« ■自然な姿勢で立つということ。 | トップページ | ■「栞と紙魚子」がドラマに!『栞と紙魚子の怪奇事件簿』。映像化不可能とも思える諸星大二郎のあの作品が?! »

2008年1月 5日 (土)

■ムンク展・国立西洋美術館。『声/夏の夜』、冷静さを失わせる魅惑的なものが迫ってくる。

上野のムンク展へ行く。

Photo_2
■今回は残念ながらお目当ての『叫び』は展示されていなかったが、同じテーマの『不安』、『絶望』を見ることができる。

■会期終了間際に行くクセがどうしても治らない。

で、予想通りの混雑ぶりだったのだが、くじけずに3時間かけてじっくりと堪能した。

■ムンクといえば、何といっても『叫び』である。

重く、かつ鋭くうねる感情をそのままキャンパスに塗りこめていく。

そういった「なんとなく」のムンクのイメージを持って下調べもせずに臨んだのだけれど、良い意味でそれは大きく裏切られた。

■「制御不能で手のつけられない己の『感情』を見つめ分析し、それをあたかも昆虫採集の標本のように飾り、眺めることで得ることができる『愉しみ』」、とでもいうのであろうか。

そのあたりはじっくりと咀嚼したうえで、改めて記事を書こうと思う。

だが、今回いちばん気に入った『声/夏の夜』について、少しだけ記しておきたい。

1893
■『声/夏の夜』1893年

■どことなく説明的なニオイを感じる他の作品に比べて、『声/夏の夜』は抑えきれない感情がダイレクトに伝わってくる作品である。

迫ってくる圧倒的な「エロス」。

その魅惑の強烈さに、しばし立ち尽くした。

こういうのを「見惚れる(みとれる)」というのだろう。迷わず複製を買ってしまった(もちろん印刷だけれど)。

年甲斐もなく「恋」をしてしまったのである。

                          <2008.01.04記>

Photo
■ ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日
エドワード・ドルニック 著  光文社 (2006/1/24)
<Amazon評価>
★★★★ (レヴュー数 7件)
■ムンクの『叫び』って盗まれていたんですね。その前に『叫び』が4点もあることに驚いたが・・・。本書は、知能犯と囮捜査官との息詰まる駆け引きを描いたミステリーより面白い『スーパー・ドキュメント』なのだそうです。
   

■ムンク展HP
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/munch/

■国立西洋美術館・ムンク展HP
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibition/index.html#mainClm

■KousyoublogさんにT/Bします。
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibition/index.html#mainClm

|

« ■自然な姿勢で立つということ。 | トップページ | ■「栞と紙魚子」がドラマに!『栞と紙魚子の怪奇事件簿』。映像化不可能とも思える諸星大二郎のあの作品が?! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/17581606

この記事へのトラックバック一覧です: ■ムンク展・国立西洋美術館。『声/夏の夜』、冷静さを失わせる魅惑的なものが迫ってくる。:

« ■自然な姿勢で立つということ。 | トップページ | ■「栞と紙魚子」がドラマに!『栞と紙魚子の怪奇事件簿』。映像化不可能とも思える諸星大二郎のあの作品が?! »