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2007年4月10日 (火)

■【次期主力戦闘機FX】F-22Aラプターが有力?

2007年4月6日(金)読売新聞 朝刊2面に次期主力戦闘機(FX)選定に関する記事が載っていた。
要点は以下3点。
●中期防(05-09)では退役するF-4後継機として7機を選定することになっている。
●来年夏までに選定する予定で、調査対象6機種の中から選定中。
●3機種は情報が揃っているが、残り3機種、特にF-22は米国の国内法で輸出が禁止されており、情報開示がされないので、久間防衛相が渡米してお願いしてくる。

■面白そうなので、競馬予想風に、整理してみた。
  (なお、ソースはWikiなどのネット情報なので、あまり信用しないでください。(苦笑))

①枠 : F-15FX(E:ストライクイーグル改) 約50億円+α?
F15e 米 ボーイング(旧マクドネル・ダグラス)
運用開始1988年(F-15E)
ステルス性・・・△?超音速巡航・・・△?
戦闘機としてはF-22を除けば最強だが、如何せん設計が古い。
②枠 : F/A-18E(スーパーホーネット)  約70億円?
F18e01米 ボーイング(旧マクドネル・ダグラス)
運用開始1999年(F/A-18E)
ステルス性・・・△?超音速巡航・・・△?
F-14に変わる米海軍の主力だが、艦載機の為、変更を入れるとコスト高になる。(FSXの選定時もそれで外れた。)
③枠 : F-22A(ラプター)         約250億円!!
F22a_03米 ロッキード・マーティン社
運用開始2005年末
ステルス性・・・◎ 超音速巡航・・・◎
偏向ノズルにより格闘性能もF-15に勝るが、そのステルス性からドッグファイトに入る前に勝負がつくといわれる。最強。でも、お値段は激高。
④枠 : F-35(ライトニングⅡ)  約50億円から上昇中?
X35米 ロッキード・マーティン社
運用開始2010年予定(米国以外転用は2013~15?)
ステルス性・・・◎ 超音速巡航・・・◎ 
独特のセンターリフトファンを持ち、垂直離着陸(VTOL)性能も備えたF-22の小型、万能版。友好国参加型開発であり、規制レベルは低い?しかし、導入可能時期は、まだまだ先の話となる。
⑤枠 : ユーロファイター・タイフーン 約40億円?
__5欧共同ユーロファイター社
運用開始2000年 
ステルス性・・・○ 超音速巡航・・・○
バランスがとれた良い機種。無条件ならコレだろうが、米軍との相互運用性(インターオペラビリティ)を考えると対象外となるだろう。
⑥枠 : ラファール 価格不明(輸出実績なし)
Photo_30仏 ダッソー・アビエーション社
運用開始2002年 
ステルス性・・・○? 超音速巡航・・・○?
タイフーンと同じくインターオペラビリティ上、対象外。

奇遇にも今、ピーナッツをつまみながらこの記事を書いているので、多少値段が高くともヨッシャ、ヨッシャの政治決着というわけで、
ロッキードのF-22で決まり。以上終了。

・・・というのでは面白くないので、もう少し、予想を続けたい。
(要するに好きなのです。)
予想の第一歩は現状把握から。というわけで、現航空自衛隊の戦闘機と仮想敵機について、簡単にまとめる。(個人的コメント込み。)

■航空自衛隊 現役戦闘機と配備数
F4ej F-4EJ改     約100機  
お値段不明。
『ファントム無頼』のラストはF-15への機種転換の話だった記憶がある。改修を重ね、生き延びてきたが、とうとう退役が始まるのかと思うと感慨深いものがある。

F15j F-15J/DJ   約200機 
約100億円/1機(ライセンス生産)
日本の防空の柱。ステルス機が相手でなければ、十分強い。
中学生の頃、百里の航空ショーでコイツのアフターバーナー全開での垂直上昇を見た。内臓をも震わすあの衝撃は忘れない。

F2_02 F-2 支援戦闘機 約100機(平成21年度までにF-1から転換)
約120億円/1機(日米共同開発)
高校生の頃、FSXも国産で!という勢いがあった。俺も開発に加わりたいと思って勉強したのだが、大学に入ってから、生まれてくるのが20年遅かったことに気がついた。今は、別の業界で空を飛ばない機械を設計している。故に、この機体には複雑な思いがあるのであった。

T2ccv03 おまけ T-2CCV
F-2の開発の前に作られた実験機。垂直、水平カナード翼を持つことにより斜めの姿勢で飛行することが出来た。思い入れのある、愛しい機体。

■想定敵機
Su33_su_27k Su-27フランカーシリーズ
ロシア最強戦闘機。中国、インドにも輸出されている。
格闘性能抜群、F-15と互角といわれるが、ステルス性能は低く、F-22相手では歯が立たないだろう。
但し、カッコ良さでは未だ最強!(多分に個人的意見。)

■予想
①欧州勢の2機は、あくまでも比較の対象であって候補ではない。
②そもそもF-2を130機調達する計画であったものが、当初80億円/1機の予定が120億円にも膨らんだため中期防(05-09)で98機に削減されたのが、今回の発端。
③直近の未来でアメリカと戦争することは想定できず、当面ステルス機との戦闘は考えられない。
④また近隣国の核兵器基地への攻撃や制空権掌握は、アメリカ軍の役割である。
⑤とはいえ、戦闘機のステルス機への世代交代は時代の趨勢である。
・・・という訳で。

■結論
①枠 F-15FX で鉄板。間違いなし。
但し、次期調達計画からは、④枠 F-35が対象となるだろう。
もし、F-22になるようであれば、裏でピーナッツが動いたに違いない。何しろ7機×250億円=1750億円!イージス艦が買えちゃうぞ。正常な判断ではありえない!
そんだったら減税しろ!という次第。(大穴で調達中止もあったりして・・・)

■終わりに・・・
人殺しの道具で何をはしゃいでおるのか!と、気分を害される方もあるでしょう。だけれども、男はいつだって、速くて強いモノが大好きなのです。この美しい鳥たちが血にまみれることの無い未来を築いていきたいものです。
                     <2007.04.09 記>

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