■身体のバランス感覚とインターロック運動。
■小学生になりたての頃だったろうか、背筋を伸ばして歩くのはどうも気恥ずかしく、猫背でとぼとぼ歩く妙なクセがついた。運動神経が悪いから自信がつかなかったのか、姿勢が悪いから運動神経がつかなかったかは定かではないが、未だに運動は苦手である。
だから社会人になっても、できるだけそういう場面は避けて通ってきた。けれども、日常の場面で、向こうから歩いてくる人とぶつかったり、行き帰りの電車の中で一人だけよろけたりする時に、あーなんて運動神経が悪いんだろうと再認識しては、不甲斐ない自分の身体感覚の弱さに落ち込むのである。
■先日、なんとなく見ていた「世界一受けたい授業」でダンスが上手いインチキおじさん(失礼!)が、「体幹を鍛えるインターロック運動」なるものを紹介していた。
インターロック運動とは、身体の軸をぶらさずに、リズムにのって体幹を動かす運動。日本人は、手拍子みたいに身体の一部だけでリズムをとるが、アフリカ系の人は全身でリズムをとる。これが身体のバランス感覚の違いとして現れる。体幹を動かす練習を続けることで、身体のバランス感覚が鍛えられる。というのだ。
ミーハーな私は、即座に「これだ!」と思った。
インチキおじさんなんていってごめんなさい。
七類誠一郎先生!
■紹介されたのは3つの体操。
(名前は私が勝手につけたので気にしないでください。)
①首 【はとぽっぽ体操】
●後ろ斜め上にぐっとあごを引いて
→●あごを前方下方向に突き出す。
これを音楽のリズムに合わせて繰り返す。
この時、首以外の部分の余計な力を抜くのが
ポイント(これが難しい。)
首の血行が良くなる効果もある。
②胸 【むきむきサル体操】
●胸を水平に後ろに引く
(力を抜いた手は前にだらんとなる。)
→●胸を水平に前に出す。
これを音楽のリズムに合わせて繰り返す。
この時も、胸以外の部分はリラックスさせて
胸の動きに勝手に連動するように。
ボートを漕ぐイメージに近い。
私は背中が凝るので、この運動は気持ちいい。
③腰 【ずんずん体操】
●腰を後ろに引く
(腕は自然に前へ、力を抜いて軽くひじを曲げる感じ)
→●腰を「ずん!」と前方水平に出す。
これを音楽のリズムに合わせて繰り返す。
はじめはゆっくりしたテンポで、しっかり形を身体で覚えるのがいいようだ。また、無理は禁物。(特に腰は要注意ですな、ご同輩。)
■そういえば、桑田真澄が習っていた古武術を紹介した番組で、
「相手の手をつかもうとするときに、腕だけ動かそうとしても早い対応はできない。身体全体でつかみにいけば素早い動きが可能になる」という話があった。
なんだか、それに通じるものがあるようだ。
■さて、理屈はわかったが問題は実践である。
ま、気張らずに思い出したときにでもやってみようと思う。
「気持ちよければ続くでしょう」くらいの軽い気持ちで・・・。
<2007.08.01 記>
■黒人リズム感の秘密
七類誠一郎 郁朋社 (1999/03)
<Amazon評価 ★★★★★(レヴュー数 5件)>
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