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2007年5月 2日 (水)

■『明日から使える”仕事術”』というのは、伊達ではなかったのだ。

「プロフェショナル 仕事の流儀」。今週は『仕事術スペシャルpart3』、単なる総集編ではなく、今まで紹介されてきたプロフェッショナルの方々の実践的な「仕事術」を探るというもの。

01_9 ■ベンチャー経営者の南場さん、「部下一人ひとりと、ちゃんと向き合うことが良いコミュニ ケーションの為の秘訣だ」という真摯な姿勢は、先に放送された盲導犬訓練士の多和田さんの姿ともダブり、そうだよなぁと深く共感。やっぱり、ノウハウとかテクニックじゃないんだよな。どれだけ相手の立場に共感して、本気で向き合えるか。ということに尽きる。・・・主人公は、部下の一人ひとりなんだよな。

01_10 ■同じくベンチャー経営者の秋山さんが実践している、「高さ1メートル10センチ以上のものをオフィスに置かない」というルール。『どこにいても社内全体の空気を肌で感じられる空間』を狙い。オフィスのあちこちで散発的に『やったー!成功!』なんて声が、聞こえてくるさまが眼に浮かび、勢いのある活性化した組織を想像させる。
背の高いパーティションで自分の部署を囲いたがる、どこかの会社とは大違い。でも、実はそれ以前に、自分も含めて、すぐ目の前の人とも見えない壁を作ってしまうようなところもあって、その見えない壁を取り除くのが本質的な課題なのだ。
『見える壁』と『見えない壁』。2つの壁は独立したものではなく、お互いに影響しあっている。一方を一つの効果的な演出として取り払うことで、厄介なもう一方の壁も取り払われる。そんな、楽観的なイメージが浮かんだ。これは、スグに実践できることかもしれない。

3_3 ■建築家 隈研吾さん。本放送を見ながら、こんなに仕事を請け負って、でも一つ一つ自分の身体で感じながら創造していく。・・・どうやって仕事をこなしているんだろう?と思っていたのだが、今回その秘密の一端を紹介して貰えた。なんと、打ち合わせに15分程度しかかけないのだという。
ポイントは以下の3点
①打ち合わせをする相手を事前に刺激する。
 ・そのことにより、打ち合わせを行う前までに『活性化』。勢いよく打ち合わせに入れる。
②資料や図面、写真を必ず用意させる。
 ・話が具体的になり、議論が空回りすることが無くなる。
③打ち合わせは、物事を決める場。悩んで時間を浪費しない。
 1.今、決める。
 2.相手に任せる。
 3.今度考える。
 ・この3つの分類のどれかを瞬時に決める。
これは、使える!
自分のデスクに張り出しちゃおうか、と思うくらい、しみじみ来てしまった。

■今回は、実はあんまり期待せずに見ていたのだけれど、充実してたな。見てよかった。
ところで、住吉アナが涙を流すほど、おいしいゴハンって、気になるなぁ。早速試してみようか。

01_12 「手間をかけた分だけ、愛情が伝わるのが料理だ」
                  料理人 徳岡邦夫

それは、料理だけに限った話ではない。何事も、手間と愛情が大切なのだ。
                          <2007.05.02 記>

『プロフェッショナル 仕事の流儀〈5〉』 

脳科学者・茂木健一郎が独自の視点で各界のプロに切り込む、NHK総合テレビ人気番組を書籍化。以下の3人のプロフェッショナルが紹介されています。
●ベンチャー企業経営者・秋山咲恵
●テストドライバー・加藤博義
●ライティングデザイナー・内原智史

放送で紹介されていなかった部分も描かれているそうです。
 

■本 『プロフェッショナル 仕事の流儀〈7〉』

以下の3人のプロフェッショナルが紹介されています。
●カーデザイナー・奥山清行
●棋士・羽生善治
●料理人・徳岡邦夫
 

■ 『負ける建築』
Photo_19 隈 研吾 著

   

   

   
   
   

■番組HP、『仕事術スペシャルpart3』
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070501/index.html
■徳岡さんの涙がちょちょぎれる、おいしいゴハンの炊き方。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070501/02.html

■茂木健一郎さんの「クオリア日記」にT/Bします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_70d2.html

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