■もっと、自由にやっていい。『爆笑問題のニッポンの教養』 環境工学(電気自動車・ELIICA開発)、清水浩。
12月18日の放送は今までの放送の総集編。
第6回(7月6日放送)・電気自動車ELIICA(エリーカ)の話を見逃していたので、ちらりとではあるがELIICAが走る姿を見ることが出来て非常にうれしい。
■『爆笑問題のニッポンの教養』(番組HPより)
FILE006:「教授が造ったスーパーカー」 2007.07.06放送
慶應義塾大学環境情報学部教授(環境工学) 清水浩
■電気自動車は「遅い」というイメージがあるが、電気モーターの特性として低回転から最大トルクを出せるので本来は異次元的な加速感を味わうことができるポテンシャルを秘めている。
だが、今までは電池の能力が低いためにその能力を発揮できなかったのである。
■慶応の清水先生たちが創ったELIICAは、ようやく性能を発揮し始めたリチウムイオン電池でその真価を見せつけるコンセプトカーなのだ。
特徴的なのは、径の小さな8輪のタイヤ。
その8輪それぞれに60kWのモーターを配し、高加速性能挑戦車で実に0.8Gの発進加速を見せつける。(ELIICA HPのスペック表より)
■ELIICA(エリーカ)。Wikipedediaより。
”将来”を予感させる左端の子供がいい味わいだ。
■例外もあると思うが一般論として、通常の4輪自動車は、どんなにトルクのあるクルマでもタイヤの性能限界によって0.5~0.6G程度の加速しか得られない。
また、エンジン→トルコンorクラッチ→駆動系→タイヤという伝達系と、エンジンそのもののレスポンスの問題でホイール・イン・モーターの電気自動車に比べると加速度自体の「立ち上がり」がどうしても緩やかになってしまう。(こちらの方が感覚的には影響が大きいと思われる。)
■まあ、なんだかんだそんな理屈を並べ立てても屁のツッパリにもならず、是非ぜひ、その異次元の加速を味わいたいものである。
そういう意味で爆笑問題のふたりが本当にうらやましい。
■対談の部分で、なぜ電気自動車に取り組んでいるかと問われ、「趣味です。」とキッパリ答えた清水先生もかっこいいが、その本質的意味をつく太田の目線もあいかわらずの切れ味だ。
世の中の先端的なものは、もう一般的なジャンル分けだけでは収まりきれなくなってきていて、子供の頃に好きだったことだとか、体験したこととかそういった「自分の歩んできた歴史」の延長線上に新しいジャンルを作り出す、そういう時代になってきたのじゃないだろうか。
うんうん、そうだよなぁと、深くうなづいた。
■自分の仕事を面白くなくしてしまっている原因は、実は、そういう従来の枠組みでしか考え行動することができない「自分自身」にあるのではないだろうか。
もっと、もっと、好きなことを自由にやっていいのである。
<2007.12.22 記>
■新書・爆笑問題のニッポンの教養
『教授が造ったスーパーカー・環境工学』
■爆笑問題、清水浩 著 講談社 (2007/10/31)
■清水浩先生の新刊■
■『温暖化防止のために 一科学者からアル・ゴア氏への提言』
■清水浩 著 ランダムハウス講談社 (2007/12/20)
■21世紀型技術が現状を大きく変える。
1.太陽電池、2.リチウム―イオン電池、3.電気自動車、4.水素製鉄。
(紹介文より)
■爆笑問題のニッポンの教養■
■新書版 『爆笑問題のニッポンの教養』
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