぬ上質な走りをしてくれるのか?果たして!

・・・あ、ちなみに235/50R18なんて太っといタイヤを履いてるスポーツグレードは「それなり」のハズなので期待してはいけません。念のため。

                           <2008.05.17 記>

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■ 新型アルファード ・ ヴェルファイアのすべて

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受信: 2008年5月18日 (日) 16時46分

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