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2007年5月25日 (金)

■『男が人生の忘れ物に決着をつける時。』 標高8848mの世界。 野口健、チョモランマ登頂。

この度、「富士山・エベレスト同時清掃及びエベレスト登頂」を目的として活動中の野口健は日本時間5月15日(火)AM11時15分にエベレスト登頂を果しました。今回の挑戦は1997年に初めてエベレスト(中国側)に挑み、惜しくも登頂を断念した場所からの再挑戦でした。
1999年にはエベレスト(ネパール側)から挑戦し登頂を果すと同時に、7大陸最高峰世界最小年記録を樹立いたしました。(1999年当時)今回の登頂で、中国・ネパール両側からエベレスト登頂を果した8人目の日本人記録となります。
<野口健事務所 『アルピニスト・野口健のブログ』 記事より抜粋>

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■野口健さんのチョモランマ登頂の音声記録を聞いた。

エベレスト登頂というニュースに慣れてしまっていたのか、正直これほど過酷な世界だと思っていなかった。

野口隊定時連絡の音声記録は現場の過酷な状況を生々しく伝えてくる。
苦しげな呼吸音、激しい咳き込みと共に聞こえてくる野口さんの肉声は、決して文字に起された情報では伝わらない、心の奥底を揺さぶるものであった。

肺を突き刺す乾燥した冷気、体力を奪い去る低酸素、そして滑落の恐怖。最終キャンプ地あたりから次第に余裕を無くしつつも、なんとか明るく冷静さを維持しようとするギリギリ極限の精神状態。その精神を支えるのは登頂への渇望だ。登頂に向けて高揚していく気持ちがひしひしと伝わってくる。

アタック前、最後の『追伸』。万が一の事態を覚悟しつつ、努めて明るいその口調に込められた想いは、聞く者の胸を締め付け、感情を直接振るわせる。

そして登頂。

「結構苦しんでね、最後・・・。でもなんとかなったな。やればできるんだな、やればできるんもんだ。」

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チョモランマ山頂から日本に衛星電話で登頂の報告をする野口
<野口健・公式HP チョモランマ後半戦写真集より>

苦しい息づかいの中でこぼれたこの言葉。なんだか聞いているこちらまでジーンときてしまった。

苦しんで苦しみ抜いた末に何かを成し遂げたとき特有の、『軽くなる』感覚。

自分の体験なんて野口さんの達成したことと比べればケシ粒のようなものかも知れないが、それでも、その時の感覚が胸によみがえり、しみじみと感動を噛み締めた。

だが、野口隊は下山の途中でやりきれない事態と遭遇する。エベレストは、いとも簡単に人の命を奪い去ってしまう。その事態の中で、自らも死の危険と隣り合わせのギリギリの状態でありながらも自分の出来ることをやる。決断し実行する、その強さ・・・。
 

10年前にやり残した事に決着をつけた野口さん。
本当におめでとうございます。感動をありがとう。

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チョモランマ山頂
<野口健・公式HP チョモランマ後半戦写真集より>

最後に、ベースキャンプに無事帰還した野口さんのコメント。

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チョモランマへのリベンジは10年越しの夢でした。

チョモランマに対し自信を失っていた時期もありましたが、それでもリベンジをするんだと宣言し、実行して本当に良かった。

やはり失敗はそのままにしておいてはいけない。サハラ砂漠を単身で横断しようと果敢に挑みサハラに燃え尽きた上温湯隆氏が生前
「冒険とは、可能性への信仰である」
との言葉を残していますが、その言葉の意味、深さを改めて噛みしめています。

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頂上登頂は無理だとしても、
いつか、この目で世界最高峰を見ておきたい・・・。
  
                     <2007.05.25>
 
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<野口健さん公式HPより>
■野口健さん チョモランマからの電話メッセージ(肉声、音声記録)
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0513_1_TEL.html

■チョモランマ後半戦写真集
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0520a.html

■野口健さん 手記 『チョモランマ登頂』
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2007/7_0520.html

野口健さん 公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/

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