■航空自衛隊 F-2支援戦闘機、墜落。
31日午前9時12分ごろ、愛知県豊山町の県営名古屋空港で、航空自衛隊第4航空団(宮城県)所属のF2支援戦闘機が離陸に失敗し、炎上。乗っていたパイロット2人は自力で脱出した。<2007.10.31 報道>
■無残な姿になってしまったF-2。接地のときに吹っ飛んでしまったのかノーズが無くなっている。左後部を中心に燃えたように見えるが風向きの問題であろうか?
■一体なにが起きたのだろうか?
・ 機長の永田恵嗣さん(52):「離陸に失敗して、約50メートル上空から機体ごと垂直に落ちた」
・ 副操縦士の水島光男さん(56):「離陸当時、計器類に異常はなかった。そのまま飛び立てると思った」
・ 事故を目撃した民間の整備士: 「いつもより機首が上がりすぎて、なかなか(機体が)上がっていかず、上がった瞬間に1,2回波をうつかたちで、次の瞬間に機首から地面に激突して、滑って炎を上げていった」
ニュース映像とこれらの証言からすると、
エンジンの推力が出ず機首を上げて何とか離陸したが、そこでさらに推力が落ちて(或いは停止し)機体は失速、ノーズ側から地面に墜落した。
というところだろうか。
まあ、素人の当て推量などしてみても、あまり意味がないので事故調査結果を待つことにしよう。
■1980年代後半、FSX(次期支援戦闘機=現F-2支援戦闘機)選定の議論の中で、
「単発機はその一個のエンジンが駄目になったら墜落するしかない。生き残る確率を高めるために双発とすべきだ。」
という意見があったという記憶がある。
■一機 120億円也。
さらに複座のF-2Bは32機しか生産されていない希少な機体。
そして何よりも、パイロットの命は重い。
それ故、当時の単発・双発論議が思い出されるのだ。
■今回のパイロット2人が、重症とはいえ無事に生還できたことが救いである。
本当によかった。
<2007.11.01 記>
■追記■
事故原因が判明した。記事は↓こちら。
■F-2離陸事故、原因判明。
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コメント
航空機事故というと、やはりどうしても「御巣鷹の惨事」を思い出してしまいます。地元ですので・・・
どんな小さな事故も起こらない事をただ々祈るばかりです。
投稿: 臨床検査技師 | 2007年11月 1日 (木) 23時07分
何年か前に御巣鷹山の事故のボイスレコーダーを聞く機会があったのですが、必死に立て直そうとする機長の声を聞いていて胸が締め付けられました。
「パワー、パワー」という最後の声がまだ頭にこびり付いています。
本当に切ないです。
投稿: 電気羊 | 2007年11月 2日 (金) 09時19分