« ■映画 『グエムル・漢江の怪物』。必然として立ちはだかる理不尽な現実。 | トップページ | ■コトバの支配からの逸脱。『爆笑問題のニッポンの教養』 社会言語学・田中克彦。 »

2007年12月 9日 (日)

■【書評】『ベストセラー小説の書き方』 ディーン・R・クーンツ。小説は売れなければ意味が無い。

急に小説が書きたくなった、というわけではない。

けれど、何となく気になって手にとって見た。そういう本である。

Photo
■『ベストセラー小説の書き方』(朝日文庫)
ディーン・R・クーンツ著 朝日新聞社 (1996/07)
<Amazon評価>
★★★★ (レヴュー数 27件)

■結論から言えば、とても有意義な本であった。

一流のSF作家であるクーンツの小説に対する真摯なスタンスが明確に打ち出されていて分かりやすい。

それは、「読者に読まれなければ小説を書く意味が無い」という強い信念である。

■その為に、クーンツ自身が会得した「売れる書き方」を惜しげもなく(時に自信過剰ではあるまいかと思うほどに)開陳しているのである。曰く、

●【書き出しの3ページまでに主人公を過酷な困難に放り込むこと。】
●【さらに相次ぐ困難で主人公を追いつめること。】
●【最後に訪れる究極の困難を主人公が克服する結末は賢明でスリリングなものであること。】

非常に納得のいく示唆である。

それは小説におけるプロットの組み方を指し示しているだけではなく、「売れる」映画のシナリオにも当てはまる法則だ。

■この本は小説やシナリオをこれから書こうと思っている人に対する良きアドバイスを提供するが、

「読者」として小説を楽しむ者にも、「物語の骨格」を理解することで得られる作品に対する新たな見方を提供する。

■他の類書と同じく、「読んで読んで読みまくれ」、「書いて書いて書きまくれ」ということが大前提として提示されるのだけれども、

その読み方、書き方について極めて具体的で分かりやすい道を照らし出す本として、最適なガイドブックなのである。

                       <2007.12.09 記>

■『ベストセラー小説の書き方』(朝日文庫)
ディーン・R・クーンツ著 朝日新聞社 (1996/07)
<Amazon評価>
★★★★ (レヴュー数 27件)
    

■ Amazon.co.jp ■
■【書籍】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【書籍】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

■【DVD】 最新ベストセラー情報 (1時間ごとに更新)■
■【DVD】 ↑ 売上上昇率 ↑ 最新ランキング■

|

« ■映画 『グエムル・漢江の怪物』。必然として立ちはだかる理不尽な現実。 | トップページ | ■コトバの支配からの逸脱。『爆笑問題のニッポンの教養』 社会言語学・田中克彦。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/208704/17295432

この記事へのトラックバック一覧です: ■【書評】『ベストセラー小説の書き方』 ディーン・R・クーンツ。小説は売れなければ意味が無い。:

« ■映画 『グエムル・漢江の怪物』。必然として立ちはだかる理不尽な現実。 | トップページ | ■コトバの支配からの逸脱。『爆笑問題のニッポンの教養』 社会言語学・田中克彦。 »