« ■ドラマ『鹿男あをによし』。ゴージャスな馬鹿バカしさが「グーっ!」なのだ。 | トップページ | ■どこか遠くへ。『爆笑問題のニッポンの教養』 海洋生命科学(ウナギ博士) 塚本勝巳。 »

2008年2月 2日 (土)

■哺乳類の新種発見!未知なる生物の世界。ゾウ-トガリネズミ。ツチノコ。鼻行類。

世界には、まだまだ我々の知らない世界が広がっている。

Photo_4
■ハネジネズミ(跳ね地鼠、ゾウ-トガリネズミ)の新種
脊椎動物門 哺乳綱 アフリカ獣上目 アフリカ好虫類 ハネジネズミ目

カリフォルニア科学アカデミーのガレン・ラスバン博士が中央アフリカに位置するタンザニアで新種のゾウ-トガリネズミを発見していたことを明らかにした。
<【Technobahn 2008/2/1】より抜粋>

■人類は至るところに進出し、深海魚とかムシのたぐいならともかく、陸上でのあらたな動物の発見なんてもう無いだろうとおもっていたら、発見されてしまった。

しかも哺乳類。

■とはいえ「発見」、といっても「新たな種として認識しました」ということで、1965年に「発見」されたイリオモテヤマネコも、地元の人たちには既に知られた存在であり、「ヤママヤー」とか「ヤマピカリャー」とかいう名前で呼ばれていたようだ。

今回の話も、「ちょっと変わったトガリネズミがいるな」くらいに地元の人たちには認識されていたのかもしれない。

なーんて、夢のないことをつぶやいても面白くもなんともないので、少し話を拡げてみよう。

■「未確認生物」といえば、やはりツチノコである。

Photo
■大石英司さんのブログから拝借させていただきました。

しばらく前にテレビで、「戦時中に日本軍がツチノコ(野槌)を捕獲し、飼育・観察していた」という番組をやっていて、久々にこの手の番組に釘付けになった。

その残された資料についていた写真が上のものである。

ビール瓶のように太い胴体、それと不釣合いな貧弱で細長い尻尾。

まさに絵に描いたような「ツチノコ」だ。

その個体の死後の解剖によると、ハブやマムシが属するクサリヘビ科の特徴をみることができたという。

戦後の混乱で「標本」の行方が分からなくなってしまった、というところがミソである。

■一般には、「『ツチノコ』と称される生物は『ヤマカガシ』の変種」という一見冷静と思われる意見もあるが、「変種」といってもこんなに太い個体が発生すること自体が直感的に受け入れがたく、どうも説得力に欠けるのだ。

いずれにしても、「半信半疑」。

「CMの後、ついにその正体があかされる!」

といって本当に正体があかされたタメシは無いし、その「予定調和的」中途半端さが面白いのだ。

■そんなことを考えていたら、『鼻行類』のことを思い出した。

Photo_5
■『鼻行類』―新しく発見された哺乳類の構造と生活
★★★★★(18件のレヴュー)

この本に出会ったのは高校3年生くらいの頃だろうか、

「世の中には、こんな生物がいたのか!」

その衝撃は、今でも忘れられない。

■1941年に発見された南洋の孤島、ハイアイアイ群島。

世界から孤立したその群島では、哺乳類の一種であるハナアルキ類(鼻行類)が多様で極めて独自の進化を遂げていた。

本書は、その研究者であるハラルト・シュテュンプケ博士により、解剖学的な見地でその驚くべき進化の多様さと不可思議さを多くの図版で分かりやすく解説している。

なにしろ衝撃的なのは、「ハナアルキ」たちはその「鼻」を進化させ、文字通り「鼻で歩く」のだ。しかも、「鼻」を使って飛び跳ねる種までいるのだから驚きだ。

■著名な生物学者の日高敏隆さんの翻訳によってこの本が書店に並んだ頃、ハードカバーの学術書を買えるほど裕福ではなかったのので、何度も松戸の本屋に通っては立ち読みをしていたものである。

最近、新書サイズで復刊されていたのを見つけ、懐かしさのあまり買い求めた。

オリジナルには補遺として記述されていた「ジェットハナアルキ」の項が削除されていたのは残念ではあったが、あの伝説的な本を安価に手に入れることが出来るなんて、本当に幸せである。

地理的な意味だけでなく、時間的意味も含めて「世界は本当に広い」、そう思う。

                        <2008.02.02 記>

■小さい象? タンザニアで新種の小型哺乳類が発見
<Technobahn記事 2008.02.01>
■・・・象じゃないでしょ、たぶん(笑)。
と思ったらハネジネズミ(ゾウ-トガリネズミ、長脚目)は系統学上、ゾウ(近蹄類)の従兄弟で、ツチブタ(管歯目)とは兄弟にあたるようだ。第一印象っていうのはバカにできないものである。

■ハネジネズミ (Wikipediaより抜粋)
■ハネジネズミ(跳ね地鼠)は、脊椎動物門 哺乳綱の1グループ、ハネジネズミ科に属する動物の総称。長く伸びた鼻と大きな目、跳躍に適した長い後肢をもつ、ネズミに似た昆虫食の動物である。英語ではその長い鼻から Elephant-shrew (ゾウ-トガリネズミ)と呼ばれる。
   

■過去記事■
■【書評】ひつじの本棚 <バックナンバー>

■ Amazon.co.jp ■
■【書籍】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【書籍】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

■【DVD】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【DVD】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

|

« ■ドラマ『鹿男あをによし』。ゴージャスな馬鹿バカしさが「グーっ!」なのだ。 | トップページ | ■どこか遠くへ。『爆笑問題のニッポンの教養』 海洋生命科学(ウナギ博士) 塚本勝巳。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/17924250

この記事へのトラックバック一覧です: ■哺乳類の新種発見!未知なる生物の世界。ゾウ-トガリネズミ。ツチノコ。鼻行類。:

« ■ドラマ『鹿男あをによし』。ゴージャスな馬鹿バカしさが「グーっ!」なのだ。 | トップページ | ■どこか遠くへ。『爆笑問題のニッポンの教養』 海洋生命科学(ウナギ博士) 塚本勝巳。 »