■必ず、助ける。『プロフェッショナル・仕事の流儀』 ヘリ・パイロット森公博。
今回のプロフェッショナルは海上保安庁ヘリコプター・パイロットの森公博さん。
2007年9月11日放送
「空の伝説 試練の海へ」 ヘリコプター・パイロット 森公博(番組HPより)
■2004年10月20日、練習船「海王丸」は台風23号の影響で走錨し、座礁。
そのとき、15m/sの強風の中、障害物を避け、特殊救難隊員を非常に狭いマストの見張り台へピンポイント降下させたのが、森公博さんなのである。
航空機は基本的に風に流されるものであり、対地目標に対してヘリコプターを一定の位置に保つ「ホバリング」は微妙な操縦を要求される。
それを、風向、風力がめまぐるしく変化する強風の中で行なってしまうのだから、まさに『神業』といえよう。
■座礁した海王丸。前方マストに張られたロープには、波に洗われる3人の人影が見える。(海上保安庁HPより)
■「ここまで出来ればいいや」と自分で「限界」を決めない。さらに上の技術を追い求め、常に新しいことにチャレンジし、鍛錬を重ねる姿勢。それが森さんの高等技術を支えている。
だが、それだけで自らの身も危険にさらされる救難活動が出来るわけではない。
■茂木さんの「なぜ、救助をするのか?」という問いに対して、森さんはこう答える。
「救助を求める人にも家族がいる。」と思うから。
そのことばは、森さん自身が一度家族を失いかけたという実体験から発している。
荒波に翻弄される船の上で救助を求める人だけを見るのではなく、その人の家族の姿を思い浮かべたときに胸に込み上げる共感、それが「必ず、助ける。」という強い意志とその実行を生むのだ。
■森公博さんにとってプロフェッショナルとは・・・
『 現場での実力というのは、「やれるのか、やれないのか」、なんですよね。百の言葉より一の行動で仲間の信頼を得られる実力を持った人、それがプロフェッショナルだと思います。』
厳しく、かつ、響くことばである。
<2007.09.12 記>
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