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2007年7月19日 (木)

■結局、立ち戻るところは自分自身。『プロフェッショナル・仕事の流儀』 帝国ホテル総料理長・田中健一郎

今回のプロフェッショナルは帝国ホテル総料理長の田中健一郎さん。

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プロフェッショナル・仕事の流儀
帝国ホテル総料理長・田中健一郎 <2007.07.17放映>

朝、出社した田中さんは他の従業員と同じロッカールームで着替えをし、その足で調理場や仕入れ部、パン焼き工房などを巡って一人一人に声をかける。

「皆が元気じゃないとおいしい料理はできませんからね。」という田中さん。それは「現場を気遣う良きリーダー」という単なるポーズではない。その証拠は、挨拶を返してくる現場の皆さんの素直な笑顔だ。
いい空気だ、と思う。
   

26年間、「ムッシュ」として帝国ホテルの厨房に君臨した村上信夫さん。その跡を継いで総料理長となったのが田中さんである。バブル崩壊後、厨房の改革を期待されての大抜擢だった。

だが、改革になかなか手がつけられない。現場の気持ちが分かりすぎて口に出せないのだ。そうするうちに、自信は失われ、気持ちは内に沈み込んでいく。
   

「人生にはサナギの時期がある。」と茂木健一郎さん。

「動かないその時期に溜め込んだ力によって、あらたな自分が生まれてくる。そういうことってありませんか?」

なかなか上手いたとえである。
    

家族の励ましを切っ掛けに、愚直で、口下手で、でも、思いやりにあふれた自分自身の背中を見せることで厨房を引っ張っていく、今のスタイルにたどり着く。

村上信夫さんのカリスマを身につけようとしたって、「ムッシュ」自身でない限りは「ムッシュ」にはなりえない。

「料理に真心を込めよう。」なんて、口に出すような柄じゃない。

結局は「自分らしさ」に立ち戻る。
「自分らしさ」以外に寄って立つところは無いのだ。
  

「自信」というコトバの意味を改めて考えさせられた。

                        <2007.07.19 記>    

 
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■茂木健一郎さんの「クオリア日記」
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/

■プロフェッショナル・仕事の流儀 公式HP
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/index.html

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