■寄り添い、見守る。『プロフェッショナル・仕事の流儀』助産師・神谷整子
今回のプロフェッショナルは、助産師・神谷整子さん。
■うちのチビ助が、おなかの中にいた頃を思い出した。
性別は教えてもらわなかったので、ポン太と呼んでいた。
神谷さんは、妊婦さんのおなかやからだを触ることで
いろいろなことが解るのだという。
たしかに産婦人科で見せてもらったエコーより、
「ポン太~」と呼びかけながら女房のおなかをなでた時のほうが、
生きてるな、という実感があった。
男にはそれ以上の実感は持てないのだけれど・・・。
■出産の大変さはもちろんであるが、
その後の育児がまた大変だ。
ウチの女房の場合は母乳がなかなか出ず、困っていたのだが、
近くの助産院で見てもらったら、すぐに出るようになった。
神谷さんのように、600人も赤ちゃんをとりあげてきて
さらにその後も、お母さんに寄り添って見守っていく。
その「寄り添い、見守る」、という助産師のあたたかい姿勢が、
不安で緊張した母親の気持ちを楽にさせる
という効果もあるのだろう。
頑張らなくても、だいじょうぶ。
ほっておいても子供は、意外とニコニコ笑っているもので
『うまく手を抜く』ということの大切さを、お母さんたちに
伝えたいのだと、神谷さんは語っていた。
■何事においても、緊張し、張り詰めた状況というのは
ままあるもので、そうしたときに
面と向かって、「指導する」のではなく、
「寄り添い、見守る」、というあたたかい姿勢を
保つことができる人間の大きさを持ちたいものである。
■理想のお産は?
と問われたときの神谷さんの答えにしみじみきた。
「お母さんが、本当の自分をさらけだせる。
まわりに気兼ねすることなく、
『どんな自分でもいいんだ』、と
そのままの自分を受け入れた時に
初めて生まれる。
お母さんにとっては、そういうお産が理想でしょうね。」
<2007.08.29 記>
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■プロフェッショナル・仕事の流儀 公式HP
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/index.html
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