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2007年5月

2007年5月30日 (水)

■直球勝負の清々しさ。『フラガール』

●●● 名画座 『キネマ電気羊』 ●●●
古今東西なんでもあり、気楽でささやかな名画座をめざします。
ゆっくりUPしていくつもりなので、ひとつ長~い目で見てやってください。

No.01  『フラガール』 
     監督:李相日 公開:2006年9月 製作・配給:シネカノン 

正しい映画である。真剣で、ひたむきで、まっすぐなのだ。
昭和40年の日本は、そういう時代だったのだろうか。

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■ストーリー■
昭和40年。福島県いわき市の炭鉱町。
石炭の時代は終わりつつあり、リストラが進む常磐炭鉱では窮余の一策として、『町民の力で東北にハワイを作ろう!』という計画を立てる。温泉を利用したレジャー施設だ。「目玉」は、うら若き乙女達によるハワイアンダンス。

だが、長い年月、命を張って炭鉱を守ってきた住民達は、ハワイアンセンター推進メンバーと対立する。この苦境に「ハワイ」なんて浮かれる輩は真剣味が足りないと怒りを覚えてしまうのだ。

東京からトップダンサーが教師として招かれ、レッスンが始まるのだが、眩しすぎるハワイアンにたじろぎ、生徒は少数しか集まらない、しかも相手は盆踊りしか知らない田舎娘たち。都会育ちで鼻持ならない教師は、あきれかえり、サジを投げかける。だが、教師が華麗に踊る姿を盗み見した生徒達は、俄然ヤル気になる。その熱意に押され、教師も次第に教えることに正面から向かい始めるのだった。

そんな折、落盤事故が発生し、ますます「ハワイ」に対する反感が強まっていく。オープンの時期は間近に迫っている。果たして、町民たちの理解は得られるのか? 娘たちは本当の「ダンサー」になれるのか?

この映画は、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾート ハワイアンズ)が出来るまでの実話をもとにした物語である。

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■以下、ネタバレあり。ご注意方!■

■どうしようもない素人集団のもとに熱血教師が現れ、一途な主人公を中心にチームとして大きな成長を遂げていく。
よくあるパターンの筋書きである。
だが、この作品はひねらず、敢えて直球勝負を挑んでくる。その力強さが素晴らしい。

ともすると「この複雑な現代社会」などと安易に語られる現代ではなく、誰もがひたむきだった高度成長期に舞台を置くことで、力強さを強調し、今を生きる我々にエネルギーを与えてくれる。そんな映画だ。

この映画のポイントは、「気付き」だと思う。
紀美子(蒼井優)は、ダンスの持つ、厳しいまでの美しさに気付き、ダンス教師、まどか(松雪泰子)は、教師として生徒たちと成長していくことが自分にとって何事にも代えがたい幸せであることに気付き、紀美子の母、千代(富士純子)は、娘が自分の知る世界から新しい世界へと必死に飛び立とうとしていることに気付く。

その「気付き」が、周りの人たちの心を動かしていく原動力になるのだ。

炭鉱労働の過酷さと、ハワイアンの華やかさ。その鮮明な対比。
だが、それは決して対立するものではなく、「ここにある、今」と「明日への希望」として連続し、高めあうものとして存在している。

明日の希望を守るために、今、自分に出来る限りのことをやろう。
その前向きな爽やかさは、紀美子の兄、洋二郎(豊川悦司)が、まどかに付きまとう借金取り(寺島進)を撃退し、坑道に向かうトロッコに颯爽と飛び乗るシーンで強調される。

だからこそ、フィナーレの華やかさが引き立つのだ。

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松雪泰子 ・・・ダンス教師、まどか 役
登場場面の強烈な演出に、しっかりと応えていて見事でした。
トップダンサーとしての鼻持ならない感じや、怒りに震える激しさ、ダンスの時の凛とした美しさ、溢れ出る感情を抑える仕草、それぞれにメリハリが利いていて最高の演技だったと思う。上手い役者さんだったんだな、と見直しました。
それにしても、ソロのダンスシーンは美しかった。

蒼井 優 ・・・メインダンサー、紀美子 役
おとなしく、影のうすい少女のイメージを抱いていたのだけれど、時折見せる、激しい感情を爆発させる演技を自然に受け入れられるのは、福島弁のなせるワザか。
ラストの場面、ステージのソデで出番を待ちながら早苗が送ってくれた髪飾りをつけるシーン。少し首をかしげながらステージを見つめる瞬間のキリリとした瞳にハッとした。この映画で一番印象にのこる絵かもしれない。もちろん、稽古場でのソロのダンスシーン、列車に乗り込み去っていこうとする、まどかに対してフラの仕草で想いを伝えるシーンも捨てがたいが。

富士純子 ・・・紀美子の母、千代 役
夫を炭鉱の事故で亡くし、女手一つで子どもを守り育ててきた強さ。それ故の頑なさが、稽古場で娘の練習姿を見ることで変容する。その気付きと変化がこの映画一番のポイントだったと思う。気丈に一家を支える千代が、「母親」に変わっていく姿が上手く出ていた。ラストでステージを見守る姿は、娘を見守る女親そのものだ。

豊川悦司 ・・・紀美子の兄、洋二郎 役
トヨエツにしては、かなりウエットな役柄を好演していた。中盤、まどかに付きまとう借金取り(寺島進)に凄まれて引き下がる洋二郎。帰り際に借金取りから、「この、半端モンが!」と小銭を投げつけられるシーンの切ない感じが非常に良かった。この弱さがあるから終盤の対決が盛り上がるわけです。

岸部一徳 ・・・ハワイアンセンター代表、吉本 役
いつもながらの飄々とした演技が冴え渡っていた。そんな中で、まどかに逆切れする飲み屋のシーンが最高。(その後の、まどかの対応も笑えたが。)
また、町を去ろうとする、まどかに投げかける、「先生、いい女になったな。」というセリフも決まっていた。カッコイイ。

山崎静代 (南海キャンディーズのしずちゃん)
       ・・・大柄で不器用なダンサー、小百合 役
素の感じをうまく使ってるな、と思って安心して見ていたが、父親が落盤事故に巻き込まれたと知らされるシーン以降の一連の演技の迫力に圧された。
意外と役者なのだ。

徳永えり ・・・紀美子の親友、早苗 役
明るく素朴な少女らしさが上手く出ていて非常に好印象であった。青春ドラマにうってつけの感じ。今まで知らなかった女優さんだけれど、応援したくなってしまった。頑張れ!

   
■スタッフ 
監督: 李相日
製作: 李鳳宇
脚本: 李鳳宇/羽原大介
企画・プロデュース: 石原仁美
音楽: ジェイク・シマブクロ
演技・振付指導: カレイナニ早川(まどかのモデル)

■DVD フラガール メモリアルBOX
<Amazon評価> ★★★★☆(レヴュー数 83件)

Photo_83 <特典映像>
●真実のフラガール」
 「フラガール」のモデルになった人たちの
 インタビューや
当時の映像、写真などを紹介!
●プレミアムムービー「小百合(しずちゃん)の恋」
 本編完成時に泣く泣くカットされたエピソード、
 小百合(しずちゃん)の恋物語を収録!
他、特典映像満載。
<封入特典>
●シナリオ「フラガール(完全版)」
 映画で語られなかったエピソードが満載。

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■DVD 69 sixty nine
監督: 李相日(2004年公開作品)
原作: 村上龍 
脚本: 宮藤官九郎
出演: 妻夫木聡 安藤政信 金井勇太 太田莉菜 柴田恭平 水川あさみ 井川遥

<Amazon評価> ★★★★☆(レヴュー数 35件)
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                       <2007.05.29 記>

 
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2007年5月28日 (月)

■『帰ってきた時効警察』 第7話 おおまか村はイノシシかっ?!欧米かっ?!

ママさんバレー深夜の特訓!そして?マークで幕を開けた今回。
いつもより多めにハイテンションな時効管理課と愉快な仲間達に加えて、事件のあった大間下(おおまか)村の皆さんが全員、早目亭のオバちゃん級の曲者ぞろい。次々繰り出される小ネタの波状攻撃に、もうクタクタです。

7_1 #7 「ごく普通の主婦がイノシシに間違えられるには、それなりの理由があったのだ!」
■脚本 山田あかね/監督 安見悟朗

2007.5.25放送

  

■イノシシの里、大間下(おおまか)村で、主婦がイノシシと間違えられて猟銃で撃たれて死亡した。というのが今回の事件。同時に、被害者の夫が猟銃自殺していることから、殺人の線も考えられたが手がかりも無く、時効を迎えた。

■結局、事件は、妻である被害者の理恵子と美形のバレーコーチとの浮気を知り絶望し自殺をした男の姉、まさへ(国生さゆり)によるものだった。
敵討ちとばかりに、まさへは弟の形見であるイノシシの毛皮を羽織り、猟銃を担いで理恵子を追った。川原に追い詰められた理恵子は寒さに震えている。
一本気な、まさへは毛皮を理恵子の肩にかけてやる。隙を見て、舌を出しながら逃げる理恵子。まさへは、威嚇射撃をするつもりだったのだが、あまりにも銃が下手だったので、逆に理恵子に命中してしまったのだ。

■今回は本当に濃密だった。
ネタの多さもさることながら、国生さゆりが濃すぎ!一本気な演技。どえらい迫力だ。
「いのししが、バレーやるわけないだろう!」と三日月に一喝入れるところなんか最高。さすが、おニャン子のリーダー格。姉御肌ぶりが板についてます。

■そのほか、スナック鳩時計のママ(由紀さおり)の「よろしくお願いします」をはじめ、食いものが無くて里に下りてきた鼻グロいんちきフランス人(加瀬大周)とか、その加瀬大周とねんごろになっている「イノシシかっ」屋のオバちゃんだとか、あやしげな覗き魔だとか、高泉淳子のおもろい駐在さんとか・・・。
おおまか村の異次元世界をすっかり堪能させていただきました。もうオナカ一杯です。御馳走さまでした~。

●●●今回、やられた小ネタ●●●

■十文字たちの怪しい隣人宅への踏込み方が大げさ。
  画家がソノ・ショーン。
■諸沢さんが取りだすパノラマ写真!確かに最近見ないね。
  パノラマ写真は仲良しの証拠なのだ。
■「かえる君」危機一髪。霧山くん、証拠の銃弾を落としちゃ
  いけない。
■霧山くん、パンと竹輪でどうするつもり?
■ママさんバレーでX攻撃!
■それを見事に打ち返してしまう霧山くん。 
■世界中の強豪のママさん達が集まってくる世界大会。 
■名物「イノシシかっ」は、やっぱりハムカツだった。
■駐在さんのところから食料をかっぱらう、あくまでも食い意地の
 はった三日月さん。
■「一日に4本くらい来る」とバス停の時刻表もかなり、おおまか。
■質問200円、回答300円と小分けにしてあるスナック鳩時計の
  料金表。
■ミッシェルの黒い鼻になかなか突っ込みを入れられない霧山くん。
■最後に・・・熊本さんの白くま君。いい味だ。

                        <2007.05.28 記>

レノンと言えばジョンですが・・・


 
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■関連記事■
・『帰ってきた時効警察』おかえりなさーい♪
・第1話 コーヒー淹れろょぅおい。ここだょぅおい。
・第2話 気負い過ぎはカランカランと虚しく響くだけなのだ。
・第3話 身もフタもないといえなくも無くもないのだ。プクー。
・第4話 今回の主役は、三日月さんだと言っても過言ではないのだ。
・第5話 この展開には、おそ松くんもビックリなのだ。エコエコ、アザラ~シ。
・第6話 青春それはピチピチ~♪
 

帰ってきた時効警察オフィシャル本』
Photo_61
早くも予約受付中。だそうです。
(皆さん、「早め」に買いましょう(笑))
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『帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック + 三木聡×坂口修 作品集』
__8(2007 5/23発売 予約受付中)
今回のサントラには「時効警察」の音楽だけでなく、三木聡監督と音楽・坂口修氏が過去にコラボした色んな作品の音楽が入ってるんですよ。しかも、第4話で三日月が歌った「しゃくなげの花」ほか3曲も収録!(三日月しずか 『満月』) さらにこれだけ多めに入って、お値段たったの3,000円! お買い得ですね~。 <←公式サイトより>
・・・ 三日月しずか 『満月』。まさかの発売です(笑)。
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Photo_95 時効警察オフィシャル本 
オダギリジョー&麻生久美子&三木聡ロングインタビューと撮り下し写真。十文字&蜂須賀刑事の小ネタ裏づけ捜査。鑑識課・諸沢の「こんなもの見つけました」コレクションなど
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全9話+特典映像(・・・非常に気になります。)
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■「帰ってきた時効警察」公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

■「映画鑑賞★日記・・・」さんにトラックバックします。
http://yukarin.livedoor.biz/archives/51159990.html

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2007年5月27日 (日)

■来訪者。

マンションのベランダに来訪者。

あっちへちょんちょん、

こっちにちょんちょん、

世話しなく動きまわる。

ガラス戸のこちらからカメラを構えても気付かない。

一体、なにを探しているのか。

あっちへちょんちょん、

こっちにちょんちょん、

ふいにコチラに気がついて

慌てて飛び立つ。

残されたベランダのガラス戸には、

空っぽの洗濯物カゴだけが映りこんでいる。

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                  <2007.05.27>


 
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2007年5月25日 (金)

■『男が人生の忘れ物に決着をつける時。』 標高8848mの世界。 野口健、チョモランマ登頂。

この度、「富士山・エベレスト同時清掃及びエベレスト登頂」を目的として活動中の野口健は日本時間5月15日(火)AM11時15分にエベレスト登頂を果しました。今回の挑戦は1997年に初めてエベレスト(中国側)に挑み、惜しくも登頂を断念した場所からの再挑戦でした。
1999年にはエベレスト(ネパール側)から挑戦し登頂を果すと同時に、7大陸最高峰世界最小年記録を樹立いたしました。(1999年当時)今回の登頂で、中国・ネパール両側からエベレスト登頂を果した8人目の日本人記録となります。
<野口健事務所 『アルピニスト・野口健のブログ』 記事より抜粋>

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■野口健さんのチョモランマ登頂の音声記録を聞いた。

エベレスト登頂というニュースに慣れてしまっていたのか、正直これほど過酷な世界だと思っていなかった。

野口隊定時連絡の音声記録は現場の過酷な状況を生々しく伝えてくる。
苦しげな呼吸音、激しい咳き込みと共に聞こえてくる野口さんの肉声は、決して文字に起された情報では伝わらない、心の奥底を揺さぶるものであった。

肺を突き刺す乾燥した冷気、体力を奪い去る低酸素、そして滑落の恐怖。最終キャンプ地あたりから次第に余裕を無くしつつも、なんとか明るく冷静さを維持しようとするギリギリ極限の精神状態。その精神を支えるのは登頂への渇望だ。登頂に向けて高揚していく気持ちがひしひしと伝わってくる。

アタック前、最後の『追伸』。万が一の事態を覚悟しつつ、努めて明るいその口調に込められた想いは、聞く者の胸を締め付け、感情を直接振るわせる。

そして登頂。

「結構苦しんでね、最後・・・。でもなんとかなったな。やればできるんだな、やればできるんもんだ。」

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チョモランマ山頂から日本に衛星電話で登頂の報告をする野口
<野口健・公式HP チョモランマ後半戦写真集より>

苦しい息づかいの中でこぼれたこの言葉。なんだか聞いているこちらまでジーンときてしまった。

苦しんで苦しみ抜いた末に何かを成し遂げたとき特有の、『軽くなる』感覚。

自分の体験なんて野口さんの達成したことと比べればケシ粒のようなものかも知れないが、それでも、その時の感覚が胸によみがえり、しみじみと感動を噛み締めた。

だが、野口隊は下山の途中でやりきれない事態と遭遇する。エベレストは、いとも簡単に人の命を奪い去ってしまう。その事態の中で、自らも死の危険と隣り合わせのギリギリの状態でありながらも自分の出来ることをやる。決断し実行する、その強さ・・・。
 

10年前にやり残した事に決着をつけた野口さん。
本当におめでとうございます。感動をありがとう。

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チョモランマ山頂
<野口健・公式HP チョモランマ後半戦写真集より>

最後に、ベースキャンプに無事帰還した野口さんのコメント。

************************************************** 

チョモランマへのリベンジは10年越しの夢でした。

チョモランマに対し自信を失っていた時期もありましたが、それでもリベンジをするんだと宣言し、実行して本当に良かった。

やはり失敗はそのままにしておいてはいけない。サハラ砂漠を単身で横断しようと果敢に挑みサハラに燃え尽きた上温湯隆氏が生前
「冒険とは、可能性への信仰である」
との言葉を残していますが、その言葉の意味、深さを改めて噛みしめています。

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頂上登頂は無理だとしても、
いつか、この目で世界最高峰を見ておきたい・・・。
  
                     <2007.05.25>
 
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<野口健さん公式HPより>
■野口健さん チョモランマからの電話メッセージ(肉声、音声記録)
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0513_1_TEL.html

■チョモランマ後半戦写真集
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0520a.html

■野口健さん 手記 『チョモランマ登頂』
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0520.html

野口健さん 公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/

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2007年5月24日 (木)

■これが噂の『手つなぎラッコ』 。

巷で評判の『手つなぎラッコ』の動画を見た。

うーん。これはカワイイ。

うとうと寝ぼけていて、うっかり手を離してしまう。
あれぇー、離れていくぅー。と思ったところで、
一回転して戻ってきたラッコがもう一度しっかりと手をつなぐ。

その仕草がたまらない。

                    <2007.05.24 記>


 
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■ラッコ動画■ *音声に注意してください*
<YouTube> Otters holding hands
http://www.youtube.com/watch?v=epUk3T2Kfno
  

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2007年5月23日 (水)

■『プロフェッショナル 仕事の流儀』 「正解」はある。装丁家 鈴木成一。

02_3 ■今回のプロフェッショナルは、装丁家 鈴木成一さんである。
「ヒットさせたければ装丁は鈴木成一に頼め」とまでいわれる装丁の大御所、鈴木成一さん。その仕事は年間およそ700冊にも及ぶ。だが、それぞれの本の装丁は多彩な個性を極め、とても同一人物がデザインしたものとは思えない。番組ではその秘密に迫った。
<2007.05.22放送>

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■「鈴木の作った表紙は、なぜか目に飛び込んでくる」と編集者は口をそろえるという。書店に平積みされる本にとって、いかにお客さんの目を引き、手にとらせるかが販売上の生命線だ。何故、鈴木の装丁はヒトの目を引くのだろうか。

「答えは本の中にしかない」と鈴木は言い切る。目を引くためのテクニックなどは無く、ましてや成功した装丁を他の本でトレースしてもヒトの心に響きはしない。

本の中身を読み込み、その本にしかない新しい個性をつかみ削り込む作業。その為に鈴木は自身の自己表現、自己実現を極力押さえ込み、その本の個性に耳を澄ませることに徹する。そのことで多様性に富んだ魅力的な装丁が次々と生まれてくるのだ。
 

■だが、自己を押さえ込んだ作品を大量に産み出すエネルギーは何処から来るのか?それは「期待に応えること」なのだという。自分の仕事に期待し、「頼まれる」。だから、やる。下積み時代の苦闘の上にたどり着いた答えだ。そこに自分の才能があり、それを他の人に期待される。そして期待を上回る装丁を仕上げる。それがモチベーションの源泉だ。
 

「『自分』というものは独立したものとしてあるのではなく、周りの人たちとの関係によって形作られていくものだ。」
 

大学時代に第三舞台の「朝日のような夕日をつれて」のポスターを手がけ、評価を得る。そして、その書籍化にあたっての装丁をまかされ、「これで食っていこう」と独立。

だが世の中は甘くは無く、フリーという立場の弱さに苦しめられる。そんな辛い状況を支えてくれたのは自分の才能を評価してくれた人たちだ。
そういった経緯を踏まえると、先のコトバの深さが心に染みてくる。
「期待に応えること」が自己実現そのものなのだ。 

だから、仕事には徹底的にこだわる。
 

■けれど、装丁のイメージが常に泉のように湧いて出てくる訳ではない。出来かけの作品を眺めても納得がいかない。「違う」のだ。

01 そんな時、鈴木は出来かけの作品を目の前に立てかけておきながら、おもむろに別の仕事に取り掛かる。別の仕事に集中しながら「その作品」に対して無意識の状態を作り出す。ふと、視線を上げると、やりかけの仕事が目に映る。そのとき何を感じるか。
 

「要するに、出来損ないの表紙など見たくないのです。それを何度も見て違和感を自分に植え付けることで、そこから逃れたいという欲を育てる、そんな感じです。」
 

何かふとした拍子にイメージが、「ぽっ」と浮かぶことがある。幾多の苦闘から、それを創造的仕事の手法として確立したのだろう。
まさにプロフェッショナルだ。
 

「『正解』はある。」
 

確かに。
「これだ。」と直感的に思うときは、すらすらとイメージが加速、そして作業を進めるうちに一点に収斂していく。そういう感覚は確かにある。鈴木のいう『正解』とは、そういうもののことを言っているのであろう。

だが大抵の場合、「創ろう」という思いが先走り、遅々として作業が進まない。苦労して作り上げたモノも、どこか釈然としない。だが、そこで妥協してしまう。

せめて、ココゾ!という時には締め切りを過ぎようとも(笑)、妥協しない強さを持ちたい。そう思った。
                           <2007.5.23 記>


■茂木健一郎さんの「クオリア日記」にトラックバックします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_f7f2.html

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2007年5月22日 (火)

■「企業とは何か」ペンタックス経営統合問題終結。

精密機器大手のペンタックスと光学レンズ大手のHOYAは21日、3回目のトップ会談を行い、HOYAが6月初旬に友好的株式公開買い付け(TOB)を実施し、ペンタックスを子会社化することに合意した。
ペンタックスは取締役8人のうち7人は6月22日に退任するが、綿貫宜司社長は半年から1年程度、経営陣にとどまる見通しだ。
これにより、HOYAが敵対的TOBに踏み切る事態は回避され、ペンタックスが4月に合併を白紙撤回して以来、迷走を続けた両社の経営統合問題は事実上決着した。<5月22日 読売新聞記事より抜粋>

■HOYAによるペンタックス買収をめぐる一連の騒動が収束した。

終結に向けた主導権を握ったのは、終始友好的TOBにこだわったHOYAの社外取締役であったように見える。結局は、全体としての「あるべき姿」をしっかりと描けたHOYAの筋書き通りに収まった、ということなのだろう。

投資ファンドのスパークスは事態を引っ掻き回すトリックスターとして一定の役割を演じたが、保有株の価値向上のみに終始するその姿は長期的な展望とは無縁のものであった(当たり前の話かもしれないが)。

■さて、ペンタックス現経営陣、右往左往の件である。これには流石に見ていて傍らイタイものがあった。「自己防衛」が手段ではなく目的化していて、一体彼らは何を守ろうとしたのか、非常に疑問の残るところである。

これを愚かと嗤うべきなのだろうか。

だが、シニカルな批評は何も産み出さない。ここは真摯に受け止めて、経営トップになるような人材であっても、追い詰められて視野狭窄に陥れば正常な判断が下せなくなるのだ、という反面教師として捉えるべきなのだと思う。

追い詰められたときの視野狭窄は命取り、ということだ。これは何も経営だけに限った話でなく、自分が生きていく上で非常に良いヒントを貰えたと感じている。

■今回の件では、「企業とは何か、誰のものなのか」と、深く考えさせられた。

そして今、「『ペンタックス』頑張れよ!」と感じる自分の素直な気持ちについて考えるとき、そこでいう『ペンタックス』とは一体誰のことなのだろうか?

経営陣のことなのか、社員のことなのか、株主(資本、マネー)のことなのか。

実は、その質問自体がナンセンスなものではないか、と思い始めている。
私が応援する『ペンタックス』とは、経営陣でもなければ、社員でもなく、ましてや株主やマネーでも無い。どれが欠けても『ペンタックス』は存在し得ないのだけれど、「そのもの」ではないのだ。

私が応援するのは「素晴らしいカメラ」を産み出す『何か』である。その『何か』は、時に元気に活躍し、時に凹んでウジウジする。まるで豊かな感情を持った生き物だ。だから、私は、その情感あふれる可愛げのある生き物に「共感」することが出来るのだ。

この生き物の名前は『ペンタックス』。それ以上でも、それ以下でもない。それが答えだ。

企業をそのように捉えたとき、「企業は誰のものか?」という問いに対する答えも、自ずと解ってくるはずである。

もしかしたら近い将来、名前を変えることになるかもしれないが、それでも私は『彼』を応援する。

 

『ペンタックス』頑張れよ!

                       <2007.05.22>

■関連記事■
●人間の再生。 NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_f45b.html
   
■前回の記事■
●『ハゲタカ』さながらのドラマが進行中

http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_fa3a.html
 

■ペンタックスK10D 【カメラグランプリ2007】受賞
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2007/200737.html
Pentax_gp  

【 PENTAX P10D 】の紹介
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■NHK『ハゲタカ』製作チームの日記
http://www.nhk.or.jp/hagetaka-blog/

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2007年5月21日 (月)

■『新報道プレミアA』 会津若松・母親殺害事件。猟奇殺人の報道について考える。人質立てこもり事件、他。

今週は、人質篭城事件、母親殺害事件と、やるせない事件が2件も発生。新報道プレミアAも内容の濃いものであった。
今回は、会津若松で起きた母親殺しに報道について大きな疑問を抱いたので、まず、そのことについて考えてみたい。

■会津若松・母親殺害事件
アパートで弟と暮らしていた県立高校3年の少年(17)が、訪ねて来た母親(47)を殺害した事件。母親の首をカバンに詰めて持ち歩き、翌朝警察に出頭。部屋には切断された母親の右手が白く塗られ植木鉢に立てかけられていた、という猟奇殺人事件である。

少年は山間の小さな集落で育ち、中学時代にはスキー競技に打ち込む一方、勉強の成績もトップという活発で利発な優等生であったという。成績優秀であった少年は、高校から都市部の学校に進学、実家を離れて生活を送っていた。

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■現場とは全く関係の無い場所です。(岩手県遠野)■

この事件についてプレミアAでは少年の実家や中学時代に焦点をあてて取材を進め、優等生であったという小・中学生時代から既に残虐な事件を起す予兆が隠されていたことを明らかにした。

彼の自宅の部屋には、虫の死骸が詰められた小瓶、首のもぎ取られた鳥の剥製、事件を彷彿とさせる白塗りの手のオブジェ等があったというのだ。また、本棚には少年向けホラー小説が並び、「解体人形」というノコギリを持った少女が描かれたカードも発見された。

そして、この取材結果に「子供時代から反社会的な性格であった」という学者のコメントを重ねて、少年の危険な一面に誰も気付かなかったのだろうか、と結んだ。
 

2月に土砂崩れで半壊した実家に捜査が入るところへイチ早く同行し、また少年の子供の頃の友人や学校を丹念に取材、「優等生だった」という報道が大勢を占める中、少年の「闇」の部分を浮かび上がらせた良いスクープだと思う。

だがその報道の仕方には、一つの事件を一般化して理解しようとする姿勢が見え隠れしていて非常に残念であった。確かに少年には猟奇的なものを好むところはあっただろう。
しかし、それを『事件の予兆』と捉えるのは如何にも浅はかだ。
 

猟奇殺人犯の隠された嗜好に関する映像は、それが鮮烈なものであればある程、誰もが持つ「怖いもの見たさ」という好奇心を刺激する。それ故に、この手の報道は、犯人像を浮かび上がらせる重要な情報であると同時に、その強調された「異常性」を犯人という個人から引き剥がし、一人歩きさせる諸刃の剣なのだ。
 

報道する側は「事実を報道しただけ」のつもりでも、それを受け止める側がその報道の「意味」を理解しようとするならば、ことさら「異常性」にのみフォーカスされたその視線は、『残虐なものを好む少年像』という虚像を生み出すことになりはしないだろうか。

一般化されたその虚像が、『非常に個人的な問題』を、「世にあふれるオカルトやホラーの映像が青少年の精神を歪めている。」などといった『社会現象の問題』に摩り替えようとする、短絡思考の温床となることを私は恐れるのだ。

Photo_67
<参考イメージ>■H.R.ギーガー作品集 『 ネクロノミコン 2 』

オカルトやホラーは揺れ動く少年・少女のココロを惹きつけて已まない。
それは今も昔も変わらない。

プレミアAのいう『事件の予兆』を抱えた「猟奇殺人者予備軍」は現在何万人もいるだろうし、この手の報道に惹きつけられる大人にも、オカルトやホラーに興味をそそられる少年・少女時代を過ごしたものが大勢いるに違いない。私自身もその一人だったと思う。

もし本当にそれが『事件の予兆』なのであれば、私も予備軍の最前列に立っていただろう。だが、決してそういった事件に向けた一歩を踏み出すことはしなかった。
何故かといえば、『私』という人間が幸いなことに、そういう不幸な巡り合わせから離れたところで人生を刻んできたから。

それだけの理由だ。
 

「事件」は、事件単独で完結するものではなく、犯人にとって、家族や周囲のいろいろな人達との出会いも含めた、『人生』という名の長い物語のひとつの結末なのだ。
 

猟奇事件を一般化して理解することは単なる一時しのぎの逃避に過ぎない。
何故なら、それは自分自身の内に潜む「狂気」から目を逸らし、砂上の楼閣に安心を求める行為だからだ。

残虐な事件を聞いた時に、『恐ろしい』と感じる、その感情が非常に大切なのだと思う。
その時に感じている恐怖や不安は、事件そのものに対するものではなく、我々の「健全なこころ」、「健全な人間関係」が、実は非常に不安定なものなのではないか、と想起させられることのよって生まれてくるものなのではないだろうか。

そういう不安定な人生を、一歩一歩、足元を確かめながら我々は歩んでいくのだ。

  

<その他のトピックス>
人質立てこもり事件、29時間の教訓
解決まで時間がかかり過ぎだとか、決断力が無いだとか、あーだこうだと、いろいろ言われる愛知県警。私は、これ以上犠牲者は一人も出さない、という愛知県警の姿勢は好ましいと思う。ヤワな理想主義で上等じゃないか。彼らはやれることをやった。銃弾が飛んでこない安全な場所から外野がとやかく言うことではないのだ。今までの日本が安全で実戦経験が少なかったということだ。長崎、町田、そして今回と立て続けに起きた拳銃事件を契機に立て直せば良いのだ。
 

 但し、このとき一番大切なのは、日本がどういう国でありたいか、というビジョンなのだと思う。そう大上段に構えずとも、どういう街に住みたいか、と言い換えてもいい。それは狙撃、強襲といったハリウッドアクション映画調の、見栄えはいいが、その反面、効率優先で個人の情が通じない殺伐とした社会ではないはずだ。信頼が崩れそうな時ほど、信頼を大切にしなければいけない。
 

 人生これからという時に殉職された林警部については、奥さんと生後1ヶ月の赤ちゃんが残されることになり、子を持つ身として悲痛な思いを禁じえない。だが、乱射された弾丸が防弾チョッキの上1cmの隙間を抜け致命傷を与えたという偶然の重なりは、悲しいことだが運命と考えるしかないだろう。場合によっては、犯人の至近距離まで接近し、負傷した木本巡査部長の救出にあたった部隊に被害が出てもおかしくない状況であったのだ。危険なところで命を張って市民を守ってくれる。だから警察官という職業は尊いのだ。
 

母親の子宮を借りた代理出産
不妊治療を試みる夫婦は10%にも及ぶという。この特集では、代理出産をとりまく状況と是非について、生まれつき子宮の無い女性の再現ドラマを交えて紹介された。
倫理(人を生殖の道具としてあつかうことにならないか)・安全(代理母が死亡する確率はゼロではない)・福祉(生みの親が子供を手放さない)という観点から日本産科婦人科学会は、代理出産を禁止している。一方、愛する人の子供が欲しい、という切実な希望に応えよう奮闘努力する医師がいる。
自分がその立場に立てば許容すべきだと思う。だが、それを自由放任した場合、学会が主張するような問題が発生するのは目に見えている。どちらの立場も、正しく、決然としていて立派だと思う。機が熟するまでは個々の自己責任でひとつひとつ実例を積み上げていく、・・・それ以外に道は無いのだろうか。
 

toto BIG 6億円祭り
これまでの繰越金で6億円が出るかも、というのでお祭り騒ぎ。当たるわけ無いさ、といいながら結果が出るまで夢を見る。寺銭を5割もせしめるのかと野暮なことは言いっこなし。システムダウンのニュースで付和雷同、Jリーグには全然関心無いのだけれど、夢は大きく6億円。いいんじゃないでしょうか。この際だからプロ野球も追従したらどうでしょう。

 
男子プロゴルフ・石川君15歳、最年少優勝
さわやかなニュースで締めくくりたいと思う。頑張れ、少年!

                          <2007.5.21記>


 
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【追記】
何だかここのところ、我らが滝川クリステルが輝いてきた。
小難しい論理を無力化する必殺、滝川スマイル! 
いい感じです。
 

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2007年5月20日 (日)

■『帰ってきた時効警察』 第6話 青春それはピチピチ~♪

今回は、時効管理課と愉快な仲間達の温泉ツアー。宿の名物料理『に~るヤング』でつるつるすべる、どうにもつかみどころの無い、ほろ苦い青春のお話なのであった。

6 #6 「青春に時効があるか否かは熊本さん次第!」
■脚本・監督 園子温
2007.5.18放送

 

■若返り効果で知られる若泉温泉、青春旅館の女将、寺島マユミ(西田尚美)は、とても54歳とは思えない若々しさを保っている。だが、マユミには15年前の殺人事件に関わった過去があった。事件は、隣の旅館の女将、初老フケミ(内田春菊!)が青春旅館の温泉で溺死した、というもの。若泉の源泉をめぐる争いでフケミから執拗な嫌がらせを受けていたマユミとその娘に容疑がかかるも、2人にはアリバイがあったため、事件は迷宮入り。そして時効を迎えていた。

■一方、青春時代の若々しさを取り戻したい熊本さんは、時効管理課の皆で温泉旅行に行くことを提案。なりゆきで、女性陣もうっとりの若泉温泉へ行くことに決定。若々しさにあまり興味の無い霧山も時効捜査を兼ねて参加する。

■結局、事件は、温泉にコンニャクを溶かし込み、ツルツルすべる’に~るヤング’にすることでフケミを溺死させたマユミの犯行。それを知った娘がマユミと入れ替わり、若泉に若返りの効果があると宣伝することで、事件によって落ち目になっていた温泉を復活させたのであった。
Photo_84

■うーむ・・・。
時効警察がいくらコメディだといっても、一応はミステリーなんだから、コトの真相にたどり着くのに、「三日月さんが立ち聞きしちゃったの」は無いでしょう!で、それを聞いた霧山が、「うーん、実はうすうす分かってて」って・・・。まったく、『身もフタもない』。

■まぁ、だけどそこはソノショーン。笑いのツボは外さない。
一番の爆笑は、初老フケミの意地悪ババァぶりを嬉々として演じる内田春菊と、妙にリアルな、まゆげ猫の絶妙コンビ。猫の中途半端な感じがスゴクいい。

■今回、霧山は妙に大人びていて、
『年はとればとるほどいいんですよ、生きて今こうしてある時間の証明こそが一番大切なんじゃないですかぁ!』とか、
『時効になった事件も、人の思いの中にある限り死んだ人間は忘れられることは無いんです。』
なんて柄にも無く、奥深いコトバを口走る。
霧山くーん。「に~るヤング」の馬鹿馬鹿しさの後にそんなこと言われてもねぇ。

●●●今回、やられた小ネタ。●●●

■霧山の同級生、若いにも程がある。
■早目亭のオバちゃんこと真加出さんのお母さん。え?!40だったの?老け過ぎ~。年の取り方まで早目なのか?
■諸沢さんの寝言。「お、おしむぅ~」と、うなされてる。どんな悪夢じゃ!
■余計なところでカンが冴え渡り、ツボ師匠の正体をばらしてしまう十文字疾風。
■「年って取れば取るほど大事なのかもしれない、中庭にそびえ立つ、あの木のように・・・。」せっかく熊本さんがいい話をしてるのに、ど~しても話をエッチな方向に持っていこうとする蜂須賀さん。好きです。こういう人。
                          <2007.05.20 記>

今回はついに最後のソノ・ショーン監督で本当にショ~ンボリですが・・・


 
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■関連記事■
・『帰ってきた時効警察』おかえりなさーい♪
・第1話 コーヒー淹れろょぅおい。ここだょぅおい。
・第2話 気負い過ぎはカランカランと虚しく響くだけなのだ。
・第3話 身もフタもないといえなくも無くもないのだ。プクー。
・第4話 今回の主役は、三日月さんだと言っても過言ではないのだ。
・第5話 この展開には、おそ松くんもビックリなのだ。エコエコ、アザラ~シ。

  

帰ってきた時効警察オフィシャル本』
Photo_61
早くも予約受付中。だそうです。
(皆さん、「早め」に買いましょう(笑))
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『帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック + 三木聡×坂口修 作品集』
__8(2007 5/23発売 予約受付中)
今回のサントラには「時効警察」の音楽だけでなく、三木聡監督と音楽・坂口修氏が過去にコラボした色んな作品の音楽が入ってるんですよ。しかも、第4話で三日月が歌った「しゃくなげの花」ほか3曲も収録!(三日月しずか 『満月』) さらにこれだけ多めに入って、お値段たったの3,000円! お買い得ですね~。 <←公式サイトより>
・・・ 三日月しずか 『満月』。まさかの発売です(笑)。
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Photo_95 時効警察オフィシャル本 
オダギリジョー&麻生久美子&三木聡ロングインタビューと撮り下し写真。十文字&蜂須賀刑事の小ネタ裏づけ捜査。鑑識課・諸沢の「こんなもの見つけました」コレクションなど
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_box_1 DVD BOX『時効警察』
全9話+特典映像(・・・非常に気になります。)
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■「帰ってきた時効警察」公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

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■ レクサス LS600h トヨタ、『信念』の結晶。

トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は17日のレクサス『LS600h』シリーズ発表の席上、1997年末から発売したハイブリッド車の世界累計販売が今月初めで100万台に達したことを明らかにした。
<2007/5/17 レスポンス記事>
Ls600h

■私はトヨタが嫌いである。

巨人、大鵬、たまご焼きというコトバは死語だけれども、そういった’主流派’というものが肌に合わないのだ。これは理屈ではないのでショーがない。

だが、ハイブリッドに対するトヨタのスタンスだけは、心から賞賛して已まない。

■1997年にプリウスが発表されてから10年が経つ。
新しい技術は、システムコストが高くつく上に、不具合が発生する確率も大きく、テストモデルとして少数生産から入るのが常道なのだが、プリウスは『次の時代を担う中核的乗用車は、かくあるべきだ。』という崇高な理想主義に基づく信念のもと、通常の量産車種として市場投入された。

そして、それなりにマスコミ、ジャーナリストには評価され、時代の先を行く’エコ’な人達の自己表現の手段として、それなりに売れ続けた。

が、売れば売るほど赤字がかさむハイブリッド。
そこに、どれだけ将来性があるのか?と、二の足を踏んだフランス人経営者もいたし、俺たちゃあ、現実的なミニマムシステムで行こう!と、お得意の独自路線を歩んだメーカーもある。

しかし10年の時を経て、今やプリウスは、しっかりと市場に定着している。
驚くべきことに、ミディアムクラスのセダンで一番売れている車の2倍も販売台数を稼いでいるのだ。
(年度末商戦で競争が厳しい3月度の販売台数で、シルフィー:3600台、プレミオ/アリオン:3550台/3200台、シビック:1650台に対し、プリウスは、6900台。4月度の実績でもトップのプレミオに対して2倍以上の3900台を売り上げている。)

これは、「ハイブリッドもありますよ。」という少し腰の引けたスタンスではなく、「エコを本気で考えるとこんな車になります!」と胸を張って独自ブランドを磨き続けたプリウスの『信念』の勝利である。結果、100万台を売り上げたハイブリッドシステムの部品コストも、かなり下がってきていることだろう。

『コスト高だから商売の見込みが立たない。』のではなく、『コスト高な現状から、どうやれば商売に出来るのか?』という創造的な「問い」を立てることが出来たのは、トヨタに強固な『信念』があるが故のことなのである。

■さて、その『信念』の頂点、レクサスLS600hである。
これはコンベンショナルなLS460(旧セルシオ)のハイブリッドモデルである・・・。
と、簡単に済ますような内容ではなく、トヨタが「高級車の理想を求めた」と言う通り、LS460の上位に位置する、レクサスのフラッグシップモデルと捉えたほうが良いだろう。

新開発のV8 5.0Lエンジンを、プリウスで進化させたTHS Ⅱを高出力縦置き後輪駆動対応させたTHS Ⅱ-FRと組み合わせ、6.0L並みの出力を発生。その溢れるトルクを地面に伝えるためにトルセンLSDを組み込んだセンターデフ式4WDシステムを採用した。

メカニズム的に面白いのは、やはり核心部分のTHS Ⅱ-FRハイブリッドシステムだ。
(GS450hと同様のシステム・・・たぶん。)
 
Ths2_fr_2  Ths2_fr__2
ハイブリッド(交流同期型モータ)の弱点は、最高速にギア比を合わせた場合、モータの出力特性上、低速域でのトルクが低くなってしまう点にある。
THS Ⅱでは昇圧、高電圧化により大電力を供給し、モータの高出力化を図ることで、全体的なトルクUPで問題を改善、初代プリウスのノタノタ感を見事に消し去ることが出来た。
 さらに、今回のTHS Ⅱ-FRでは2速のリダクションギアを設定することで、よりトルクバンドを広げることに成功している。

■では、このレクサスLS600h。クルマとしてはどうだろうか?
それは、もう『横綱』としか言いようの無いクルマに違いない。
特徴はいろいろあるだろうけれど、圧倒的なのは以下の2点であろう。

①どこから踏んでも野太く加速する、余裕の動力性能。
動力性能に振ったハイブリッドといえば、ハリアーハイブリッド(3.3L V6エンジンにTHS Ⅱ+リアモーターを組み合わせたモデル)がある。
ハイブリッド化による重量増の影響で加速も大したコトあるまい、と高を括りつつ試乗してみたら、その走り出しの余裕に驚いた。
看板に偽りなし。本当にV8 4.0Lが搭載されているかのような ’余裕’に、つい笑みがこぼれてしまったのである。
LS600hのTHS Ⅱ-FRでは、2段のリダクションギアによりトルクバンドが広くなっているわけで、いやぁ~、もう恐れ入りましたの’余裕’を堪能させてくれることは確実である。

もちろん、モーターの活躍するバンドが広がったことは燃費にも効くはずで、トヨタのいう「3.0Lのクルマと同等の燃費」は期待できるだろう。

②圧倒的な静粛性能。
残念ながらLS460には、まだ乗ったことが無いのだが、先代のセルシオは圧倒的に静かな車であった。
特に、駐車場からゆっくりと出る瞬間。え?、と息を呑む静かさ。『駐車場から滑り出す』とは、正にこのことか!と驚愕した覚えがある。(普段、うるさい安グルマに乗っているだけに、驚きもひとしおだ。)
それに加えてのハイブリッド化・・・無振動、無音の走り出し。プリウスとも違う、新しい感覚を味わえることは間違いない。

■さて、最低でも1000万円近いお値段のLS600h。庶民には到底手の出せないその価格も横綱級。けれどメルセデス・ベンツSクラスとは”一味違う”、スマートな薫り漂うこのクルマ。
そこに心くすぐられるエグゼクティブ/セレブリティは、結構いるに違いない。

■ともかく、LS600hでハイブリッドの一つの頂点が提示された。
次の興味は、ここ2年くらいで登場するといわれている次期型の3代目プリウスが、どんな『理想』を謳ってくれるか・・・。太陽をも味方につける、という噂もあるが、果たして!
Ds_07__x_2 Ds_07__x2_1 
TOYOTA HYBRID-X @07ジュネーブショー
                         <2007.05.18 記>


 
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『Motor Fan イラストレイテッド Vol.2』
Mfvol2_ 1冊1テーマという分かりやすい形で自動車技術を紹介するムック本。丹念な取材により、期待を上回る技術分析がされている。また、豊富なイラストでの解説も分かりやすい。
Vol.2は、ハイブリッド車の徹底解剖。付録の目玉記事としてランボルギーニ ミウラの図解も掲載。

【Amazonで詳しく見る】




■レスポンス記事■

【レクサス LS600h 発表】ハイブリッド、累計100万台達成
http://response.jp/issue/2007/0517/article94823_1.html
【レクサス LS600h 発表】ハイブリッド搭載、フラッグシップセダン
http://response.jp/issue/2007/0517/article94822_1.html

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2007年5月18日 (金)

■大宇宙を五尺二寸の身の丈に凝縮させる。

と、大上段に振りかぶってみたのは他でもない。

またしても、茂木健一郎先生の褌で相撲を取ろうという話。
そればかりでは少々気恥ずかしいので自分の味を出そうと企むのだが、勢いで振り上げた備前長船長光の物干し竿、降ろしどころにすっかり困ってしまったのだ。

どうも私は、茂木研の妄想派、星野クンのお仲間のようである。

 

『ふくらましてからぎゅっと絞る』 (『クオリア日記』より抜粋)

人生の要諦は、ふくらましてから
ぎゅっと絞ることにある。

ふくらます方は、銀河大宇宙までやって
よろしい。
絞る時は、身の丈まで絞ろう。

 

本当に身につまされるオコトバです。

まずは、身の丈に合った刀に持ち替えよう。
静かな呼吸音に合わせ、空想の大宇宙を胴太貫に凝縮させる。
機を見るや、絞り込まれたコトバ達がズバッと一閃、
気分はもう、子連れ狼、拝一刀なのである。

Photo_38  

 

あ、また暴走・・・か?
                      <2007.5.18 記>


 
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茂木健一郎さんの『クオリア日記』
”ふくらましてからぎゅっと絞る”にトラックバックします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_5ae6.html

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2007年5月15日 (火)

■『クライスラー売却』 ハゲタカは救世主たりうるのか?

Ptcruiser ■ダイムラー・クライスラー社の北米クライスラー部門について、米投資会社サーベラスが買収することで合意された。サーベラスは、クライスラーの株式、80.1%を55億ユーロ(74億ドル、9000億円)で取得する。
<5月15日 各紙報道より>

 サーベラスは1992年に設立された米国の有力な投資グループ。
アメリカの元副大統領ダン・クエールが顧問を務め、現会長はブッシュ政権下の財務長官だったジョン・スノー。
一時期、買収先としては、カナダの大手自動車部品メーカー、マグナ社が有力視されていた。だが、ロシアのコングロマリット、ベーシック・エレメントがマグナに資本参加することが明らかになった翌日、サーベラスが最有力候補になったと米紙が報じた。

 他社の提示額45~49億ドルに対し大幅に高い74億ドルを提示し、一気にかたを付けたあたりも含めて、国家的な企業防衛というような、非常に政治的な匂いを感じてしまうのだが、気のせいだろうか。

  ともかく、買収先は投資会社サーベラスに決まった。

■さて、興味のポイントは、「投資ファンドが、どのようにクライスラーを復活させるのか」にある。
 サーベラスのジョン・スノー会長(前米財務長官)は、14日の会見で、四半期ベースの利益や証券アナリストの評価ではなく、長期的な成果を生み出すことを何よりも重視する」と、時間をかけてクライスラー再建に取り組む考えを強調した。
 一方、「集中的なリストラを断行したうえで、自動車メーカーなどへの売却を検討する方針」という観測もあり、スノー会長の言葉を額面通りとるのもどうか、と思わせる。

Photo_25 ■キーパーソンは、サーベラスが顧問として招き、クライスラーの取締役に加わると目される、ウォルフガング・ベルンハルト氏(Wolfgang Bernhard、47歳)だ。
彼はクライスラー部門のCOOとして、01~04年の業績回復に手腕を発揮し、ダイムラー首脳と袂を分けた後も、05年、VW社に取締役として参画、品質改善とコスト削減で06年度には過去最大の販売台数を打ち立てることに大きく貢献した。

要するに凄腕再生男なのである。

■今回の状況を見ていて、このベルンハルトさん、「ハゲタカ」の柴野と鷲津にちょっとダブるのだ。
 ベルハルトはクライスラー再建の途上で、身を引かざるを得なかった。そして、今回、その再建の続きを始めるのだ。投資会社サーベラスの思惑は明確ではないが、ベルハルトの想いとズレがあるのは確かだろう。
 この状況で、ベルハルトは何を産み出すのだろうか?

■クライスラーの抱える問題は、以下の3点だと考える。
①年金、医療費の債務負担、合計150億ドル(1兆8000億円)
②SUV等、中大型車中心の車種構成の為、原油高騰で販売低迷。
③ダイムラーの支配力が強すぎることによる経営自由度の制限。
最後の③を除き、アメリカのビック3共通の構造的な悩みであり、解決も小手先では儘ならない困難なタスクである。

■「利益の出ない事業で金をムダにはできない」という言葉は、05年にVWの取締役に就いたときのベルハルトの言葉である。
まずは、徹底的な事業の見直し、要するにリストラはあるだろう。また、お互いにWIN-WINの関係が築ける、緩やかな企業提携もあるだろう。

■しかし、構造的な問題を解決したとしても、企業として元気を取り戻すとは限らない。
 事業再生の主役はクライスラーの社員自身にかかっている。もともとクライスラーは、北米での「ミニバン」の先駆者であり、PTクルーザーのようなクルマを作れる商品提案力の高い企業である。ポテンシャルはあるのだ。
 あとは、クライスラー社員のモチベーションを高め続けるヴィジョンを提示できるかどうか、だと思う。

「危機的な状況にある企業にとってはきわめて重要なのは、問題があると全員が認めること。現実から目を背けてはいけない」

これも、VWの取締役就任時のベルハルトの言葉。力強いリーダーシップを感じさせる言葉である。

■これから、クライスラーはどのように生まれ変わるのか。はたまた、リストラでの短期的企業価値向上策をとり、鵜の目鷹の目の同業他社に売り飛ばされるのか。ひとつ、長い目で見守っていきたい。

■事業を救うのは「マネー」なのか、「人」なのか、それが試されているのだ。
                           <2007.05.12 記>

   
■関連記事■

■人間の再生。 NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_f45b.html

***************************************************
<追記>
「ハゲタカ」スタッフの皆様、
ギャラクシー賞入賞、放送人グランプリ特別賞受賞おめでとうございます。
テーマ性、脚本、演出、演技と4拍子そろった「ハゲタカ」で、
ギャラクシー大賞、決まったようなものですよ!5/31楽しみにしております。
***************************************************

 DVD BOX 【ハゲタカ】
7月発売予定。27%( \ 3,197 )OFF で予約受付中。 
_01_4 【Amazonのレビューを見る】

■NHK『ハゲタカ』製作チームの日記
http://www.nhk.or.jp/hagetaka-blog/ 

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2007年5月14日 (月)

■『帰ってきた時効警察』 第5話 この展開には、おそ松くんもビックリなのだ。エコエコ、アザラ~シ。

今回は、ホラータッチなスタート。ホラー映画の主人公は、その好奇心ゆえに、いつも死ぬほど恐ろしい目に合うと決まっている。さて、霧山は今回、どんな恐ろしい目に合うのだろうか? エコエコ、アザラ~シ。(←意外と気に入っている。)

5 #5 「幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ。」
■脚本 吉田玲子、麻生学・監督 麻生学
2007.05.11放送

■今回のゲストは鶴田真由。
朝の連続ドラマテ「ふたりんぼ」(笑)でデビューした清純派の双子女優、黒井桜子(姉)、桃子(妹)。事件はその映画化作品撮影中に起きた。
 控え室で桜子(姉)が頭から血を流して倒れており、その奥で桃子(妹)が凶器らしきものを持っておびえている姿が目撃される。だが、警官が到着したときには遺体も凶器も消えてしまっていた。しかし、その時間、桃子にはパチンコ屋にいたアリバイがあり、事件は殺人と失踪の両面から捜査されるも、手がかりは無く、時効を迎えた。
 事件以降、桜子の亡霊に関する噂は絶えず、桃子は呪われた女優と呼ばれ、今やホラー作品に引っ張りだこになっている。

■捜査に当たる霧山と三日月。その周りには、もう一人の桃子の存在を匂わせる数々の出来事。果たして、桃子は生きているのか?
 さねいえさんが見つけた「三つ子のピーナッツ」をヒントに、答えにたどり着く霧山。
 そして、ラスト。カードマジックと、熊本さんの趣味の物まねで、まんまと霧山の仕掛けた罠に嵌る桃子。実は、桃子は双子ではなく、3つ子だった。と思ったら、5つ子だった?!!

■どうも今回は、しっくりこない。
 桃子の他に誰かいるな、と思わせる複線がしっかりと張られていて、「三つ子のピーナッツ」で3つ子か、と思わせて5つ子。もう一度見返すと5つ子の複線もちゃんと張られているし、桃子を罠にはめるシーンを含めて、「良く出来たシナリオ」ではあるのだけれど、どこか『時効警察』としては、しっくりこないのだ。
 それは、『推理ドラマとして、ちゃんとしすぎている』ところにあるのではないだろうか。年齢詐称の白鳥その子(りりィ)も、ものまね教室の丹波ゴロー(三宅弘城)も、映画監督の小野田(徳井優)も、双子の謎解きの中に埋没してしまっていて、『時効警察』独特の瞬間的爆発力に欠けてしまうのだ。

■ストーリー展開から外れたところに、如何に無駄なエネルギーを費やすか。そこに『時効警察』の面白さがあるのだと、改めて認識したのであった。

■しかし、鶴田真由さん、年齢重ねてさらにキレイになったなぁ~。ラストは×4スマイルだし。

●●●今回、やられた小ネタ。●●●

■おっと、監督さん、おっと、いつの間にクレーンにのってたの?
■幽霊に出会って、霧山に抱きつこうとする三日月。必死に抗う霧山。「一回くらい、いいじゃない!!」
■アイドル歌手、白鳥その子(18才)の年齢詐称。10歳って、サバ読み過ぎ。と思ったら、15年後には白髪のばーさんになってた。こりゃ、年齢詐称10歳どころじゃないぞ、ぉい。
■三日月さん、交通課の仕事・・・ちゃんとしてたんだー。って、今時、バナナの皮ですべって転ぶか!
■出た!誰にも言いませんよカードのロイヤルストレートフラッシュ!これをやりたいが為の5つ子だったのか。

                       <2007.05.014 記>
■千葉真一はアクションで、箱崎はジャンクションですが・・・
(↑)ある意味、ここが一番素直で笑えた!
(そのあとの、センセーションですが・・・は前回の消し忘れ!?)


 
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・『帰ってきた時効警察』おかえりなさーい♪
・第1話 コーヒー淹れろょぅおい。ここだょぅおい。
・第2話 気負い過ぎはカランカランと虚しく響くだけなのだ。
・第3話 身もフタもないといえなくも無くもないのだ。プクー。
・第4話 今回の主役は、三日月さんだと言っても過言ではないのだ。
 

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■「帰ってきた時効警察」公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

■「映画鑑賞★日記・・・」さんにトラックバックします。
http://yukarin.livedoor.biz/archives/51150377.html

■「似合わない靴を脱ぎ捨てて」さんにトラックバックします。
http://fantasista0228.at.webry.info/200705/article_9.html

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2007年5月12日 (土)

■『ギャップ・ライフ』について考える。「人生」の意味・・・デカルトの先にあるもの。

0101 ■茂木健一郎さんの「クオリア日記」を読んでいると、時々ハッとさせられて、つい人生について深く考えたくなってしまう文章に突き当たることがある。
今回の記事、「ギャップ・ライフ」も、その一つだ。

 
 
 
「クオリア日記」 ギャップ・ライフ 記事

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_8d63.html

■イギリスを中心に根付いている「ギャップ・イヤー」とは、大学入学前に一年ほど、何処にも所属せずに世界を放浪したりする習慣である。それに対して日本人には、履歴書に空白があくことを嫌うところがあって、面白くない。と茂木さんは強く主張する。
是非とも、何処にも所属しない空白の時期である「ギャップ・イヤー」を広めたい。せめて、普段と異なる文脈に自分を置く時期を、1ヶ月でも1日でもいいから持ちたいものだ、と。

その上で、哲学科の大学院終了後、定職に付かず、論文を書かず、けれども学会に出ては、鋭く深い発言を放って、確固たる存在をしめしている友人を挙げ、『ギャップ・ライフ』、一生何処にも所属しない人生もあるのだと、思い至る。

そして、その生き様は、神社の森のように世俗から離れてはいるが非常に生き生きとしたものであり、「ギャップ・ライフ」を貫くことは、何か瑞々しいものを生むのだろうと豊かな気持ちになる。
さらに、その生き方と、遠大な自然や宇宙との相似性に想いを馳せてた上で、実は「全うな生き方」を送った人の人生もまた「ギャップ・ライフ」なのではないかと、その破天荒な想像力は、リアル・ライフに帰還する。

■この記事は、不惑の歳を迎え、もやもやと人生について考え始めた私の心を刺激した。

人生は、加速する。
小学生の頃に感じた永遠とも思える夏と、日々の仕事に追われ、下手をすると四季の移り変わりにすら気付かない中年男の日常の対比。
立ち止まって思いを馳せれば明らかだ。歳を重ねるにつれ、時間の流れは速く、さらに加速していく。

その加速していく時間の中に埋没していると、ただただ流される、ということになってしまう。
「ギャップ・イヤー」は、その事に気付く大切な仕掛けなのだと思う。
さらに、時間の流れだけではなく、今自分が見ている景色があまりにも狭い世界に留まっていることにも気付く。実際の景色は、どこまでも広く、遠く続いているのだ。

落第したり、なんだりと、人生の中で何度か躓いた時があるのだけれども、最近、そういう自分の人生の『節の部分』を振り返ってみて、あながち無駄な時間でもなかったのだな、と感じ始めている。

だが、そういう『節』の時間を生きているときには、どうにも寄る辺の無い、孤独な不安感に襲われるのだ。

■『離人症』という心の状態がある。中学生くらいの頃、時折襲われた恐ろしい感覚である。それは、朝、駅に向かって自転車を漕いでいる最中とかに唐突にやってくる。

今、感じている「現在」が急速に現実感を喪失し、眼に映るもの、耳から聞こえるものと、「私」が切り離される。映画のスクリーンに映った「私で無い」自分を、観客である「私」が見ているような感覚。
それは「人生」という現実世界、時間の流れから突如放り出されて、「今まで、あなたが生きていると思っていた世界は、映画のような実態を伴わない影に過ぎない」と宣告されているようなもので、落語、『粗忽長屋』の熊さんじゃないけれど、「じゃあ、この私はナニなのだ!」という話で、非常に深刻な恐怖を伴うものなのだ。
そして、リモコン操縦のように「私」でない自分に自転車を漕がせながら、じりじりと「現実世界」に復帰するまでの時間を必死に耐えるのだ。

この不思議な感覚が現象としてあながち理屈の通らないものでもないと思わせてくれた本がある。

『マインド・タイムー脳と意識の時間ー』(ベンジャミン・リベット著)では、現実に起きている事象と「意識」がそれを認知するまでに0.5秒の時間のズレがあることを実験で明らかにしている。「意識」は、その0.5秒の遅れを「分かっていたことにする」ことで、自分の時計を0.5秒補正して現実世界とのズレを修正している。
例えば、こういうことである。
クルマを運転していて、急に子供が飛び出してきた。「危ない!」とブレーキを踏むという意思の0.5秒前に、すでに自分の足はしっかりとブレーキを踏んでいるのだ。
そして意識は、あたかもリアルタイムで「私」が対応した。と補正、敢えて言えば「騙す」のだ。

その「騙し」を、意識と脳を含めた体全体の関係に敷衍していくならば、神経科医アントニオ・R・ダマシオが『無意識の脳、自己意識の脳』で語るように、「私」という意識は、脳と体が進化の過程で作り出した実体を伴わない、「映像」なのかもしれない。

だが、仮に「私」という意識が、実体を持たない影のようなものだとしても、確実に「存在する」のだ。
そして、キリンの首の長さが、その進化的な意味合いとは関係なく、生きていく上での意味があることと同じ様に、『「私」という意識』が存在する意味はあるはずだ。

■そして、そういう文脈の中で、自分の天命は何か?ということを考え始めている。

などと、酒を呑みながら、親しい友人にその話をしたら、「それを考えるのはまだ早すぎだ」と笑われた。

けれども、天命について考えない人生とは何だろう。自分が生まれてきた意味は何だろう。父、母が、この名前を自分に授けてくれた時の想いをどう受け止めればいいのだろう。

■『ギャップ・イヤー』として人生の中で立ち止まった時に、私という個人が実は今まで生きてきた所属や社会との関係性から「自由」なのである、と理解する。
と同時に、その時に自然と湧き上がる孤独感は、何らかの社会との関係性の中でしか生きられない、いや、社会との関係性の中で生きるからこそ意味があるのだ、と教えてくれる。

一見、どこにも所属せず自由に生きているように見える人も、もちろん、その人生は空白などではないし、社会と何らかの関係性を維持している。
茂木さんの言う『ギャップ・ライフ』は、「自由」や「空白」ではなく、「自然」な生き方と捉えるべきだろう。だからこそ、『もっとも有為な人生を送ったように見える人でも、実はそれは一つのギャップ・ライフだったのだろう。』という結語にたどり着く。

大切なのは、自然に生きることなのだ。
そのまま感じること。
そのまま味わうこと。
直に生きること。
そうした瞬間、ヒトは『瑞々しい』人生を生きている、ということになるのではないだろうか?

そして、その瑞々しい人生の『結果』として、ああ、これが「天命」だったのかと悟るのかもしれない。
だとするならば、「自分の天命とは何か?」と必死に考える『私』は、熊さん八さん並みの粗忽者だということになるのだが・・・。

大抵の場合、友人の意見は正しいものである。
                       <2007.05.12 記>

■今回取り上げた書籍■

『マインド・タイムー脳と意識の時間ー』
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『無意識の脳、自己意識の脳』
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■ひつじの本棚■ 『無意識の脳、自己意識の脳』 「私」とは何か?

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『無意識の脳、自己意識の脳』
アントニオ・R・ダマシオ 著 <認知神経科学者>

「私」とは何なのか?

デカルトは、「我思う ゆえに我あり。(Cogito ergo sum コギト・エルゴ・スム)」といった。

だが、その「思う我」は脳にだけ宿り、身体無くして存在しえるものなのか?

本書は、意識は脳の中にあるのではなく、身体感覚と連動している『場』のようなものだ、とする【ソマティック・マーカー仮説】を展開した前著、『生存する脳ー心と脳と身体の神秘』の続編。

神経学的症例・実験的事実を基点として、ホメオタシス調節(自己保存、安定性)を切り口に、意識と感情の仕組みをモデル化する

①「原自己」 : 非意識状態、自己認識無し →
②「中核意識」 : 「外界から受ける『感覚』の神経パターンのマップ」を獲得、「自分」と「他者」いう認識の発生。今、現在だけの存在。 →
③「延長意識」 : 過去の「感覚」の神経パターンのマップを再生させたり(記憶)、想定される未来の「感覚」マップを再生したり(予測)できる。時間感覚の獲得。
過去の体験を自伝的に語ることが出来、未来を想像する能力を獲得した『我々の意識』。

まとめるとこういういう感じか。

この考えを赤ん坊の成長過程や、人間に至る進化の過程に重ねてみると面白いと思う。

本書の論理展開は非常に分かりやすく、納得できる仮説であり、『意識』の問題について頭の中が気持ちよく整理された。

もちろん、現時点での「正解」などは無いのだろうけれども、意識について考える「基礎」を形作っておくだけで、世の中違って見えるものである。

(注)前著を読まなくても十分理解は出来る内容だと思うが、ダマシオの考え方を「身体で感じる」ことで理解が深まると思うので、出来れば目を通しておいたほうが良いだろう。何しろ、鉄道事故で前頭葉に棒が刺さったが軌跡的に生き延びた男、フィアネス・ゲージの辿った末路は非常に衝撃的。

                             <2007.05.12 記>

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■書籍『マインド・タイムー脳と意識の時間ー』
ベンジャミン・リベット 著 岩波書店 (2005/7/28)
<Amazon評価>
★★★★☆(レヴュー数 8件)
■『我々は、常に0.5秒遅れた世界に生きている』とはどういうことなのか。我々が当たり前と思っている時間感覚が、脳と身体の仕組みによって修正されているとしたら・・・。推測による議論ではなく、実証的発見をもとに書かれた本であるが故に、非常にスリリングな知的興奮を味わえる一冊である。

      

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■書籍 『脳のなかの幽霊』
V.S. ラマチャンドラン 著 角川21世紀叢書(1999/08)
<Amazon評価>
★★★★★(レヴュー数 20件)
■切断された手足がまだあると感じる・・・。著者は「幻肢」の臨床例に数多く接し治療を行ってきた神経学者ラマチャンドラン博士。「あなたの体そのものが幻であり、脳がまったくの便宜上、一時的に構築したものだ」という驚くべき内容が語られるが、いわゆる「とんでも本」ではない。「自分の身体」だと意識している「モノ」はあくまでも「身体のイメージ」であり「身体そのもの」ではない、ということが、数多くの臨床例を通して語られる。自分の鼻があたかも伸びたように感じる実験など、自分で検証できる方法も載っていて面白い。
    

■関連記事■
■『ギャップ・ライフ』について考える。「人生」の意味・・・デカルトの先にあるもの。

    

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■ひつじの本棚■ 『マインド・タイム』 身体は意識より0.5秒先行する!?

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■『マインド・タイムー脳と意識の時間ー』

ベンジャミン・リベット 著 岩波書店 (2005/7/28)
<Amazon評価>
★★★★☆(レヴュー数 8件)

■『我々は、常に0.5秒遅れた世界に生きている』とはどういうことなのか。

我々が当たり前と思っている時間感覚が、脳と身体の仕組みによって修正されているとしたら・・・。

■あなたは市街地でクルマを運転している。

そこへ脇道から子供が飛び出してきた。

「危ない!」

あなたは、とっさに急ブレーキを踏むだろう。

■だが、あなたの目が飛び出してきた子供の姿を捉えてから「ブレーキを踏む」という行為に至るまでの時間は、子供の姿が見えて「危ない!」と認識するまでの時間より短いのだ!

つまり、「危ない!」と思う前に、身体が反応してブレーキを踏んでいるのである。

■そうすると、【「危ない!」と思う前に、身体が反応してブレーキを踏んでいる】と認識することになるのでは?、と考えるあなたは鋭い。

実験で測定されるそのギャップは、実は、脳が修正しているのだ。

客観的な視点で観察すると、そのギャップはあるのだけれど、当事者である『本人』の意識の中ではその「遅れ」が修正され、あたかもそのギャップなどは無く、『ブレーキを踏む寸前に「危ない!」と思って瞬時にブレーキを踏んだ』、と思い込まされているのだ。

逆に言えば、脳内のネットワークで情報が処理されることで発生する【遅れ】を感じないようにうまく修正している、ということだ。

■このことは同時に、もう一つ重要な示唆を与えている。

【「意識」の指令無しでも、「身体」は自動的に反応し、適切な動作をおこなうことができる】、ということだ。

「自分の意識」ってなに?と考えたとき、

これは、かなり衝撃的なことである。

(この点に関しては、神経学者・ラマチャンドラン博士の『脳の中の幽霊』に詳しい。下記参照方。)

■そのような内容が、推測に頼った議論ではなく、実証的発見をもとに書かれた本であるが故に、非常にスリリングな知的興奮を味わえる一冊なのである。

                          <2007.5.12 記>
                      <2008.01.16 加筆修正>

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■書籍 『無意識の脳、自己意識の脳』
アントニオ・R・ダマシオ 著  講談社 (2003/6/20)
<Amazon評価>
★★★☆ (レヴュー数 7件)
 

【書評】 『無意識の脳、自己意識の脳』 「私」とは何か?
  

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■書籍 『脳のなかの幽霊』
V.S. ラマチャンドラン 著 角川21世紀叢書(1999/08)
<Amazon評価>
★★★★★(レヴュー数 20件)
■切断された手足がまだあると感じる・・・。著者は「幻肢」の臨床例に数多く接し治療を行ってきた神経学者ラマチャンドラン博士。「あなたの体そのものが幻であり、脳がまったくの便宜上、一時的に構築したものだ」という驚くべき内容が語られるが、いわゆる「とんでも本」ではない。「自分の身体」だと意識している「モノ」はあくまでも「身体のイメージ」であり「身体そのもの」ではない、ということが、数多くの臨床例を通して語られる。自分の鼻があたかも伸びたように感じる実験など、自分で検証できる方法も載っていて面白い。
    

■関連記事■
■『ギャップ・ライフ』について考える。「人生」の意味・・・デカルトの先にあるもの。

     

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2007年5月 9日 (水)

■『光化学スモッグ注意報が、発令されました。』

Photo_28 ■久しぶりに昼間の市街地を歩いていて、何とも懐かしいアナウンスを聞いた。何十年ぶりだろうか?
光化学スモッグ注意報が発令されたという、防災無線のアナウンスである。

■私が小学1年生の頃には、この注意報がよく出ていた。反響しても聞き取りやすくするためだろうか、一文節ずつ区切った丁寧なアナウンス。
『週刊新潮は、今日、発売されます。』という、かつての週刊新潮のCMを思い起こさせる独特のリズムは、まだしっかりと耳に焼き付いていて、郷愁とも違う、とても不思議な感覚にとらわれた。

■しかし同時に、未だに光化学スモッグなんてものが発生しているのか!という驚きもあったので、ちょいと調べてみた。

■我がK県のデータだと、ばらつきはあるものの、コンスタントに
5~10日/年、注意報が発令されている。・・・知らなかった。昼間に働いていると、こういう事を知らずに生活できてしまうのだなぁ。と、しみじみする。(なお、本日の注意報は、07年で最初の注意報だったようだ。)
Photo_32

■けれども、健康被害の問題が発生し、対策が打たれた1970年代は別として、80年代以降、あまり注意報発令件数が変わらない、という事実に驚いた。
80年代以降、N0xは減っていないのか?(愕然。別途、調べよう・・・)

■さらに気になるのが、90年代後半以降、健康被害者数(眼が痛い、喉が痛い、頭痛、吐き気などの症状の届出件数)は、ほとんど無かったのに、2005年は226人、2006年は166人の被害者が発生していること。

■これは、ある要因による異常値なのか、或いは継続していくものなのか・・・。
何でもかんでも温暖化に結びつけるのは良くないのだけれども、今日の暑さからすると、どうしても結び付けたくなるのだよね。
ともかく、子を持つ親として、ウォッチしていくべき内容だと思ったのであった。
                        <2007.05.09 記>

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■『プロフェッショナル 仕事の流儀』 現実を見つめ、出来ることをやる。経営者 坂本幸雄 

Photo_26 ■今回は、エルピーダメモリ社長 
坂本幸雄さん。
サムスン電子を初めとした新勢力に追い落とされ、NECと日立製作所がDRAM製造部門を切り離し、統合・設立されたのがエルピーダメモリ。
その厳しい状況の下、経営危機に瀕したこの会社を立て直したのが、坂本さんである。
                          <2007.5.8放送>

■『現実を見つめ、出来ることをやる』。それが、坂本さんのポリシー。そのポリシーにしたがって素早い決断を下し、次々と成功を収めて来た。

■かつて、30代の前半の頃の坂本さんは、『上司の指示に決して出来ないと言わない』という姿勢で、がむしゃらに仕事を進めてきた。そして、結果が出ないことを何よりも恐れていた。その重圧の連続は、胃潰瘍により胃を2/3切除するという結果を招く。

■1ヶ月の入院の後、坂本さんは変わった。『出来ないことを頑張ってやる』のではなく、『出来ることをやる』。
「出来ないこと」というネガティブな部分から「出来ること」というポジティブな部分にフォーカスを切り替えたのだ。
『俺には、出来ることしか出来ない。では、今、自分に出来ることは何か?』と見方を変えることで、自分の周りが見えてくる。
ただ、がむしゃらに自分だけで問題を抱え込んでいては見えてこなかったモノが見えてくるのだ。
そして、目の前の現実を現実として見つめなおすことが出来る。

『現実を見つめ、出来ることをやる』

それが、成果につながるのだ。

■だが、坂本さんの凄いところは、それにとどまらない。
『目の前の現実を見つめ』、その上で、即座に勝負に出るのだ。
結果を考えすぎない。間違ったら、次のこのステップでやり直せばいい。その気楽さ故に、勝負に出ることが出来る。
(実際には、それでもかなりの重圧のはずだが・・・・それが社長の仕事だというのだろうか。)

『メンバーが共感できる夢』を語ること。それがリーダーの大切な資質なのだと思う。
今回の取材の中でも、坂本さんは、かなりの無理難題を提示している。
だが、そこの場に出てくるのは、「困ったな、誰か早く、『出来ない』って言えよ」という『沈黙の声』ではなく、『ココが問題で、それが何とかなれば出来る』という、現場の実情に即した建設的な声だ。
それは、現場が責任を背負いこみ、経営者がそれを追求するような文化の会社では、決して聞かれない言葉だ。

■現場の担当者達が優秀で責任感が強い時、かえって、かつての坂本さんのような状況に陥りがちになるのだと思う。(実感として・・・。)
坂本さんは、その重圧を上手く取り去ってくれるのだと思う。それは、電車通勤し、社員と同じフロアで仕事をし、挨拶をかわす。そういうことで作り出される「雰囲気」とか「場」によって作り出される’文化’なのだと思う。
そうして、現場の状況がトップに伝わるようになっていくのだ。
(「肩の凝る組織」と「血行の良い組織」なんてフレーズはどうでしょう?)
 

理想は『社員が楽しく、安心して働ける会社』と言う坂本さん。
その理想は、ギリシャ語の「希望」を語源にしているという『エルピーダ』という社名に表されている。

■プロフェッショナルとは■
『やっぱり仕事をこうやってて、で、仕事がちゃんとできるだけじゃなくて、プラスアルファのことを考えられること。自分流の何かを乗っけて、その仕事を完成させていくことができる人がプロフェッショナルなんじゃないでしょうか』 坂本幸雄

                           <2007.05.09 記>

■参考図書■
今回の坂本さんの話を聞いていて、この本を思い出したので、参考として紹介させていただきます。

『経営者の条件』
Photo_33 ピーター・ドラッカー著

  

   
  
  
  

■関連図書■

『エルピーダは蘇った』
Photo_34 松浦晋也 著

  

  

  
    

■「この地球を受け継ぐ者へ」さんにトラックバックします。
http://ameblo.jp/shintan-1113/entry-10033042912.html

■茂木健一郎さんの『クオリア日記』にトラックバックします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_5c46.html

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■ひつじの本棚■ 『経営者の条件』 すべての知的労働者へ。

   
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『経営者の条件』
ピーター・ドラッカー著

経営学の古典と言われるが、決して古びてはいない。むしろ、「会社は誰のものか?」等の議論が巻き起こっている現在において、重要な本であると思う。

・組織が共有すべき『成果は何か?』
・そして、組織のそれぞれは、その成果に対して『どうのような貢献ができるのか?』

タイトルにある『経営者:EXECTIVE』とは、

『「与えられた仕事」以上のことをこなす、知的労働者すべて』

を指しており、そうした個人の「充足感」と、その個々人の貢献により成果を上げる組織の共栄について書かれた本なのである。

この本は、読みやすいのだけれど奥が深く、読み返す度に新しい理解が深まるような気がする。自分の実経験に合わせて見えてくるものが違ってくるからなのだろうか。

                          <2007.05.09 記>

 

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2007年5月 8日 (火)

■続・『小笠原諸島、父島』(後編) 東洋のガラパゴスに住む鳥さんたち。母島、聟島。

小笠原シリーズ後編は、小笠原諸島の鳥さんたちについて語ろうと思う。

■前回の記事■
■『小笠原諸島、父島』(1) 太平洋に浮かぶ静かな楽園。
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_6b31.html

■東洋のガラパゴス
 小笠原諸島は、東京から南南東へ約1000キロの太平洋上にある。父島・母島・聟島・硫黄の4列島からなる小笠原諸島は、約5000万年前の火山活動で誕生して以来、一度も陸続きになったことがない日本で唯一の海洋島であり、1830年までは無人島だった。
そのため固有の動植物が独自の進化を遂げ、世界的にも貴重な自然的価値を有している。「東洋のガラパゴス」と呼ばれる所以である。

■母島 <1998年3月訪問>
父島から南へ50Km、ははじま丸に揺られること2時間で母島に到着した。目当てはもちろん、母島固有種【メグロ】だ。生息数は多いようで、比較的簡単に見つけることが出来た。

98_3__ 【メグロ】
スズメ目ミツスイ科 体長13.5cm
メジロの親戚かと思ったら、オセアニア系の南国系の鳥の仲間だそうで、確かに色合いはトロピカル。キレイな鳥です。あまり警戒心は強くなく、ちゃんと写真を撮らせてくれました。満足。満足。
 
 

98_3___1 【メジロ】
スズメ目メジロ科 体長11.5cm
メジロは本土と変わらず、いつものメジロさんだった。
父島でも見かけた。結構、メジロも個体数は多いようだ。ヘビとかイタチとかの天敵がいないからだろうか。
 
 

98_3___2 【オガサワラハシナガウグイス】
スズメ目ヒタキ科ウグイス亜科 
体長14cm程度?
「ホーケキョ、ケキョ」と若いウグイスのような下手な鳴き方をするな、これは方言か?と思ったら違う種類のウグイスでした。
見た目もハラが白く、コロコロして可愛い。
でも、足もとの藪をチチッと渡っていく様子は、本土のウグイスと変わらない。なかなか写真を撮らせてくれないニクイやつなのだ。

95__2 因みに、こちらが本土の【ウグイス】
キレイな歌声に似合わず極めて地味な鳥さんなのです。
なお、時々庭先の梅の花などにやってくるキレイな’ウグイス色’の鳥は、大抵メジロである。ウグイスは、ウグイス色をしていないのだ。
 
 

【イソヒヨドリ】スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科 体長25.5cm
本土でもたまに見かけるイソヒヨドリは、父島、母島ともに、良く
見かけた。
♂は光沢のある青とオレンジのキレイな鳥だが、♀は薄茶色の
渋い色。
この季節、街中や浜辺にて仲良く番いで散歩する姿が見られた。
97_1___2  97_1__

 

■聟島(ケータ島) <1997年1月訪問>
聟島は、父島の北、約50km、小笠原諸島の北側を成す無人の島々である。この時は、船内一泊のケータ島ツアーに参加した。
目的は、空を優雅に滑空する、憧れのアホウドリをひと目でいいからこの眼に焼き付けること。
__3 アホウドリは、かつて日本近海で広く生息していたが、その名の通り、陸上ではノタノタ歩くことしか出来ず、人の手により次々に撲殺、乱獲されて、一時は絶滅の危機を迎えたが、1950年代に、東京の南600Kmにある鳥島にて生息が確認、また沖縄尖閣諸島でも少数が発見され、保護活動のもと現在に至る。聟島には、アホウドリの近種であるクロアシアホウドリ、コアホウドリが生息している。
<上のアホウドリの写真は資料画像(鳥島)>

97_1__1 【クロアシアホウドリ】
ミズナギドリ目アホウドリ科 
体長78.5cm、翼長200cm
全体に黒褐色なのだが、目とクチバシの付け根だけが白く、よちよち歩く姿と相まって非常に愛らしい。ひと目見て好きになってしまった。よちよちと岸壁に向かって歩き、ヒョイとテイクオフする姿もたまらない。
自然の中でこいつらに出会う機会は、たぶん、もう無いだろう。幸せに暮らせよ。と願うばかりだ。
97_1___6 97_1___01_2 97_1___021_2

 

97_1___4 【コアホウドリ】
ミズナギドリ目アホウドリ科 
体長81cm、翼長200cm
全体に白く、翼の上面が黒い。濃いアイシャドウとグレーのほお紅という化粧の濃さが、どうもカワイクナイ。差別はイケンぞ。と思うのだが、クロアシのような愛らしさが無いんだよな。

97_1_ 【野良ヤギ】
聟島には1880年頃に入植が始まり、一時期は25名の島民が牛、ヤギの放牧と甘藷、サトウキビ栽培で生計を立てていたが、1944年頃までには全員退去し無人島となった。そして残されたヤギが野生化し増殖。食害により森を荒らし、草原となり、さらに地面がむき出しになる等の影響が出ている。(東京都による駆除が行われているらしい。)
 
 

__6 【アホウドリ】
<左の写真は資料画像(鳥島)>
鳥島での火山活動を避けるため、2006年から聟島への移住計画がスタートしているようだ。
うまく繁殖してくれると良いですな。
聟島で、いつか彼らに会うことが出来るだろうか? 
現実には、なかなか行けるところじゃないのだけれど・・・。
まぁ、逆にホイホイ行けないところがイイところでもあるのだよな。
                           <2007.05.08 記>

<追記>
城ヶ島からアホウドリが見られるとは・・・これも温暖化の影響でしょうか?
komachi-memo2 さんにトラックバックさせていただきます。

http://komachi203.exblog.jp/5964949

■参考図書■
■本 『フィールドガイド日本の野鳥』
Photo_23  

  

  

   

■小笠原諸島 関連DVD、本■

■DVD 『野口健 ECO×TOUR 小笠原諸島の旅』
__1
  

  

   

■DVD 『ファイナル・ブルー 小笠原イメージスケッチ』
Photo_21
  

  

  

■写真集 『記憶の島・小笠原』
Photo_22  
  

  

  

■本 『好きです!小笠原』
Photo_12  

  

  
  
 

■参考にさせて頂いたHP■

■小笠原自然文化研究所
http://www.ogasawara.or.jp/
■アホウドリ復活への軌跡 
東邦大学理学部生物学科 長谷川博先生のHP
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/index.html

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■『帰ってきた時効警察』 第4話 今回の主役は、三日月さんだと言っても過言ではないのだ。

今回は、三日月さん踏んだり蹴ったり。寝不足でアタマはボーボー、ふらふらしていて自転車に轢かれるは、霧山と真加出がデートすると勘違いして逆上、店屋モンのざるそばをアタマからかぶるは・・・というわけで、遅くなりましたが、第4話です。

4 #4 「催眠術は、推理小説にはタブーだと言っても過言ではないのに・・・」
■脚本・監督 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
2007.05.04放送

■今回のゲストは、ともさかりえ。役柄は催眠療法士で、早速、「一睡もしないで、羊を数えて、撥ねられて、眠いねむい」な状態の三日月を診ることに。ところが『偶然』、その催眠療法士スリープ玲子(ともさかりえ)は、三日月の中学時代の親友だったのだ。(そして、同時に三日月は中学時代に「関取」だったという衝撃の過去が暴かれる。)

■一方、霧山は、小説家・卯月善(矢崎滋)の不倫相手で女流推理小説家の七海奈美(村岡希美)が完全密室状態で殺された時効事件「本格女流推理小説家密室殺人事件」の捜査を始める。『偶然』にも小説家・卯月善(矢崎滋)の娘が催眠療法士スリープ玲子(ともさかりえ)だと知った霧山は、彼女に疑いをかけはじめ、思い余って名刺と間違えて「誰にも言いませんよ」カードを渡してしまう。

■『多め亭』改め、『早め亭』のオバちゃんの無意識に繰り出されるヒントと、遺留品の熊の縫いぐるみの中から被害者の七海奈美の日記が「偶然」見つかり、霧山は真相にたどり着く。そして、スリープ玲子を訪れる霧山と三日月。いつものように霧山は自らの推理を語りだすのだが、スリープ玲子の催眠術に嵌りクラクラに。ところが、皿がテーブルから落ちた音で、玲子の催眠クラクラ空間は消え去り、玲子は事件の真相を語りだす。「実は」霧山は先に、玲子に催眠術をかけていたのだ。

■「つららが溶けて凶器がなくなる」、「虫眼鏡で光を集めて紐を切る」というトリックの「ベタ」さ加減。「偶然」に頼るあまりにもご都合主義のストーリー展開。それでも白けるどころか、見ているものをグイグイと惹きつけるのだから不思議である。ケラリーノ・サンドロヴィッチ。物語よりも、一瞬のシーンの面白さに命を賭けるフシギな作家だ。

■前作#8「桜咲く、合格通知は、死への招待状?」で、変質者のニセ霧山を登場させてオダギリジョーをいじりまわしたサンドロヴィッチの今回の標的は、三日月さん(麻生久美子)。「のだめ」上野樹里をも凌駕する、寝不足三日月のボロボロさ加減。中学時代のあまりにも酷い「関取」さ加減。何もオナラで返事させなくても・・・。そして、歌手デビュー。

■60年代ドラマを彷彿とさせる窓辺での弾き語り。道端でのライブ活動。そして初めてのコンサートは大盛況。新曲「しゃくなげの花」ほか、「月見そばのうた」などを収録したニューアルバム『満月』は大ヒットで、TVに出れば皆がうっとり聞きほれる。おーい、三日月さーん、どこまで行っちゃうの?というところで催眠がとける。

■「小倉を皮切りに全国62ヶ所の大々的ツアーが決定。ラテン系のギタリストが・・・」と三日月の耳元で囁く催眠療法士の助手シーンが実にイイ。どちらかというと、このシーンが今回の謎解きの山場かも。ゲストのともさかりえを差し置いて、今回の主役は三日月さんこと麻生久美子さんなのでした。お疲れ様!

●●●今回、やられた小ネタ。●●●

■編集者、中村さんの髪型。担当の小説家である卯月、七海と一緒に映っている写真で全部髪形が違う。・・・かつて霧山は『嘘をつくと頭皮にかく汗で髪型が変わる』という説を唱えていたが、と思ったら、目の前で、どんどん髪型変わるし、終いには、異星生物か何かのようにモゾモゾと動きはじめるし。髪の毛が霧山に飛びかかってくるんじゃないかと気が気じゃ無かったよ。
■『多め亭』改め、『早め亭』のオバちゃん、さらにパワーアップ。恐るべき予知能力を見せつけた。だが、意外にも店の外では「能力」が使えないことも発覚。さらに真加出さんのお母さんであることも分かり、今後の展開からは目が離せない。
■蜂須賀さん、カメは噛んではいけません。バッチイから。
■またしても凶器は、鈍器(ドンキホーテ)かと思ったら・・・今度は「ヤリ」のほうでした。ドンキホーテ恐るべし。
■前作#8で最後まで解けなかった謎の言葉「またぞろけむたりぃ」が、催眠から覚めた三日月が手にしたCDに・・・。
■残念ながら「はつ洗濯舗」のオバちゃんと謎のロシア人ゴーゴリの再登場は叶わなかった。突然現れて霧山を投げ飛ばし、「あっぱぁ!」と叫んで去っていった真加出さんの彼氏で今回は我慢することとしよう。
                       <2007.05.07 記>
■センセーショナルな人々が巻き起こすのはセンセーションですが・・・


 
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■関連記事■
・『帰ってきた時効警察』おかえりなさーい♪
・第1話 コーヒー淹れろょぅおい。ここだょぅおい。
・第2話 気負い過ぎはカランカランと虚しく響くだけなのだ。
・第3話 身もフタもないといえなくも無くもないのだ。プクー。
 

『帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック + 三木聡×坂口修 作品集』
__8(2007 5/23発売 予約受付中)
今回のサントラには「時効警察」の音楽だけでなく、三木聡監督と音楽・坂口修氏が過去にコラボした色んな作品の音楽が入ってるんですよ。しかも、第4話で三日月が歌った「しゃくなげの花」ほか3曲も収録!(三日月しずか 『満月』) さらにこれだけ多めに入って、お値段たったの3,000円! お買い得ですね~。 <←公式サイトより>
・・・ 三日月しずか 『満月』。まさかの発売です(笑)。
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Photo_95 時効警察オフィシャル本 
オダギリジョー&麻生久美子&三木聡ロングインタビューと撮り下し写真。十文字&蜂須賀刑事の小ネタ裏づけ捜査。鑑識課・諸沢の「こんなもの見つけました」コレクションなど
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_box_1 DVD BOX『時効警察』
全9話+特典映像(・・・非常に気になります。)
今なら、22%、4341円 OFFだそうです。 
 【Amazonで詳しく見る】
   

■「帰ってきた時効警察」公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/

■「映画鑑賞★日記・・・」さんにトラックバックします。
http://yukarin.livedoor.biz/archives/51145672.html

■「似合わない靴を脱ぎ捨てて」さんにトラックバックします。
http://fantasista0228.at.webry.info/200705/article_5.html

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2007年5月 4日 (金)

■『小笠原諸島、父島』(前編) 太平洋に浮かぶ静かな楽園。

ゴールデンウイークも中盤。けれど、今回はどこにも出かける予定が無いので、独身時代に何度か通った、小笠原、父島の思い出を反芻してみようと思う。

Photo ■小笠原諸島は、東京から南へ1000Km、ちょうどグアムとの中間くらいに浮かぶ南の島々。東京、竹芝桟橋から、外洋フェリーおがさわら丸(全長130m、定員約1000人)に乗り込み25時間半のゆったりとした時間をかけて、その静かな楽園にたどり着く。父島は、到達時間からすると、地球の裏側よりも遠い島だ。

■しかし、その遠さが小笠原の魅力なのだ。
右手に横須賀、左手に海ほたるを見ながら東京湾を出る。夕方の海に伊豆諸島を眺め、床に就く。
翌朝、眼が覚めてデッキに出れば、そこは一面の海。海だけが広がる世界。その頃には、日常のあれやこれやがアタマの隅に追いやられ、ただ、海風を感じるようになる。
25時間半という航海時間は、日常から脱出するための『儀式』なのだ。

父島とくれば、深く青い海、そして・・・

■ホエール・ウォッチングだ。
(そろそろザトウクジラのシーズンは終わりだろうか?)

【ザトウクジラ】 背中とシッポしか見せてくれなかったが、
それでも感動!
Photo_2 

【ミナミバンドウイルカ(?)】 
Ds_97_1__ 素潜りの上手い青年が撮ってくれた
お気に入りの写真。
私は水面でプカプカ浮いているのが精一杯だったのだけれど、深海まで続く、吸い込まれそうなブルーの海で、
彼はイルカと遊んでいた。ゴーグル越しに見えるその光景とチュイ、チュイというイルカの声。私は泳ぎが上手くないこともすっかり忘却の彼方で、ただただ、興奮して眺めていた・・・。

■父島の南に寄り添う、南島。
沈水カルスト地形という世界でも珍しい地形。
島の周囲が高く、島の真ん中に扇池というエメラルドグリーンの美しい池がある。島の外の海のブルーとの対比が感動的に美しかった。
Ds_97_1__02 Ds_97_1__03

■境浦の沈船。
Ds_97_____1 落ち着いた静かな海に沈む残骸、第2次大戦中に沈没した濱江丸という船だそうだ。
島内には、いくつか太平洋戦争の名残りが見受けられる。
石窟の中で赤錆に蝕まれつつも筒内に切られたライフルに強い意志を偲ばせる砲塔や、砲撃によるものなのか、無残にも首を飛ばされている二宮尊徳像。
「ここでは、『変化』と言う意味での時間の進み方が違うのだな」、と感じさせる場面である。

■ジニービーチ。
02_1 父島の南西の端。南島に対面するビーチ。島の中程まで続いている道路から外れ、ひたすら南へ歩く。3時間程へとへとになりながら岩山をいくつか越えてたどり着くジョンビーチの奥の岩山を最後の気力で抜けると、宝石のようなジニービーチにたどり着く。
01_4 私がここに行ったのは、10年ほど昔で、しかもシーズンオフだったから、この美しいビーチを独り占め。海パンまで脱いでくつろいでいたら、向こうの南島から人が手を振っていた・・・。
だが、気を付けなければいけないのは、スグ沖の海流が速いこと。ここは太平洋の孤島。うっかり流されたらハワイ行きだ。

■他にも素晴らしい場所は一杯あるのだが、2回、3回と父島に訪れると、あくせく、名所、探検、なんたらツアーに行こうという気がだんだん無くなって来た。
ただ、ボーと静かに海を眺めながら波の音を聞いて、気が向いたら少し泳いでみる。そういう贅沢を覚えるようになってしまったのだ。

■最後に訪れたのが1998年の3月。9年前のことである。でも、あの時に感じた父島の時間の流れ方からすると、今でも、きっと変わらない顔を見せてくれるに違いない。
うちのチビが少し大きくなったら、いつかまた行ってみたい大切な場所なのである。
                            <2007.05.03  記>

■小笠原諸島 関連DVD、本■

■DVD 『野口健 ECO×TOUR 小笠原諸島の旅』
__1登山家 野口健

 

  
  

■DVD 『クジラが帰ってくる島』
Photo_8 写真家 望月昭伸

 

 
  

■DVD 『ファイナル・ブルー 小笠原イメージスケッチ』
Photo_21

 

 
  
  

■写真集 『記憶の島・小笠原』
Photo_22

 

 

  
    

■本 『好きです!小笠原』 
Photo_12

 

 
  

  

■後編■
■続・『小笠原諸島、父島』(後編) 東洋のガラパゴスに住む鳥さんたち。母島、聟島。

    

■小笠原ホエールウオッチング協会 森博士(もりっち)のブログにトラックバックさせていただきます。 http://blogs.yahoo.co.jp/ogasawarawhalewatching/31825219.html

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2007年5月 3日 (木)

■『FX 次期主力戦闘機』について考える。その2

■航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定の件、どうも煮え切らない。

22_2007_05_01_1 ■久間防衛相が、F-22の情報開示をお願いしに行って来る。と張り切っていた割には、5/1に実施された日米安保協議委員会(2プラス2)が終わっても、大したニュースが入ってこない。
 また、4/21には共同通信から、『「防衛省はF-22とF-15FXの二段構えの採用を検討」と複数の日米関係筋が明らかにした。』と配信されたが、あれから1週間以上経つのに共同通信以外からの第2報が聞こえてこない。

■周辺国への政治的影響を考慮して、頬かむりしているのか?
イージス艦情報漏洩にあきれたアメリカさんから、相手にされていないのか?
共同通信のニュースが単発で終わったことを考えると、F-22を売りこみたい人たちと、F-22という最新鋭のおもちゃが欲しい人たちによる、政治的なリークなのではないか?と邪推もしたくなる。

■前回の予想では、『F-15FXで当座を凌いで、F-35を待つ。』というものだったが、ここにきて自信が揺らいでくる。アメリカはF-35すらライセンス生産させないのではないか?と。

■というのは、前回の本誌競馬予想には、「日本でのライセンス生産による技術力維持」と「アメリカのステルス技術流出」の観点が抜けていたからだ。(この、ウツケモノめ!)

Atdx50 ■技本の先進技術実証機(ATD-X)はどうか?試験機初号が2014年では、まだまだ先の話。だし、あくまでも研究機だ。ワンオフの研究機と、量産機では必要とされるノウハウが異なるだろう。日本の先端航空機技術維持の為には、「生産」が欠かせない。
(ところでニックネームの『心神』・・・微妙過ぎデス。)

■むむむ、①日本はライセンス生産で、技術力を維持したい。②だが、F-15や、想定敵機Su-27系の所謂、第4世代の戦闘機では面白くない。③けれど、機密の塊である第5世代のF-22やF-35は、情報漏洩の前科モノにライセンス生産をさせてくれるかは望み薄。

■となると、前回、空自既存の機体や米軍とのインターオペラビリティ(相互運用性)で切り捨てた、ユーロファイター・タイフーンが俄然、良く見えてくる。
・スーパークルーズ(アフターバーナ無しの超音速巡航)が出来る。
・そこそこのステルス性(F-18以上F-22以下)
・性能比較ではSu-27改(Su-35)と4.5:1で有利。
 (F-15最新型は1.5:1、F-22は9:1、数値の技術的な意味は良く分からないので、あくまで参考。 )
・値段も40億円程度とお手ごろ。
・何よりも、ライセンス生産OK。改造OK。というところが魅力。

_02_3 ■何だか、今まで、あんまり興味の無かったタイフーンがカッコ良く見えてきた。カナード翼なんか付けちゃったりして、可愛い奴め!

■日本の航空産業の技術力維持、将来性、経済性から、本誌の本命は思い切ってユーロファイター・タイフーンに変更!
どうだ!防衛省!
時代は変わったのだ。アメさんの顔色ばっかり伺ってたら、ロケット技術みたいに航空技術でも3流国になってしまうぞ!

・・・けれど、結局、目先の利害調整、政治決着で、当面のF-4後継はF-15FXになっちゃうんだろうな。その場の戦術ばかりで、長期的戦略の無いこの国、日本。これでいいのか!
(これでいいのだ~♪ by 筋少。)
                            <2007.05.02記>

F15e_2 <追記>もし、F-15FXで決まるなら、ストライクイーグルは複座だから、神、栗コンビに復活してもらって「イーグル無頼」、期待してしてしまうな。栗さんがWSO(兵器技術士官)務めたら、目隠しでもターゲット外さないぜぃ!なんて。

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■DVD 『ユーロファイター』 ★★★★★ <amazon評価>
Photo_18 ●意外といい機体かも・・・気になります。
低コストを図りながらも高速性と機敏性を両立させ、対地攻撃にも使用されている最新戦闘機「ユーロファイター2000タイフーン」。イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの共同開発によって誕生した機体の航空ショーでの飛行やエピソードを紹介する。
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■DVD 『X戦闘機』Battle of the X-planes  
X
★★★★★ <Amazon評価>
X-35/32の開発物語。超おススメです!
十分なステルス性能を有すること。超音速飛行が可能なこと。S/VTOL性能を有すること。そして、コストはF-22の1/3以下のこと!そんな不可能にチャレンジしたボーイングX-32とロッキードX-35。その開発・試験飛行を現在進行形でカメラが映し出していく。飛行機ファンならずとも、製品開発プロジェクトに関わる人間であれば、垂涎のDVDである。お勧め!!!
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■DVD 『F/A-22 次期主力戦闘機の誕生』 
Dvd_f_22_3
★★★★☆ <Amazon評価>
●やっぱりドキュメンタリーは
「ディスカバリーチャンネル」!

F-15の後継機には、「完全な制空権の掌握」が可能な革新的な戦闘機が求められた。その次期主力戦闘機の座をかけたF-23との開発競争、緊迫感あふれる飛行試験の様子。テストパイロットに焦点を当てたF-22開発ドキュメント。
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■関連記事■
■【次期主力戦闘機FX】F-22Aラプターが有力?
http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/f22a_2c6d.html

■大石英司さんの「代替空港」’FX、自前で行こうぜ’にT/Bさせていただきます。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2007/04/post_fa6f.html

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2007年5月 2日 (水)

■『明日から使える”仕事術”』というのは、伊達ではなかったのだ。

「プロフェショナル 仕事の流儀」。今週は『仕事術スペシャルpart3』、単なる総集編ではなく、今まで紹介されてきたプロフェッショナルの方々の実践的な「仕事術」を探るというもの。

01_9 ■ベンチャー経営者の南場さん、「部下一人ひとりと、ちゃんと向き合うことが良いコミュニ ケーションの為の秘訣だ」という真摯な姿勢は、先に放送された盲導犬訓練士の多和田さんの姿ともダブり、そうだよなぁと深く共感。やっぱり、ノウハウとかテクニックじゃないんだよな。どれだけ相手の立場に共感して、本気で向き合えるか。ということに尽きる。・・・主人公は、部下の一人ひとりなんだよな。

01_10 ■同じくベンチャー経営者の秋山さんが実践している、「高さ1メートル10センチ以上のものをオフィスに置かない」というルール。『どこにいても社内全体の空気を肌で感じられる空間』を狙い。オフィスのあちこちで散発的に『やったー!成功!』なんて声が、聞こえてくるさまが眼に浮かび、勢いのある活性化した組織を想像させる。
背の高いパーティションで自分の部署を囲いたがる、どこかの会社とは大違い。でも、実はそれ以前に、自分も含めて、すぐ目の前の人とも見えない壁を作ってしまうようなところもあって、その見えない壁を取り除くのが本質的な課題なのだ。
『見える壁』と『見えない壁』。2つの壁は独立したものではなく、お互いに影響しあっている。一方を一つの効果的な演出として取り払うことで、厄介なもう一方の壁も取り払われる。そんな、楽観的なイメージが浮かんだ。これは、スグに実践できることかもしれない。

3_3 ■建築家 隈研吾さん。本放送を見ながら、こんなに仕事を請け負って、でも一つ一つ自分の身体で感じながら創造していく。・・・どうやって仕事をこなしているんだろう?と思っていたのだが、今回その秘密の一端を紹介して貰えた。なんと、打ち合わせに15分程度しかかけないのだという。
ポイントは以下の3点
①打ち合わせをする相手を事前に刺激する。
 ・そのことにより、打ち合わせを行う前までに『活性化』。勢いよく打ち合わせに入れる。
②資料や図面、写真を必ず用意させる。
 ・話が具体的になり、議論が空回りすることが無くなる。
③打ち合わせは、物事を決める場。悩んで時間を浪費しない。
 1.今、決める。
 2.相手に任せる。
 3.今度考える。
 ・この3つの分類のどれかを瞬時に決める。
これは、使える!
自分のデスクに張り出しちゃおうか、と思うくらい、しみじみ来てしまった。

■今回は、実はあんまり期待せずに見ていたのだけれど、充実してたな。見てよかった。
ところで、住吉アナが涙を流すほど、おいしいゴハンって、気になるなぁ。早速試してみようか。

01_12 「手間をかけた分だけ、愛情が伝わるのが料理だ」
                  料理人 徳岡邦夫

それは、料理だけに限った話ではない。何事も、手間と愛情が大切なのだ。
                          <2007.05.02 記>

『プロフェッショナル 仕事の流儀〈5〉』 

脳科学者・茂木健一郎が独自の視点で各界のプロに切り込む、NHK総合テレビ人気番組を書籍化。以下の3人のプロフェッショナルが紹介されています。
●ベンチャー企業経営者・秋山咲恵
●テストドライバー・加藤博義
●ライティングデザイナー・内原智史

放送で紹介されていなかった部分も描かれているそうです。
 

■本 『プロフェッショナル 仕事の流儀〈7〉』

以下の3人のプロフェッショナルが紹介されています。
●カーデザイナー・奥山清行
●棋士・羽生善治
●料理人・徳岡邦夫
 

■ 『負ける建築』
Photo_19 隈 研吾 著

   

   

   
   
   

■番組HP、『仕事術スペシャルpart3』
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070501/index.html
■徳岡さんの涙がちょちょぎれる、おいしいゴハンの炊き方。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070501/02.html

■茂木健一郎さんの「クオリア日記」にT/Bします。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_70d2.html

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2007年5月 1日 (火)

■ 新型 『エクストレイル』 「変えないこと」で根付くブランド力。

■4月26日に新型のエクストレイルが公開された。
発売は、この夏になるという。

<新型>07 07_1

<現行>06fr 06rr

■見ての通りの正常進化。若干ふっくらしたかな。と言う程度で、ボクシーな基本的デザインは踏襲されている。ひと目で、「エクストレイルだ!」と分かるデザインだ。

■車両寸法でいうと、全長がひと回り大きくなったところがポイント。
*(現行モデル)<寸法差>
・全長 : 4630mm (4455mm) <+175mm>
・全幅 : 1785mm (1765mm) <+20mm>
・全高 : 1685mm (1675mm) <+10mm> *ルーフレール含まず
・ホイールベース : 2630mm (2625mm) <+ 5mm>
・最小回転半径 : 5.3m? (5.3m) <同等と思われる>
全長延長分は、ほぼリアオーバーハング延長に使われているようで、ラゲッジスペースを拡大している。デザイン的には、リアサイドウインドウ後端の処理によるものか、間延び感はあまり感じられない。
<新>07side_1
<現>06side

■エンジンは2.0L直4のMR20(140ps)と2.5L直4(169ps)のQR25。現行車の2.0Lと280psターボの組み合わせと比べると面白みには欠けるが、妥当な選択だ。
4WDは「オールモード4×4-i 」に進化、登坂、降坂性能の向上が図られるらしい。

■使い勝手で特筆すべきは「ダブルデッキ式トランク」なるラゲッジの引き出し。この手のクルマでよくあるフタを開けるタイプのラゲッジBOXと比べて、容量も大きそうだし、収まりも良さそうだ。何よりもラゲッジに荷物を乗せた状態で出し入れできるところがうれしい。
_1 07_2

■現行車がデビューしたのは2000年11月。ほぼ7年近く売り続けているモデルなのだが、未だに、このカテゴリーの販売トップをほぼ維持し続けている。日産としては珍しく(笑)成功したクルマなのだ。成功したモデルの次期型は非常に難しく、中途半端に「改善」を入れてコンセプトがぼやけてしまい、失敗することが多い。だが、今回のエクストレイルは、敢えて同じコースで直球勝負と潔い。この「変えない」潔さこそが、ブランド力を高めるのだ、と思う。
                         <2007.05.01 記>

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■『クルマ好き』へのお奨め本■
Motorfan_6_4wd あの『Motor Fan』が帰ってきた!
かつて、「CAR GRAPHIC」、「Motor Magazine」と肩を並べつつも、豊富でかつ奥深い自動車技術記事で独特のスタイルを貫いていた雑誌「Motor Fan」。10年ほど前に惜しまれつつも、休刊。
その「Motor Fan」が装いも新たに、1冊1テーマ。という分かりやすい形で自動車技術を紹介するムック本を月イチで刊行中である。
丹念な取材により、期待を上回る技術紹介・分析がされており、プロもうならせる内容。一方、豊富なイラストで分かりやすい解説がされているので、入門者にもうってつけの本である。参考書として並べるもよし、精巧なイラストを眺めて楽しむもよし。
クルマ好きには是非、一度手に取っていただきたい、そんな本です。
<以下のリンクからAmazonの書評が見られます。>
Motor Fan Illustrated vol.1  ディーゼル新時代/512BB図解
Motor Fan Illustrated vol.2  ハイブリッド車の実力/ミウラ図解
Motor Fan illustrated vol.3  最新サスペンション大図鑑/BMW M1図解
Motor Fan Illustrated vol.4 パッケージ&スタイリング論/R-380図解
Motor Fan Illustrated vol.5  エンジンの基礎と最新技術/930ターボ図解
Motor Fan illustrated vol.6 4WD最新テクノロジー /初代RX-7図解
Motor Fan Illustrated vol.7  安全技術の現在/ポルシェ906図解
モーターファン「すべて本」 ・・・おまけ。売れてる順に一覧表示されます。

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■参考■ 競合車との比較<新型エクストレイルとの差>

■トヨタ RAV4 (2005年11月デビュー)
06rav4 ・全長 : 4335mm <▲295mm>
・全幅 : 1815mm <+30mm>
・全高 : 1685mm  <= mm>
・ホイールベース : 2560mm <▲70mm>
・最小回転半径  : 5.1m
・エンジン 2.4L直4(170ps)

■ホンダ CR-V (2006年11月デビュー)
06crv ・全長 : 4520mm <▲110mm>
・全幅 : 1820mm <+35mm>
・全高 : 1690mm  <+5mm>
・ホイールベース : 2620mm <▲10mm>
・最小回転半径   : 5.5m
・エンジン 2.4L直4(170ps)

■三菱 アウトランダー (2005年10月デビュー)
05_5 ・全長 : 4640mm <+10mm>
・全幅 : 1800mm <+15mm>
・全高 : 1680mm  <▲5mm>
・ホイールベース : 2670mm <+ 40mm>
・最小回転半径   : 5.3m
・エンジン 2.4L直4(170ps)

■日産 デュアリス (2007年5末頃?デビュー)
(欧州発の5ドアハッチとSUVのクロスオーバーモデル)
02_5 ・全長 : 4315mm <▲315mm>
・全幅 : 1783mm <≒mm>
・全高 : 1606mm  <▲79mm>
・ホイールベース : 2630mm <= mm>
・最小回転半径 (5.3m?)
・エンジン 2.0L直4(140ps)

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