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2008年2月25日 (月)

■B-2墜落。飛行機事故の共時性。

B-2ステルス爆撃機が墜落した。

B2_2

■23日、グアム島アンダーセン空軍基地で離陸直後に墜落、爆発炎上したようだ。

原因は今のことろ不明で、当面B-2は飛行停止になる模様。グアム島から朝鮮半島へ睨みを利かせていたB-2の運用停止は米軍としても格好がつかない状況である。

■B-2 「スピリット」は素人目に見ても「これ、飛ぶんかい?」と思ってしまう異様なカタチをしている。

尾翼を持たず、機体全体が翼を形作る「全翼機」。そのイメージに違わず飛行が不安定な特性を持つようで、第二次大戦直後に開発された全翼機のYB-49は、やはりその不安定さから開発中止となった。

B-2は、YB-49で失敗したノースロップ社が開発した爆撃機で、ある意味「執念の飛行機」なのである。

B2_3

■その不安定な全翼機の飛行を可能にしたのが、近年のフライ・バイ・ワイヤーの技術であり、それによって全翼機が本来持つステルス性能の高さを引き出すことを可能にしている。

初飛行は1989年7月、運用開始は1997年、初の実戦投入は1999年のコソボ紛争。その後、アフガニスタン、イラク戦争にも投入された。

これまでに21機が生産されているが運用開始から10年以上経って初めての損失であり、その「安定度」からすると、むしろ驚くべきことなのかもしれない。

もっとも、ノースロップ社の執念はB-2のコストにも現れていて、開発費も含めると一説には1機、22億ドル(約2400億円)もするというのだから、これもまた驚きであり、その代償は大きい。

■一方で、米軍の飛行機事故がここのところ立て続けに起こっているのも気にかかる。

B-2が墜落したのと同じ、グアム島アンダーセン空軍基地では、12日にもEA-6B 「プラウラー」電子戦機が洋上訓練中に墜落しており、また、20日にはメキシコ湾上空でF-15C、2機が墜落している。(F-15の墜落は、昨年5月から通算7機目。)

どうして飛行機事故はこうも連鎖反応的に発生するのだろう。

無理に「理由」を求めてしまうから「連鎖反応」に見えるだけで、偶然、たまたま、ということなのかもしれないが、どうしても「理由」があるように思えてならないのだ。

機械に故障を起させる悪戯な妖精・グレムリン。それは、気象なのか、地磁気なのかは分からないが、何らかの自然現象を起点として、人間の思考も含めたイロイロな要素による複雑な関わり合いによって生じる確率論的な「異常値」なのかもしれない。

幼稚なオカルティズムにはまり込む危険性を十分承知しつつ、それでも世の中には演繹法では決して導き出せない現象もあるのだ、とおもう。

                        <2008.02.25 記>

Uav
ステルス戦闘機と軍用UAV―B-2からF-22ラプター、UAVまで。
最強兵器・ステルスのすべて (ミリタリー選書 21)

★★★★★(1件のレヴュー)
 

 
■過去の記事■ 飛行機、宇宙の話など  

■大石英司さんの代替空港にT/Bさせていただきます。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2008/02/cold_case_on_la.html
    

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