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2007年7月24日 (火)

■『スカルマン』 最終回。それ、何ていうスターウォーズ?

■金曜深夜CXで放映していたスカルマンが終了した。(関東地区)

仮面ライダーの原型といわれる石森章太郎の原作を大胆にアレンジした意欲作として登場。実際に、期待を上回る質の高さでスタートした。オープニングのカッコ良さに毎回しびれ、そのスピーディーなストーリー展開には、手に汗を握ったものである。

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■巨大企業が牛耳る大伴市で発生する謎の連続殺人事件。その真相を暴くべくトップ屋が故郷の街に舞い戻る。

改造された人間の悲しみと、死をもってその魂を天国へと導く「髑髏の男」、スカルマン。

「ルサンチマン」だの「超人思想」だの、意味深なコトバで奥深さを匂わせながら、謎は次第に大きく膨れ上がっていく・・・。

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■だが、如何せん風呂敷が大きすぎた。

主人公のトップ屋、御子神隼人の視点でハードボイルドタッチに進んでいた物語は、そのスケールを大きくするに従って御子神隼人の視点から離れるシーンが増えてくる。それに伴い途切れがちになる緊迫感。視点がポンポン切り替わることで、気持ちが追いつかなくなってしまうのだ。

いわゆる消化不良。

途切れ途切れに鑑賞するのではなく、DVDで13話をまとめて視れば、ずいぶん印象が変わってくるのかもしれない。怒涛の最終回へ向けた集中力の持続が問題なのだから。

しっかり録画を残していなかったことが悔やまれる。
 

■以下ネタバレ、危険!■

■怒涛の最終回。
ラストシーンでの予想外の展開に、ひっくり返った。

確かに、伏線はあった。兵器メーカーBG(ブレインギア)社のヴォーグトという何処かで見たような男、ガモ博士、彼が連れてきたゼロナンバーを名乗るサイボーグたち・・・。

親友の遺志を継ぎ、髑髏の仮面をかぶった御子神隼人は、最後の戦いで力尽きる。妹を救うことができなかった悔やみ、その手で葬らざるを得なかった苦しみ。漆黒の絶望が御子神隼人を覆っていく。

BG社に回収された御子神隼人はサイボーグとして生まれ変わった。スカルマン、死の商人を裏で操る悪の組織BG(ブラックゴースト)のボスとして!(ダースベイダーかっ!(笑))

そして、間宮霧子の腕の中には、御子神隼人との一夜で授かった赤ん坊が抱かれている。その赤ん坊の髪型は、どこから見ても「島村ジョー」なのだ!(ホンマかいな!!!)

この物語の語り部となるべき自称・私立探偵 立木恭一郎は御子神隼人の手で殺される。たぶん事情を知っている関係者も次々と消されていくのだろう。そして「島村ジョー」は孤児となる。

というわけで物語は「サイボーグ009」へと引き継がれ、第6巻での「スカルマンと009との親子対決」へとつながっていくのだった・・・。

あー、ビックリした。
まさか、エピソードⅥ「00ナンバーの復讐」で、「息子よ・・・」
なんて言い出さないよね! 

                      <2007.07.23 記>

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Dvd_3 ■DVD スカルマン The Skull Man vol.1

Cyborg00906 ■サイボーグ009 (第6巻)
私の中では、これが「サイボーグ009」の最終巻。
こちらの「スカルマン」は父親というワケではない。(当たり前か!)
ともかく、ラストシーンは泣ける。
たとえブラッドベリのパクリ(オマージュ?)であっても・・・

「ジョー!きみはどこにおちたい?」

■キャスト■
スカルマン  土田 大
御子神 隼人 保村 真
間宮 霧子     川澄 綾子

■スタッフ■
原作 石ノ森章太郎
監督 もりたけし
構成 出渕裕
脚本 大野木寛 水上清資
作画監督 柴田淳
音楽 鷺巣詩郎
 *********
OPテーマ      TOKIO「ひかりのまち」
OP作詞作曲 甲斐よしひろ
OP絵コンテ   樋口真嗣
 *********
製作 ボンズ

■『スカルマン』オープニング YouTube *音声に注意してください*
http://www.youtube.com/watch?v=S9LmODeAdCc

■『スカルマン』公式HP 
http://blog.geneon-ent.jp/skullmannewsreport/index_story.html

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コメント

さっきたまたま、スカルマンの最終和を見て
ハッピーエンドをいとも簡単に覆されて驚いている者です。
いったい、視聴者のどれくらいの人があのラストに納得しているのでしょうか?
僕はそのサイボーグ何たらを知りません。
あのラストは幾人かの欲求不満な人には満足かもしれませんが、僕みたいな人には「なにそれ?」って首をかしげるばかりでした。

投稿: littlebear | 2011年3月 2日 (水) 23時58分

littlebearさん
コメントありがとうございます。
確かに解りづらいラストではありました。
ちょっとマニアック過ぎたのかもしれませんね。
  
公式HPの制作者ブログを見ると作り手の想いが多少分かります。
http://blog.geneon-ent.jp/skullman/

投稿: 電気羊 | 2011年3月 3日 (木) 22時28分

石ノ森先生の作品を知らない人が見ると腑に落ちないラストに見えるのではないでしょうか?

投稿: ちょっととおりますよ | 2013年10月31日 (木) 01時53分

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» アニメ THE SKULLMAN - スカルマン [∵ なぜならば]
OVA 版スカルマン全 13 話を一気に観た いやぁ、石森ファンにしかついて行けないラストでなかなか盛り上がった 詳しくはこちら「『スカルマン』 最終回。それ、何ていうスターウォーズ? - そこに魂はあるのか?」に譲る おいら石ノ森って呼び方に違和感のある原作世代だし島本和彦版も一応読んだけどどうして本人以外が作るとこうもぶっ飛んじゃうんだろうね(^-^) ……褒めてんだよ やっぱり愛が溢れてしまうんだろうね... [続きを読む]

受信: 2010年5月 3日 (月) 23時51分

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