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2007年8月 2日 (木)

■秘境、カムチャツカ!ヒグマはデカイし、シャケはうようよ。

■「ダーウィンが来た」 火山が巨大ヒグマを育てる。
<2007年6月放送>

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ロシア、カムチャツカ半島のヒグマはデカイらしい。

どれくらいデカイかというと、体重で北海道のヒグマの倍以上になるそうだ。大きいヤツだと体長3メートル、体重500kgというのだから、さすがのウイリー・ウイリアムスでも二の足を踏むだろう。

カムチャツカ半島は火山が多いので地面があたたかく、冬ごもりの期間が2ヶ月程度で済んでしまう(北海道のヒグマは5ヶ月冬眠する)。また、サケ・マスが5月から11月まで大量に遡上してくるので、エサも豊富にある。

というわけで、カムチャツカのヒグマは巨大になるというのだけれど、同じ種で、そんなにも大きさに違いが出てしまうものなのかとビックリ仰天なのである。

それならば、かつて少年サンデーで連載されていた「青春動物園ズウ」(*)に登場する身の丈4メートル(笑)ほどある恐るべきロシア人、セルゲイの信憑性も高まるというものだ。
ねぇ、ししにいちゃん。(by ヨッコ )
* 小池一夫:作 やまさき拓味:画 連載~昭和56年、全16巻 絶版。

いづれにせよ、ロシア恐るべしという話だ。

  
それにしても、サケ・マス天国というのは、フライフィッシャーの心を強く揺さぶるものがある。

カムチャツカの火山灰に含まれる燐(リン)が、植物プランクトンを増殖させ、それをえさにする動物プランクトンも増える。その豊富な動物プランクトンによってサケ・マス類の稚魚が生き残る確率が高くなる。という寸法で、カムチャツカの川は5月から11月まで7種類ものサケ・マスで溢れかえるというワケだ。

        5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
カラフトマス  ●  ●  ●   ●  ●
ベニザケ       ●  ●   ●  ●   ●    ●
マスノスケ    ●                   ●   ●    ●
サクラマス          ●
シロザケ                 ●   ●  ●
スチールヘッド                ●  ●
ギンザケ                       ●  ●

うーむ。恐るべしカムチャッカ。
これからまさにシーズン突入!というわけか。
行ってみたい!!!

そういえば、あと半月ほどで知床にもカラフトマスがやってくる。
マスノスケ(最大2メートル!)なんて大物ではないけれど、
60cm程度でも引きは抜群。

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■2006年9月上旬 知床半島モイレウシにて。
久しぶりにバッキングラインまで引き出してくれた元気なカラフトマスくん(♂)
若干「せっぱり」が出始めている。

Photo_3
■忠類川に遡上したカラフトマス(♂)。川に入ると背中の色が濃くなり
背中が大きく出っ張る。色は保護色として理解できるが、
「せっぱり」の意味がよく分からない。セックスアピールなのだろうか。
     

しかしながら、今年は懐がさびしくて北海道遠征にいく余裕が無い。
来年に向けて、せっせと小遣いを貯めねば!         

                 <2007.08.02 記>

   
■ダーウィンが来た 生き物新伝説
火山が巨大ヒグマを育てる。(2007.6月放送)
http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program058.html  

 
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